補足的な話。「虐殺は善だ」と見なして、侵略を重ねてきた、欧米の歴史がある。世界は「パレスチナ人を絶滅させる」という方針に向かう。
──
解決策は?
パレスチナの問題を解決するには、どうすればいいか? 原理的には、ごく簡単である。当たり前のことを認めるだけでいい。それは、こうだ。
「パレスチナ人の生存を認める」
これは当たり前のことだ。これだけでいい。これだけのことで、パレスチナの問題は一切、解決する。
ところが、これは現実には実現しない。なぜなら、イスラエルがそれを認めないからだ。イスラエルの方針は、パレスチナ全土を支配することであり、そこではパレスチナ人は追放される。パレスチナ人がパレスチナで生存する権利は与えられない。
なぜか? なぜパレスチナ人には生存の権利が認められないのか? なぜそこにはユダヤ人しか生存できないのか?
その理由は、「2000年前にパレスチナにはユダヤ人が住んでいたから」だ。そしてまた、旧約聖書には「パレスチナはユダヤ人の土地だ」と記してあるからだ。
そして、その方針(イスラエルの方針)を、欧米もまた認める。かくて、
「パレスチナ人の生存を認める」
という方針は否定される。当たり前のことが認められない。ここに問題の根源がある。
※ 「パレスチナ人の生存を認める」というのは、次の言葉でも同義である。
・ 2国家共存を認める
・ オスロ合意をあらためて合意する
・ イスラエルが侵略(入植)をやめる
このどれにしても、結果は同じとなる。
なお、そのいずれも、イスラエルの方針(イスラエルによる全支配)とは正反対だ。
──
なお、これを裏付けるため、先の NHK スペシャルのページから引用しよう。
イスラエル/ニル・バルカト経済産業相「イスラエルは、いかなる土地も占領などしていません。パレスチナ人の土地など、そもそもないのです。2000年前、3000年前にさかのぼってください。地面を掘れば、どこにでもユダヤ人のルーツがあります。ここは唯一のユダヤ人国家なのです」
鴨志田記者「“占領”という言葉は受け入れないわけですね」
イスラエル/ニル・バルカト経済産業相「当然です。あり得ません」
鴨志田記者「アメリカのバイデン大統領が、“2国家共存”を求めていますが」
イスラエル/ニル・バルカト経済産業相「明らかにうまくいかない解決策を押しつけないでいただきたい。パレスチナ暫定自治政府と次の一歩など到底考えられません」
( → 衝突の根源に何が?記者が見たイスラエルとパレスチナ? - NHKスペシャル - NHK )
パレスチナ人の生存権を認めず、すべての土地を奪い取る、という方針は一貫している。「そこはもともとオレたちのものだからだ」という理屈。
虐殺は善
「虐殺するのは悪いことだ」
というのが、近代社会では合意されてきた。しかし、歴史的には、「虐殺は善だ」とされてきた。
古いところでは、欧米はアフリカやアジアや北米・南米で植民地を支配して、原住民を虐殺してきた。特に、オーストラリアではアボリジニを虐殺し、北米ではインディアンを虐殺し、中米ではインカ文明やマヤ文明を滅ぼし、南米ではインディアンを絶滅させたあとにアフリカの黒人を大量に導入した。いずれにせよ、虐殺による絶滅を繰り返したが、そのことは当時は「善」とされた。
中東ではイスラム教徒が多かったが、そこでは「十字軍」による征伐がなされた。このときもまた、イスラム教徒を「異教徒」と見なして、虐殺するのが正義だと見なされた。
聖書では、キリスト教に従わない異教徒を虐殺するのが正義とされています。
(申命記7章1〜2節、ヨハネの福音書3:36、マタイ10:14など)
( → Yahoo!知恵袋 )
上記の紹介に従って、引用文を求めると、こうだ。
申命記 第 7 章
1. あなたの神、主が、あなたの行って取る地にあなたを導き入れ、多くの国々の民、ヘテびと、ギルガシびと、アモリびと、カナンびと、ペリジびと、ヒビびと、およびエブスびと、すなわちあなたよりも数多く、また力のある七つの民を、あなたの前から追いはらわれる時、
2. すなわちあなたの神、主が彼らをあなたに渡して、これを撃たせられる時は、あなたは彼らを全く滅ぼさなければならない。彼らとなんの契約をもしてはならない。彼らに何のあわれみをも示してはならない。
( → 申命記 )
「あなたは彼らを全く滅ぼさなければならない」という言葉で、異教徒を滅ぼすことを是認している。
