2024年03月23日

◆ 武力と平和主義 .19

 (前項 の続き)。
 平和を構築するためには、どうすればいいか? これまでに述べた話をまとめて、結論ふうに述べよう。

 ── 

 パレスチナにおける方法


 パレスチナに平和をもたらす方法は、二つある。下記だ。
  ・ 世界に向けて訴える。「おまえは悪魔だ」と。
  ・ 世界が平和のために協力する。包括的合意。

 この二点について、以下では詳しく述べよう。それぞれ、章を立てる。

 悪魔だと訴える


 平和を構築するためには、世界に向けて訴えるべきだ。「おまえは悪魔だ」と。
 世界が悪魔的であることについては、前項で述べたとおり。
 百万人の虐殺に加担するのが、米国・欧州・日本だ。
 悪魔と化したのは、イスラエルだけではない。欧州各国及び日本もまた悪魔と化した。
 こうしてわかっただろう。悪魔であるのはイスラエルだけではない。米国・欧州・日本もまた、虐殺を止めるどころか、虐殺を推進しているのだ。
 イスラエルはやろうとしている。そして、それに協力するのが、米国・欧州・日本だ。いずれも、イスラエルの「百万人虐殺計画」に協力して、ガザの住民を餓死させようとする。食料援助停止という形で。
 悪魔はイスラエルだけではないのだ。
( → 武力と平和主義 .18: Open ブログ

 このような欧米の悪魔性については、もっと前にも述べた。
 悪に染まっているのは、ロシアとイスラエルという2国だけではない。イスラエルによる大虐殺を見て、それを非難することも止めることもできないでいる(むしろ支持している)欧米もまた、同じく、悪に染まっているのである。
 これまで欧米人は、かつてのヒトラーの悪行を批判してきた。あのような悪行をなしたのは他人であって、自分たちはそういう悪行を批判する善人だと思っていた。自分たちが大虐殺を支持することなど決してあり得ないと思っていた。自分たちは心のきれいな善人だと思っていた。
 しかし事実はそうではなかったのだ。(中略)
 これまで欧米は、ウクライナを侵略するロシアを悪魔だと見なしてきた。また、ウイグルで虐殺をする中国を悪魔だと見なしてきた。一方、虐殺を非難する自分たちは正義の味方であり、天使のようだと見なしてきた。
 しかし、イスラエルの大虐殺を是認したとき、すべては反転した。ここでは、イスラエルの大虐殺を是認する欧米は悪魔であり、イスラエルの大虐殺を非難する(パレスチナに平和を求める)ロシアが天使である、となった。それまでとは立場が反転してしまった。
( → 武力と平和主義 .7: Open ブログ

 だからこそ欧米に向かって告げるべきなのだ。「おまえたちは悪魔だ」と。
 それはつまり、鏡となれ、ということだ。欧米の人たちは自分たちの姿が見えない。自分たちが悪魔であることに気づかない。だから、人々が鏡となって、彼らに本当の姿を教えるべきなのだ。「おまえたちは悪魔だ」と。「自分を天使だと自惚れているのは錯覚だ。本当の姿は悪魔なのだ」と。

 人々は鏡となるべきだ。それはつまり、「声を上げよ」ということでもある。ただしその声は、歌を歌うだけではない。平和を賛美するだけではない。そんなことだけでは不十分だ。もっと大切なことがある。それは、真実を告げることだ。
 真実とは? 「おまえたちは悪魔だ」ということだ。その真実を告げることこそが、何よりも大切なのだ。
 そのために、人々は声を上げるべきなのだ。
 人々が何もしなければ、戦争は止まらない。しかし戦争を止めることは、まったく不可能だというわけでもない。たとえこの世界が悪魔に握られているのだとしても、悪魔に抗するための声を上げることはできる。……それは、平和を求める声だ。平和を望む声だ。
 あなたの声は世界に響くだろう。
 そのとき、悪魔の目には涙が生まれ、悪魔の心には優しい心が生じるだろう。それは、敵を許そうという心であり、敵もまた仲間だと思う心だ。……そういうふうに理解したとき、悪魔は自らの姿が元のような人間の姿に戻っていくことを知るだろう。
 そのために、声を上げよ。口を開け。空を仰げ。……あなたの声を世界に伝えよ。
 人々が平和のために声を上げれば、戦争を止めることはできる
( → 武力と平和主義 .12: Open ブログ