この件は次の文献でも示されている。
→ ユダヤ・キリスト教は大量虐殺を唱導
米国建国の侵略
イスラエルがパレスチナの土地を奪う理由は、「そこはもともとオレたちの土地だ」ということだが、その理由は、2000年前にそうだったからだ、というものだ。2000年も前のことを、今さら持ちだしている。(とっくに時効になっているはずだが。)
さて。それと同じ理屈を米国に適用するとしたら、どうなるか? 米国は 500年前まで、インディアンのものだった。2000年どころか、500年だ。ならば、米国もまた、「インディアンの土地だ」ということになって、インディアンに返還するべきだろう。
現実には、米国はそういうことはしない。単に先住民の土地を奪うだけだ。要するに、2000年前にはユダヤ人のものだったから」というのは、ただのこじつけである。本心は、「武力で侵略して奪い取る」ということだけだ。……イスラエルもそうだし、米国もそうだ。イスラエルは武力でパレスチナ人の土地を奪う。米国は武力でインディアンの土地を奪う。どっちみち、先住民の土地を武力で奪う。それが本心だ。
米国はインディアンの土地を奪って、大量に虐殺して、ほとんど絶滅寸前にまで追い込んだ。イスラエルもまた同じ。パレスチナ人の土地を奪って、大量に虐殺して、ほとんど絶滅寸前にまで追い込む。……それがイスラエルの方針だ。(その点では、ヒトラーと同様だが、もっとひどいとも言える。ヒトラーはユダヤ人の土地を奪ったわけではないからだ。むしろ、自国領に舞い込んだユダヤ人を虐殺しただけだ。悪質度の点では、ヒトラーよりもイスラエルの方が、ずっと悪質度が高いと言えるだろう。ヒトラーが奪ったのは、命と宝石だが、イスラエルが奪ったのは、命と土地だ。前者は泥棒だが、後者は侵略だ。)
※ 歴史的には、1492年にコロンブスが北米に到達したあと、北米に入植する白人がどんどん増えていった。そうして白人が次々とインディアンを虐殺して土地を奪っていったあげく、1776年に、独立宣言の形で米国という国家が構築された。
※ 米国における侵略は「フロンティアスピリット」という名分で賛美された。大量のインディアンを殺害することは、英雄的に素晴らしいことだとされた。往時は「西部劇」というジャンルがあり、カウボーイが早撃ち拳銃でインディアンを次々と仕留めるのが「カッコいい」とされた。
※ 次々と土地を奪われたインディアンが反攻して弓矢などで攻撃を加えると、「悪のインディアンの襲撃に対抗する」という名分で、次々と虐殺を繰り返して、絶滅に追い込んだ。こうしていくつもの部族が絶滅していった。……このような形と同様の民族絶滅が、パレスチナ人の運命となる。それを支持するのが、米国だ。(特に、福音派と共和党だ。)
※ なぜそんな残虐なことをするのかというと、それが彼らにとっての「正義」だからだ。(ロシアよりももっとひどい。)
トランプの影響
パレスチナの状況は、近年、急激に悪化している。その主たる理由は、入植が急激に進んでいることだが、それを主導したのがネタニヤフだ。(昔はシャロンだった。)
さらに、別の理由もある。そのネタニヤフの方針は、欧米からは支持されなかったのだが、先にトランプが大統領になったとき、トランプが従来の米国の方針を大転換したのだ。トランプは、イスラエルの侵略の方針を支持するようになった。エルサレムのすべてをイスラエルのものだと認めて、入植も是認した。こうしてイスラエルの侵略を大々的に支持することで、これまでの関係は急激に変化して、安定的な状況は崩壊した。
つまり、トランプが安定を崩壊させたのだ。このとき以後、次のようになった。
アメリカというイスラエル最大の同盟国との関係は、間もなく劇的に変わることになる。
ネタニヤフ氏は、オバマ氏の後任のドナルド・トランプ大統領(当時)を、歴代の米大統領の中で「最高の友人」と呼んだ。
トランプ政権は2017年にエルサレムをイスラエルの首都として正式に認めると発表。翌2018年には米大使館をテルアヴィヴからエルサレムへと移し、アメリカが長年が継続してきた政策を転換した。
イスラエルはかねてエルサレムを首都と主張してきたが、パレスチナは東エルサレムを将来建設する国家の首都にするとしている。国際社会はエルサレムに対する主権をイスラエルに認めておらず、これまですべての国が大使館をテルアヴィヴに置いてきた経緯があった。