 だから今こそ訴えるべきなのだ。欧米に向けて。「おまえたちは悪魔だ」と。「おまえたちは、虐殺を容認することで、自ら悪魔になっていったのだ」と。
 そのために、鏡としての役割を果たすべきなのだ。声を上げることで。

  ※ 世界中の人々が欧米の政府に向けて反戦の声を上げよ、という趣旨。声を上げるときには、ジョン・レノンの歌を歌うのでもいい。ここでは、大勢の声が必要なので、少数の人々が声を上げるだけでは足りない。

 世界の協力と包括的合意


 人々の声を聞いて、欧米は自らの姿に気づくかもしれない。悪魔である姿に。そのとき、彼らが自らの姿を恥じれば、彼らは態度を改めるかもしれない。そうであることを期待しよう。彼らに残るわずかな良心が、彼らの眠っていた意識を覚醒させることを期待しよう。(さもなくば悪魔と化した人類は自滅するしかない。やがては人類絶滅に至るしかない。)

 では、彼らが覚醒したら? そのときは、どうすればいいのか? 平和のために努力するとして、いったい何をすればいいのか?
 それについては、すでに先に示した。
 では、平和を望む人々の声を聞いたあとで、周囲の国々が平和を望んだなら? そのあとで戦争を止める方法は、前項よりも、もっと前に記してある。それは、(当事者ではない)第三者の力で、状況そのものを変えることだ。

 その原理は、タカ・ハト・ゲームを使って説明した
( → 武力と平和主義 .13: Open ブログ

 以上のアイデアによって、「エゴイズムによって悪魔になる」ということ(人間の本性)を脱するように、状況を整備することができる。

 状況を変えるということは、容易ではない。ゲームのプレーヤーには不可能だ。
 しかし、ゲームのプレーヤーでなく、世界や社会の全体などならば、全員の合意によって、状況を変えることはできる。
 戦争というものは、戦っている2国だけでは状況を変えられないが、世界の全体が介入すれば、状況を変えることができる。
 そのように状況を整備することで、人の心を悪魔から天使にすることも可能なのだ。
( → 武力と平和主義 .10: Open ブログ

 ここでは、世界が協力すること(平和を構築する状況を整備すること)の必要性を示した。
 では、そのための具体的な形は? それを示そう。

 ──

 平和を構築する状況を整備するとしたら、パレスチナにおいては、次のことが大切だ。
 「世界の全体が 平和を目的として協力すること」


 具体的には、次のようなことだ。
  ・ 双方の共存を、双方に合意させる。
  ・ 攻撃停止と領土不可侵を、双方に合意させる。
  ・ 合意を遵守する側には、世界が援助する。
  ・ 合意に違反する側には、世界が処罰する。


 このように状況を整備することで、どちらの側も平和が保証されるし、平和を維持することが得なので、平和が実現する。
 逆に、平和を拒めば、世界から処罰されて、大損するので、勝手に侵略することもなくなる。
( ※ タカ・ハト・ゲームの最適配点を世界全体で構築する。)

 ──

 なお、このことを実現するには、次の二点が必要だ。
  ・ 米国はイスラエル支持一辺倒をやめる。
  ・ アラブはパレスチナ支持一辺倒をやめる。


 米国はイスラエル支持一辺倒をやめる必要がある。イスラエルが勝手に侵略したなら、イスラエルを処罰する必要がある。(これは現状の方針とは正反対だ。現状ではイスラエルによる侵略を支持するだけという一辺倒だからだ。 → 武力と平和主義 .16 )

 アラブはパレスチナ支持一辺倒をやめる必要がある。ハマスが勝手にイスラエル国内を攻撃したなら、ハマスを処罰する必要がある。(これは一部のアラブの方針に反する。イランはハマスに協力しているからだ。)

 要するに、平和を構築する状況を整備するためには、米国やイランが現状とは正反対の方針を取る必要がある。これらの国が「戦争支持」から「平和支持」に転じる必要がある。
 換言すれば、「特定の国(または民族)を支持することを、平和を支持することよりも、優先する」という現行方針を改める必要がある。
 それはできるか? 非常に困難だ。イランの方は、まだ何とかなるかもしれないが、米国が「イスラエル支持」を捨てて、「平和支持」に転じることは、限りなく困難だ。(なぜなら、ユダヤの商人による支配があるからだ。 → 武力と平和主義 .16