トランプ政権のこの転換により、アメリカとパレスチナの協力関係は崩壊した。
( → 【評伝】 イスラエルを作り変えた「やり手」 ネタニヤフ氏退陣 - BBCニュース )
そのあと、バイデン大統領になると、一応は安定的になると見込まれたが、アメリカの大統領選が近づくと、「トランプ再選」の見込みが強まったので、ネタニヤフはバイデンの要求をことごとく拒否して、ガザで大攻勢を仕掛けている。バイデンがいくら「やめろ」と言っても、聞く耳を持たない。
もちろん、トランプや共和党や福音派は、ネタニヤフの攻撃をけしかけるばかりだ。
ドイツの援助
こんなに虐殺を続ける虐殺国家であるイスラエルは、国連憲章違反や国際法違反の咎で、処罰されてしかるべきだろう。ところが、現実は逆だ。米国はイスラエルに巨額の軍事援助をしている。( → 前項 )
それだけではない。ドイツもまた、イスラエルに援助をしている。そのせいで、訴えられてしまったほどだ。
オランダ・ハーグの国際司法裁判所で8日、パレスチナ自治区ガザ情勢を巡り、ドイツに対しイスラエル支援の停止を命じるよう求めてニカラグアが請求した暫定措置(仮処分)の審理が始まった。ニカラグア側は口頭弁論で「ドイツはいまだにイスラエルへの軍事援助を続けている」と批判した。
ニカラグアは3月の書面で、ドイツがイスラエルに政治、財政、軍事的支援を提供した上、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)への資金援助を打ち切ったと指摘。パレスチナ人へのジェノサイド(民族大量虐殺)を防ぐためにあらゆる措置を取る義務を怠り、ジェノサイド条約違反だなどと主張した。(共同)
( → ドイツはイスラエル支援停止を 国際司法裁でニカラグア、審理始まる - 産経ニュース )
ドイツはイスラエルが昨年調達した武器の約3割を売却しており、その総額は3億2650万ユーロ(約538億円)に上る。独DPA通信によると、防空システムの部品と通信機器が大半を占めているという。
ドイツ国内では、イスラエルへの武器売却を批判する声が高まっている。
公務員のグループは7日、「イスラエル政府への武器輸出を直ちに中止する」よう、ショルツ氏に書簡で要求。
( → ドイツ、「集団虐殺」で国際司法裁に提訴される イスラエルへの武器輸出めぐり - BBCニュース )
この記事によると、ドイツの軍事援助は、防空システムや通信システムに限られ、ガザの住民を直接殺害するための軍事援助ではないらしい。その意味では、「まとも」と言えなくもない。
しかしながら、次の事実が判明した。
イランが発射した計約 350のミサイルやドローンのうち、99%を戦闘機や防空システムで迎撃したと強調した。
イランから発射されたのはドローン約170機、弾道ミサイル 120発以上、巡航ミサイル 30発以上。迎撃には米国や英国、フランスなども協力し、ハガリ氏は「我々はイランの攻撃を共に阻止した」と語った。
( → イラン、イスラエルに報復攻撃 350のミサイル・ドローン「99%迎撃」:朝日新聞 )
イラクのミサイルに対抗するための防空網には、米国や英国、フランスなども協力したそうだ。ドイツもこの種の防空システムの一環として組み込まれているようだ。となると、米国、英国、フランス、ドイツのすべてが、イスラエルに軍事協力していることになる。
こうして防空システムを整備してもらったから、イスラエルは後顧の憂いなく、ガザにおける攻撃に専念できるのだろう。
みんなで協力して、パレスチナ人の虐殺に邁進しているわけだ。
※ ドイツはかつて、ナチスがユダヤ人を虐殺したことを、反省した。そこで今回、イスラエルのユダヤ人がパレスチナ人を虐殺することを支持している。「ユダヤ人を虐殺したことを反省するとは、ユダヤ人が他民族を虐殺することを支持することだ」と思っているわけだ。……呆れる。
日本とイラン
日本はどうか? それは、例によって「欧米の犬」という方針から、はずれていない。毎度毎度、同様である。(尻尾を振るポチだ。)
→ イランのイスラエル攻撃、岸田首相「エスカレーションを強く非難」:朝日新聞
イスラエルがイランの大使館を先制攻撃したときには、何も言わなかったくせに、イランがイスラエルに報復すると、大々的に非難する。イスラエルが先に殺害したときには黙っていたくせに、イランが一人も死なせない程度の攻撃をしたことに大々的に非難する。
これはまったく道理が通らない。「報復」に対する態度が正反対だ。
イスラエルがガザ時で大量虐殺しているときには、「ハマスが先に 1200人を殺したから、イスラエルが報復で何万人を殺してもいい」という言い分を容認した。
それでいて、イスラエルが先に大使館で殺害したときには、「イスラエルが先に人を殺したから、イランが報復で1人をケガさせた」という言い分を大々的に非難する。
どちらも「報復」なのに、あまりにもバランスが崩れている。イスラエル寄りの程度がひどすぎる。
また、イスラエルがガザで病院を爆撃したことには、日本政府はイスラエルをまったく非難しないで、自分の感情を表現するだけに留めた。
1. 10月17日(現地時間)、ガザ地区ガザ市にあるアル・アハリ病院が攻撃され、多数の死傷者が発生しました。罪のない一般市民に多大な被害が発生したことに、強い憤りを覚えます。病院や一般市民への攻撃は、いかなる理由でも正当化されません。犠牲者の方々に哀悼の誠を捧げ、御遺族に対し哀悼の意を表し、負傷者の方々に心からお見舞い申し上げます。
2. 我が国は、これ以上一般市民の死傷者が出ないよう、全ての関係者が国際法を踏まえて行動することを求めます。また、一般市民の安全を確保し、事態を早期に沈静化するよう、各国と連携しつつ、更に尽力していきます。
( → ガザ地区における病院への攻撃について (外務大臣談話)|外務省 )
ここでは「イスラエル」という言葉は出てこない。イスラエルがやったことについて、「イスラエル」と名指しすることもしない。かわりに、こう述べる。
強い憤りを覚えます。 哀悼の誠を捧げ、 哀悼の意を表し 心からお見舞い申し上げます。
自分の感情を述べるだけだ。イスラエルを非難することはない。かわりに、「全ての関係者が国際法を踏まえて行動することを求めます」と述べるだけだ。「イスラエルは自省せよ」と述べるかわりに、「全ての関係者」と述べている。
呆れるしかない。これほどにも、イスラエルの犬となっている。ご主人様を名指しすることもできないありさまだ。
まあ、米国の犬としては、「名指しできない」という忠実さと、自分の良心とで、その間に挟まって、身動きできないのかもしれない。その意味では、名指しはできないまでも、良心を感じているだけ、まともなのかもしれない。イスラエルの虐殺を正当視する欧米とは違って、「正当視はできないが、名指しはできないまま、おのれの良心の痛みを表明する」というだけ、まともなのかもしれない。
しかしそこには正義はない。ただの飼い犬根性があるだけだ。飼い犬として、忠誠心と良心の板挟みにあっているだけだ。
それが今の日本だ。
[ 付記 ]
「イスラエルが日本を攻めてきたら、日本は全領土をイスラエルに明け渡すしかない」
と前項で述べた。( ¶ )
さてと。あとで思ったが、これは名案かもしれないぞ。「イスラエルがガザで虐殺するのは正当だ」と主張する人もいるのだから、その理屈で、イスラエルは日本人を虐殺して、日本の領土をすべて奪ってしまえばいい。日本は「平和主義」を唱えて、武器を放棄するのが国是らしいので、武器を放棄して、平和主義を唱えて、絶滅してしまえばいい。そうすれば、イスラエルは日本の全領土を奪えるし、パレスチナ人は現在のパレスチナに居住できるし、日本人は国是に従って平和主義とともに絶滅する。
これで、三者三様に、自分の目的が達成される。すばらしい名案だ! (皮肉とイヤミだけど。 (^^); )
※ 「おまえはイヤミを言いたいだけか?」と疑う読者もいるだろうが、違う。「イスラエルに絶滅させられるパレスチナ人の運命と、平和主義を唱える日本の運命は、どちらもそっくりだ」ということだ。どちらも将来には「絶滅」しかないからだ。今のパレスチナ人の運命は、将来の日本の運命なのである。日本人は、パレスチナ人の絶滅を見ながら、「明日は我が身」と思うべきなのだ。(そもそもイスラエルによる侵略を座視して放置しているんだから、自分が絶滅することになっても、仕方あるまい。ロシアと中国が手ぐすねを引いている。)
※ 「じゃあ、かわりに防衛費を増やせばいいんだな」と思う人もいるだろうが、それも勘違いだ。「ミサイル防衛網」「オスプレイ」なんていう、金ばかり食って効果が僅少の兵器ばかりを買うようでは、防衛費を多額に投入しても、ただの浪費にしかならない。最近では、「 F-35 の倍額の金をかけて、半世紀前の旧型ヘリコプターを購入する」という無駄が追加された。