 結局、平和を構築するために、何よりも障害となっているのは、米国の「イスラエル支持一辺倒」という現状なのだ。彼らは平和よりもイスラエルを重視する。イスラエルのためとあれば、平和など糞食らえだ。平和が大切だとは、これっぽっちも思っていないのだ。
 そして、それだからこそ、冒頭に述べたことが大切となる。つまり、彼らに教えるべきだ。「おまえたちは悪魔だ」と。
 ( ※ 同様のことは欧州にも成立する。)


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 結局、平和を構築するための方法はある。それは(当事者以外の)世界の各国が、平和を構築するための状況を整備することだ。そのために世界各国が合意することだ。これを「包括的合意」と称することにしよう。
 包括的合意は実現するか? それは非常に困難だ。現状の「仲間だけを支持する」という方針とは正反対で、「仲間以外にも平和をもたらす」という方針だからだ。世界的な方針だからだ。……それはエゴイズムとは正反対の方針である。エゴイズムに染まった国(米国や欧州など)では採用しにくい方針だ。
 しかし、それなしには平和は実現しない。だからこそ、包括的合意をめざす必要がある。

 そして、欧米にそれを促すためには、真実を告げることが必要だ。「エゴイズムに染まった おまえたちは悪魔なのだ」と。「戦争と虐殺を放置する おまえたちは悪魔なのだ」と。「金を望むがゆえに 自らの手と口を血に染めている おまえたちは悪魔なのだ」と。その真実を教えるべきなのだ。
 そのための鏡となるべきなのだ。それがつまり、声を上げるということだ。平和のために声を上げるということだ。


 ※ もし人々が天使のように声を出せば、この地上は救われるかもしれない。この地上を悪魔から救うためには、人々が天使のように声を出す必要があるのだ。人々が無言である限りは、平和は訪れない。



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 最後に


 最後にひとつ言っておこう。前にも述べことだが、次のことだ。
 「平和を実現するには、平和を望むことが必要だ」
 このことは、下記でも述べた。
 平和を実現するには、平和を望むことが必要だ。だが……
 
 前項で示してのは「平和をもたらす方法」だった。ただし、この方法によって平和があっさり実現するとは限らない。なぜなら、この方法が有効になるには、その前提があるからだ。
 前提とは? 「平和の意思」だ。つまり、「平和を望むこと」だ。それがあらかじめ必要となる。

 「いちいち確認するまでもない。誰だって平和を望むのに決まっている」
 と思う人もいるかもしれないが、そんなことはない
 
 欧米はどうか? ウクライナについては、平和を望んでいた。
 ところがパレスチナについては違った。欧米はパレスチナについては平和を望まなかった。むしろイスラエルによる侵略を支援した。
 民衆レベルではイスラエルの虐殺を批判する声も多数上がったが、政府レベルではイスラエル支援の方針は揺るがなかった。
 こうして欧米は「平和を拒否する」という方針を取った。

 以上からわかるだろう。「平和の意思」は自明ではない。「平和を望む」ということは、当たり前のようでいて、当たり前ではないのだ。

 前項で示したのは、「平和を望むならば、平和を実現する方法」だった。しかし、その前提としての「平和を望むこと」が、なかなか達成しがたいのだ。

 平和を実現するための道具があるとしても、その道具があるだけで平和が実現するわけではない。
 平和を実現するためには、何よりも、平和を実現しようとする強い意思が必要だ。平和の意思が。
( → 武力と平和主義 .11: Open ブログ

 このことこそ、このシリーズで最も強調するべきことだ、とも言える。なぜなら、現状では、その意思がないからだ。

( ※ あるのは「平和になればいいな」という願望と夢想だけだ。そこには強い意思はない。)





 《 予告 》

 シリーズはこれで一応の完結になりますが、このあとちょっと、オマケが少し続きます。補足的な話。
 

posted by 管理人 at 23:10 | Comment(16) |  戦争・軍備 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
この「武力と平和主義」シリーズはとても素晴らしかったです。私自身も学ぶことがたくさんありました。有難うございました。

ただ、お前は悪魔だと断言(ジャッジ)することは逆効果のようにも思えます。
「悪魔の目には涙が生まれ、悪魔の心には優しい心が生じるだろう」という言葉がありましたが、目に涙と優しい心が生まれるならば元々悪魔ではないでしょう。

それぞれの個人もその個人の集合体である国家も自己都合、利己的動機(私欲)で動いているのです。それは悪魔だからではないでしょう。

利己的動機(私欲)を超える何かの概念あるいはシンボルが必要でしょう。
Posted by SM at 2024年03月24日 10:09
> 元々悪魔ではないでしょう。

 これへの回答として、文中の引用部に、次の一文を追加しました。

> 以上のアイデアによって、「エゴイズムによって悪魔になる」ということ(人間の本性)を脱するように、状況を整備することができる。

 ※ 「悪魔になる」という趣旨。
Posted by 管理人 at 2024年03月24日 10:23
> 利己的動機(私欲)で動いているのです。それは悪魔だからではないでしょう。

 利己的動機で動くことで、結果的に悪魔になる。だからその(自ら意図しなかった・意想外の)真実に気づけ。そうしようとは思わなかったし、自分では天使になろうとしていたのに、いつのまにかおまえは悪魔になっていたのだ。だからその姿を教えて上げる。私たちが鏡となって。
 ……そういう趣旨です。

>>>> 欧米に向かって告げるべきなのだ。「おまえたちは悪魔だ」と。

 個人ではなく国家に向けての言葉です。
Posted by 管理人 at 2024年03月24日 10:34
シリーズに関し、いろいろ書かせていただきましたが、忍耐強くご対応賜りありがとうございました。

・ 双方の共存を、双方に合意させる。
・ 攻撃停止と領土不可侵を、双方に合意させる。
・ 合意を遵守する側には、世界が援助する。
・ 合意に違反する側には、世界が処罰する。

この最後の結論については、じつに仰るとおりだと思います。そして実現に至る道の困難さも思います。というか、1つとして出来ないまま何十年を経て今日があります。オスロ合意がかなり画期的なものであったはずなのですが、当事者双方が破棄し、各国も全く一致できず、ポシャってしまいました。国内の反対を振り切ったラビンは殺されてしまいました。

そのような長期的解決の前に差し迫った現状をどうするという部分で、とにかく即時停戦すべきとする管理人様と、ハマスが徹底抗戦中の中難しいのではないかという私とでは意見は異なります。「プレーヤーには不可能」ということですが、たぶん私は市民(プレーヤー)の立場でモノを言っていたので「無理ではないか」という意見になるのでしょうね。管理人様がハマスの指導者だったら、イスラエル首相だったら、どのように行動されますでしょうか。

欧米に対して「おまえたちは悪魔だ」と指摘すること。聞く耳があるかどうかは、かなり疑問です。世界対戦の時も、その後の各地の戦争でも、自国(あるいは自由主義・民主主義勢力)に敵対する「敵」には、まったく容赦がありません。民間人の犠牲やむなしで一環していると思います。東京空襲や原爆投下なんて正気の沙汰ではありませんが、基本的にそういうやり方を続けてきたわけです。独裁国家ではないので、つまり民意の過半数が支持しているということでもありましょう(民意の操作も当然やっているでしょうが)。

平和の意思。強い意思。

どのくらいの国が、それを持っていることでしょうか。「平和」を維持できている国家が、どのくらいあるのでしょうか。基本的に、自国が(比較的)平和であれば、もうそれで十分と思う人々が多いのではないでしょうか。北朝鮮、チェチェン、チベット、ミャンマー、アフガニスタン、シリア、ソマリア、南スーダンetc、民間人虐殺が進行中のところが多すぎて、いちいち嘆いていられないというのが実際のところではないでしょうか。今平和なところでも、ひとたび何かがあるとユーゴスラビアでもルワンダでもどこでも、すぐに凄惨な状況に陥ってしまいます。

結局、人間の本性が争い・戦い・殺し合いなのだということに帰結しないでしょうか。孟子か荀子か、なんてことは歴史が物語っているようにも思えます。その中にあって確たる「良心」を持ち、拡げ、世界中で平和を達成する。気が遠くなりそうですが、それが出来なければ人類は自滅するわけですね、きっと。
Posted by けろ at 2024年03月24日 22:09
> 管理人様がハマスの指導者だったら、イスラエル首相だったら、どのように行動されますでしょうか。