→ チヌーク2.5倍、イージス1.5倍 防衛装備品、軒並み高騰:朝日新聞
→ 自衛隊に異変が…「F35ステルス戦闘機よりも高い輸送ヘリ」を大量購入の「ウラ事情」
アイアンドームがあれほど効果があるのなら日本も真似したいですね。国土の広さが違うのですが大都市上空だけあれで防衛すればよいと思います。そうすればもう少し他国に言いたいことが言える国になると思います。
──
> この迎撃にかかった費用は信じられないほど高額で持続可能なものではない。
> 国防軍のリーム・アミノアッチ元准将は「弾道ミサイルを迎撃したアローミサイルは350万ドル、巡航ミサイルを迎撃したデービッド・スリングは100万ドル、無人機を迎撃した戦闘機の運用にも多額の費用がかかっており、今回の迎撃にかかった費用は40億シェケル〜50億シェケル(1,600億円〜2,000億円)だ」「逆にイランが支払った攻撃費用は我々が支払った迎撃費用の1/10にも満たない」「イランは数年後に今回の規模の攻撃を何十回も行えるようになるかもしれない」
https://x.gd/oSj40
──
日本はミサイル防衛網に兆円単位の金を投じているが、それよりはるかに安い額のミサイルを撃たれれば、ミサイル防衛網はやがては弾切れになって、無効になる。
ミサイル防衛網よりも、はるかに精度を高くミサイル攻撃を阻止できて、コストは格安になる方法がある。
> 日本のミサイルが敵ミサイルに向かうのでなく、逆に、敵ミサイルが日本の「誘蛾灯」に向かってくる。かくて 100発 100中 ふうに敵ミサイルを打破できる。性能は圧倒的に上となる。しかもコストは格安だ。
http://openblog.seesaa.net/article/502585448.html
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日本のミサイル防衛網は1兆円規模だが、ミサイルを 100発受けても、被害総額は 1000億円に満たないので、攻撃をそのまま受け入れた方が、はるかにお得である。
そもそも攻撃先は、軍事基地や重要施設に限られるので、民間人に被害が出ることはほとんどない。もともと心配する必要はないのだ。
※ ハマスの場合は、ミサイルではなく、超安価なロケット弾なので、意味が違う。
イスラエル内閣はいつも少数政党の不安定連立政権なので、閣僚もそれぞれ言うことが異なります。閣内一致など全くありません。それをもって「イスラエルの一貫した意思」というには語弊があります。右派は過半数ではないのですが、連立の都合上、右派の意見が結構通る結果になる。現在は戦時内閣で戦争中ゆえ主戦派の言が強いのは明らかです。
一方、ハマス他パレスチナ側の組織も同様です。自爆しようが相手が一般市民や外国人滞在者であろうが、とにかくイスラエルに関わる人間は殺す。自国側の被害の多寡など二の次。100倍返し上等。パレスチナ一般市民がいくら死んでも構わないむしろ多いほうがイスラエルの残虐性をアピールできて望ましい。聖戦に犠牲はつきもの。
どちら側も一般市民側は戦争のない平和な状態を望んでいたとしても、国(組織)どうしの争いはずっと続いており、お互いに存在を認めない原則を取り下げません。もちろん、イスラエル側の軍事力が圧倒しているので被害には大きな偏りがあります。
イスラエル国民としては当事者ですから、自分たちの生存権を犯すのであれば敵側の犠牲はやむを得ないと考えることでしょう。パレスチナ側も当然のことながら同様で、だから争いは決して終わりません。管理人様はイスラエルの軍事力が圧倒的だからイスラエル国存亡の危機なんて大げさだと一笑に付しますが、彼ら自身にとっては現実なのです。それゆえ当事者同士ではなく世界各国の連携・協調による解決が望まれるのですが、欧米側・アラブ側ともに利害関係が絡み合い過ぎて効果的な対応ができないまま何十年も経てしまっています。