 私はブルジョワ戦略を推奨しているので、「国内にいる敵国人」だけを罰します。
 イスラエルなら、自国領に入ったハマス兵士を逮捕する。
 ハマスなら、入植しているイスラエル人を逮捕・誘拐する。
 いずれにせよ、敵国領土には入りません。それはブルジョワ戦略に反する。また、殺人もしません。逮捕・勾留・誘拐だけ。

 ──

 悪魔だと訴えるのは、少数の人が訴えただけでは無理でしょうが、多くの人が声をそろえて訴えれば、政府も耳を傾けざるを得なくなります。
 多くの人が訴えるようになるには、最初は少数の人が声を上げて、多くの人に共感を求める必要があります。そのためには、歌は有効です。
 平和の意思が必要なのは、国ではなくて、人々です。国に頼るだけでは、平和は実現しません。各人が自ら、平和の意思をもつことが必要です。
 他人任せではダメです。
Posted by 管理人 at 2024年03月24日 23:02
 私がイスラエルの首相だったら、ただちに入植をやめて、入植地を全部、返還します。
 これでハマスの攻撃の名分がなくなるので、ハマスは攻撃しなくなるでしょう。かくてイスラエルに平和がもたらされます。めでたし、めでたし。

 仮にハマスの攻撃が続いたら、そのときには反撃する名分が出るので、「そうなったら報復するぞ」と予告します。
 現状では、入植が続いているので、イスラエルの侵略には何ら名分が立ちません。むしろ、攻撃されて当然だ、となる。他人の家に入った泥棒は、ぶんなぐられて当然だ。
Posted by 管理人 at 2024年03月25日 00:12
>欧米に向かって
>「自分を天使だと自惚れているのは錯覚だ。本当の姿は悪魔なのだ」と。
>平和を構築するための方法はある。それは(当事者以外の)世界の各国が、平和を構築するための状況を整備することだ。
>そのために世界各国が合意することだ。これを「包括的合意」と称することにしよう
「お前らは悪魔だろ」と訴えるのは具体的にどんな方法でしょうか。
例えば一市民の立場で言えば、近所の人に言う、SNSで発信するなどの方法がありますが。

管理人さんは「世界の各国が平和のための環境整備を進めよ」と述べてますが
結局これは指導者の能力に帰結しませんか。
例えば、ベトナム戦争は、従軍記者が撮った映像が世界に流れ
「アメリカは悪魔じゃん」ということが世界中にばれ、アメリカ人は反戦運動に傾きました。
(これはもしかして管理人さんのいう平和を求める声の揚げ方の一つかも?)
そして大統領選挙で「ベトナム戦争終結」を公約にしたニクソンが当選しました。
(ジョンソン大統領は出馬すらできず)
今で言えばバイデン大統領の退場こそが平和への道ではないですか。
彼はロシアを煽り戦争を止めることができず、イスラエルの虐殺でもオロオロしてるだけです。
多分完全にボケてるのでしょうが、ロシアの虐殺は悪い虐殺で、イスラエルの虐殺は正しい虐殺という
態度はまともな政治家ならば取りません。
トランプは第一次政権で戦争の馬鹿らしさ(というより経済的にまったく無益という主張)を訴え
大きな戦争は起こさなかっただけでもマシではないでしょうか。
Posted by カエル at 2024年03月25日 02:44
 トランプはイスラエル全面支持です。虐殺支持。入植支持。
 バイデンは少なくとも現在、虐殺を止めろと言っています。

> トランプは第一次政権で戦争の馬鹿らしさ(というより経済的にまったく無益という主張)を訴え
大きな戦争は起こさなかっただけでもマシではないでしょうか。

 バイデンがウクライナ戦争やガザ虐殺をもたらしたわけじゃないですよ。たまたま時期がそうだっただけ。
 トランプの自己宣伝の嘘八百を信じるなんて、人はだまされやすいものだな。トランプの嘘を信じるのは、支持者だけかと思ったら、そうでない人までトランプの嘘を信じるのか。
Posted by 管理人 at 2024年03月25日 09:27
>平和の意思。強い意思。
>基本的に、自国が(比較的)平和であれば、もうそれで十分と思う人々が多いのではないでしょうか。

私もそうです。そりゃ小さな子どもが残虐に殺される写真や動画を見せられれば、なんてひどい国(人たち)だと憤ります。これはどんな人間にも本性として備わっている共感性に基づく喜怒哀楽の感情でしょう。毎日のように掲載される幼児を折檻で殺したとかの国内の事件を、新聞記事で読んで感じる感情と同じでしょう。

個人が歌を歌ったり、大使館前でデモをしたり、声を上げるには限度があります。それは現在も左派の人たちがやっていますが、目に見えて広がっていると感じません。いつも同じ人たちばかりです。主張もやり方もどんどん広がるものではないんでしょう。私のような老人はエネルギーが尽きかけていて大したことはできませんが、そのために政党があり、政府があり、国連があるのではないでしょうか。
私ができることは「人類はなぜいつまで経っても、殺し合いをやめることができないのか」についての自分の考えを追求し、それが人類が戦争をやめるための一つのヒントになればと思います。

その意味で、このシリーズは私には大変参考になりました。

>多分完全にボケてるのでしょうが、ロシアの虐殺は悪い虐殺で、イスラエルの虐殺は正しい虐殺という態度はまともな政治家ならば取りません。

昨日米国内におけるユダヤ人の団体の主張がインターネットに出て、それに対するたくさんのコメントと共に読みました。今のイスラエルのやり方には賛同しない、共存を目指せと言う主張です。米国内の若いユダヤ人の中にも同じような意見があると読んだことがあります。
でも米政府を動かすユダヤロビーを形成するユダヤ人は、そんな人たちではないでしょう。数も大きく違うでしょう。
コメントの中に、米国内に1、2のユダヤ人の自治州を作れという主張がありましたが、イスラエルを捨ててその自治州に移ると言う方法もあるように思いました。
イスラエルの人口は高々1000万、日本は少子化で悩んでいます。地方はこれから過疎化が進むと言われます。日本に来てもらってもいいんじゃないかと言う気もします。

どうやって危機を乗り切るか?
いろんなアイディアがあるし、当然個人の利害も絡みます。
それを超えても戦争をやめさせることができる(できた)と言うことは人類にとってとても大きいと思います。
Posted by SM at 2024年03月25日 12:35
>トランプはイスラエル全面支持です。虐殺支持。入植支持。
https://www.nbcnews.com/politics/donald-trump/trump-israel-gaza-finish-problem-rcna141905
やめろと明言してますが
>バイデンは少なくとも現在、虐殺を止めろと言っています。
バイデンは「悪魔」なんですよ。これは私の主観じゃない。
管理人さんが「悪魔」だと言ってるんです。
誤読ではないですよね。「悪魔」であるはずの欧米のボス=アメリカ大統領なんですから。
「悪魔」が「オレは虐殺をやめろと言っている。けれどネタニヤフが聞いてくれないんだ」と述べたのをどう信じるんですか?

私は、トランプを正義と言っているわけでは有りません。
バイデンとトランプという悪魔同士だったら、トランプの方がよりましである可能性が高いと言っています。
加えて、バイデンもトランプも退場して、平和を望む人がアメリカの大統領になったほうが
かなりマシになると言ってます。

これに対する返事はいりません。
トランプがイスラエル支持といい、バイデンは虐殺をやめろと言って擁護してる次点で
管理人さんが悪魔であるはずの欧米に騙されてますから
(感情的にトランプが嫌いなのかもしれませんが)
Posted by カエル at 2024年03月25日 12:49
>だからこそ欧米に向かって告げるべきなのだ。「おまえたちは悪魔だ」と。
>それはつまり、鏡となれ、ということだ。欧米の人たちは自分たちの姿が見えない。
>自分たちが悪魔であることに気づかない。
>だから、人々が鏡となって、彼らに本当の姿を教えるべきなのだ。「おまえたちは悪魔だ」と。
>「自分を天使だと自惚れているのは錯覚だ。本当の姿は悪魔なのだ」と。

>人々は鏡となるべきだ。それはつまり、「声を上げよ」ということでもある。
>ただしその声は、歌を歌うだけではない。平和を賛美するだけではない。
>そんなことだけでは不十分だ。もっと大切なことがある。それは、真実を告げることだ。
>真実とは? 「おまえたちは悪魔だ」ということだ。その真実を告げることこそが、何よりも大切なのだ。
>そのために、人々は声を上げるべきなのだ。