欧米諸国の対応はある意味一貫していて、欧米が善と考える民主主義を尊重する国・民族を支援するということではないでしょうか。そうではない国・組織があれば、一般市民の犠牲は国・組織が悪いからで仕方がないもの、やむを得ない犠牲、という判断をしているのではないでしょうか(何度も繰り返しますが、私がそれを主張したり容認したりしているわけではありません。念のため)。東京空襲や原爆投下など一般市民の大虐殺について戦争を終わらせるためにやむを得ない作戦であったと言っている通り、たぶん非民主国家における何十万・何百万の死者は「やむを得ない」の範疇なのでしょう。そこに向かって「お前らは悪魔だ。鏡を見よ。虐殺を止めよ。軍事援助をするな」そう叫んで、歌って、長期的には効果があるでしょうが、日々生じている犠牲を止める即効性は期待できないと思います。確信犯というか、わかっていてやっているわけですから。
そこで「困ったときのopenブログ」に期待しているわけです。
なんか、このところの記事を拝読しておりますと「要するに、ユダヤ人の存在が問題なんだよ。彼らを世界中から一掃すれば平和になるんだよ」という結論になっちゃってるような気がするのですが、そいういうわけではないのですよね?
https://jp.reuters.com/world/us/KQGOI2HVCZNNNIZD7V7J5F4XK4-2024-03-25/
https://www.politico.com/news/2024/04/13/trump-lays-blame-for-strike-on-israel-on-democrats-rips-into-prosecutors-in-new-york-case-00152121
Speaking at a rally in Schnecksville, Penn., as sirens sounded in Israel and the Iron Dome defense system intercepted drone attacks, Trump said that both Hamas’ Oct. 7 attack and the Iranian aerial attacks on Israel “would not have happened if we were in office” and criticized what he said was President Joe Biden’s “weakness” abroad.
トランプはイスラエルに攻撃やめろと言ってますが
言っていないでしょ。何かを引用したいのであれば、その言葉をきちんと引用しましょう。
原文は
>> 戦争を終わらせなければならない」と語った。
とある通り。別文では
>> 10月7日のハマスの攻撃とイランによるイスラエル空爆は「もし我々が行動していたら起こらなかっただろう」と述べた。
ともある。
要するに、戦争の終了という結果だけを求めているのであって、「イスラエルの攻撃の中止」は求めていない。
本当のことを言えば、彼が主張しているのは、「私が大統領になれば、こんな悲惨なことは起こらないから、私を大統領にしろ」という我田引水の主張をしているだけだ。
「イスラエルは攻撃をただちにやめろ」
と言ったら、ものすごく立派だが、そんなことはひとことも言っていない。あなたが頭のなかで妄想を作っているだけだ。
──
とはいえ、トランプは「物事を自分のために利用しようとするエゴイスト」であるだけであって、本質的な悪人ではないようだ。殺人を容認するほどの悪質さはないようだ。
その意味では、殺人を容認している(見て見ぬフリをしている)ドイツや日本の政府よりは、はるかにまともである。ドイツや日本の政府には「おまえは悪魔だ」と告げる必要があるが、トランプにはその必要はないようだ。「殺人は悪だ」と理解できているからだ。その点では、悪魔でない。
普段は「自分は善人だ」と自惚れている連中ほど、一転して、悪魔になっていることに気づかないものだ。
同意です。彼の行動様式は(自分にとって利益になる)重視で過程を軽視います。
今はバイデンの全てを否定することが自分の利益になると思っているのでしょう。
>ドイツや日本の政府には「おまえは悪魔だ」と告げる必要があるが、トランプにはその必要はないようだ。「殺人は悪だ」と理解できているからだ。その点では、悪魔でない。
>普段は「自分は善人だ」と自惚れている連中ほど、一転して、悪魔になっていることに気づかないものだ。
同意です。
日本はマスコミ含めて国民が「自分たちに殺人を止める術がない」と思って諦めてしまってるのでしょうか。
傍観していることこそが「悪、殺人」であると言う意識が希薄すぎると思います。