繰り返しの質問ですが、
・「人々」とは具体的に何を指すのか
・「人々」はどういう手段で「真実(欧米があくまであること)を伝えるのか」「声をあげればいいのか」
・その対象は何なのか。
お教えください
Posted by カエル at 2024年03月25日 12:54
> やめろと明言してますが

 そんなことはありません。記事から引用すると、こうだ。

>>>> トランプ前大統領は火曜日、イスラエルはハマスとの戦争で「問題を終わらせる」必要があると宣言した。 …… トランプ政権は「イスラエルがテロ組織ハマスを打ち破り、解体し、永久に破壊することを全面的に支持する」

 「少しずつ戦うのではなく、一瞬にしてハマスを殲滅する」としか読めない。パレスチナに原爆でも落とすつもりだろう。

> バイデンは虐殺をやめろと言って擁護してる

 私が擁護しているんじゃなくて、マスコミがそう報じている。ちゃんと読みましょう。
  → https://x.gd/gFwcY

 ──

 訴える人々とは、世界の民衆です。
 訴える対象は、欧米や日本の政府です。
 訴え方は、千差万別。どういう訴え方でもいい。民主主義では、表現の自由は保障されています。自分でいろいろと考えるといい。そんなことまで、手取り足取りで、私に聞かないでほしい。赤ちゃんじゃないんだから、歩き方ぐらいは自分で考えてほしい。

 ブログやツイッターに書くだけでもいいけどね。
Posted by 管理人 at 2024年03月25日 14:03
私の考えは述べましたし、それに対する管理人さんの考えはわかりました。
Posted by カエル at 2024年03月25日 14:25
BBCのニュースを何度も見ました。イスラエルのおばさんが、ガザは神様から与えられた自分たちの土地で、そこに入植するのは自分たちの権利であり使命だと言っていました。ネタニヤフさんはこんな人を代表しているのです。
 BBCの記者はこの人を極端な人と見ているようですが、だからと言ってイスラエル支援をやめようとは言っていません。ベトナムの時とは違って自分たちの血を流さない限り反戦運動は起こりません。
 結局、ガザ全体にイスラエルが入植し、イスラエル軍が全土を掌握して決着するのを欧米は待っているのだと思います。イスラエル人の人質がなかなか見つからないのもそのための時間稼ぎなのかもしれません。
 これでロシアと欧米はアイコになりました。
Posted by ひまなので at 2024年03月25日 16:23
人間は利己性(私欲)が第一究極因であり、誰でも私欲を持っています。だから私欲で行動する個人を否定したり、悪魔だというつもりはありません。
でもそれが丸見えというか、それで行動する政治家や政党を応援はしません。
人間は、私欲以外のものも持っていてそこに共鳴するからです。

私は野党で骨のある左派政党を応援しています。でもその党も知恵がありません。ロシア・ウクライナ問題でも、イスラエル・パレスチナ問題でも、上から目線でどちらが正でどちらが邪かジャッジし、一方的です。両者を考えると言うことがありません。個人の活動家と同じようなレベルで柔軟性がありません。
単に戦争反対のアピールではなく、イスラエル国民を日本に受け入れるといった眼を見張るような画期的な案を出してくれば、個人が思いつきで言うのではなく党としてまな板に乗せると言った意味で出してくれば、この党が社会で見直されると、私は思います。党のためでもなく日本のためでもなく、人類のために行動する。それぐらいしないとこの党の飛躍はあり得ないと思います。
Posted by SM at 2024年03月26日 17:54
 トランプとイスラエルの関係については、下記記事が詳しい。

 → https://x.gd/AdygG

 つまり、トランプはキリスト教の福音派と結びついているが、福音派はユダヤ人と結託しているので、

  トランプ = 福音派 = ユダヤ人(イスラエル)

 というふうに結託する。かくてトランプとイスラエルは結託する。その上で、イスラエルによる「パレスチナの全面占領と、パレスチナ人の追放」という方針を取る。
  
 トランプを理解するには、「福音派」という概念を考慮する必要がある。
 ちなみに、福音派の福音とは、原語ではエヴァンゲリオンという。
 人類救済のためにパレスチナ人を地上から抹消するという人類補完計画の実行をしているのがイスラエルで、その支持者がトランプ。
Posted by 管理人 at 2024年03月29日 00:43
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