百万人の虐殺に加担するのが、米国・欧州・日本だ。
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各国が虐殺に加担
悪魔と化したのは、イスラエルだけではない。欧州各国及び日本もまた悪魔と化した。そのことは次の記事からわかる。
UNRWAへの資金拠出の一時停止を決定したのは、拠出額の多い順に、米国、ドイツ、EU、スウェーデン、日本、フランス、スイス、カナダ、英国、オランダ、オーストラリア、イタリア、オーストリア、フィンランド、ニュージーランド、アイスランド、ルーマニア、エストニア
( → 国連事務総長はUNRWA活動継続保証を訴え、資金拠出一時停止が18カ国・地域に拡大 - ジェトロ )
「この世の地獄」と清田氏はガザの現状を表現する。ラファにあるUNRWAの避難所には2万8000人が押し寄せ、トイレが500人に一つ、シャワーが3000人に一つ、食料は必要量の半分ほどの状況。栄養状態が悪く、A型肝炎や細菌系の下痢、呼吸器疾患が広がっているという。
そうした人道危機の深まりの中で、日本はイスラエルと関係が深い米国などと同調し、資金拠出停止を決めた。
( → 日本も加わった資金停止は「ガザ住民への死刑宣告」 国連パレスチナ難民機関の保健局長が語る深刻な影響:東京新聞 )
その前には、ラファへの空爆を断行していた。
→ イスラエル、140万人を1カ所に追いつめ陸海空から空爆開始 : hankyoreh japan
さらにその前には、ガザの住民を北部から南部のラファに移動することを強要していた。
→ イスラエル軍「一般市民に退避を呼びかける」ガザ地区の北部にいる市民を24時間以内に南部へ退避させるよう国連に通告 | TBS NEWS DIG
この後、北部を空爆したので、住民は慌ただしく北部から南部に移動していった。
→ ガザ北部から南部へ海岸道路20キロに避難者の列…イスラエル軍空爆、ハマス幹部を殺害 : 読売新聞
→ BBC記者も家族とガザ北部から避難……南部ハンユニスの現状は - BBCニュース
以上を時系列の順に記すと、こうなる。(イスラエルの行為。)
・ ガザの住民を、北部から南部に移動させた。
・ 南部のラファで、集まった住民に空爆した。
・ 生きている人々にも、地獄の生活を強いた。
・ さらには、餓死させようとする。(前項)
・ この方針に、米国・欧州・日本が賛同した。
諸国は食料援助停止で、イスラエルの虐殺に協力。
こうしてわかっただろう。悪魔であるのはイスラエルだけではない。米国・欧州・日本もまた、虐殺を止めるどころか、虐殺を推進しているのだ。「食料援助停止」という形で。
しかもこれは、以前のことではない。今現在のことだ。3月21日(昨日)の記事には、こうある。
国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)トップのフィリップ・ラザリーニ事務局長が19日、エルサレムで朝日新聞などの取材に応じ、27日にも来日することを明らかにした。日本が停止している拠出金の再開について議論する予定で、「すぐに(停止を)見直すことを期待している」と述べた。
UNRWAをめぐっては、昨年10月のイスラム組織ハマスによるイスラエル襲撃に職員が関与した疑惑を受け、日米を含む15カ国以上が拠出金を一時停止した。
( → UNRWAトップ、来日へ 拠出金の停止「見直し期待」 連帯訴える [イスラエル・パレスチナ問題]:朝日新聞 )
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ではなぜ、諸国は虐殺に協力するのか? 「ハマスによるイスラエル人 1200人の殺害に UNRWA が関与したからだ」とイスラエルは主張する。
だが、それは濡れ衣だ、と UNRWA は否定する。上記記事にこうある。
UNRWAを巡っては、昨年10月のハマスによる奇襲攻撃に複数の職員が関与した疑いが先月浮上。米国や日本を含む10カ国以上がUNRWAへの資金拠出を停止した。
清田氏は「まだ証拠が出ておらず、疑惑でしかない。ただ、非常に重要な話なので国連で調査している」と述べ、早期に調査結果が出るように願った。
( → 日本も加わった資金停止は「ガザ住民への死刑宣告」 国連パレスチナ難民機関の保健局長が語る深刻な影響:東京新聞 TOKYO Web )
UNRWA の側は「疑惑でしかない」と述べているが、たとえ疑惑でなくて真実であるとしても、これは援助停止の理由にはならない。なぜなら、「複数の職員が関与した」というのは、組織的な行為ではないからだ。
要するに、たったの数人が犯罪者となって襲撃をしただけであり、UNRWA の全体が組織的に関与したのではない。これをもって UNRWA の全体への援助を止めて、ガザの 100万人を餓死させることに協力するというのは、理屈が通らない。
比喩的に言えば、こうだ。
・ 日本人の殺人者が数人いるので、日本人全体を虐殺する。
・ 米国人の殺人者が数人いるので、米国人全体を虐殺する。
こういうのと同様のメチャクチャを、イスラエルはやろうとしている。そして、それに協力するのが、米国・欧州・日本だ。いずれも、イスラエルの「百万人虐殺計画」に協力して、ガザの住民を餓死させようとする。食料援助停止という形で。
悪魔はイスラエルだけではないのだ。
[ 付記 ]
「 UNRWA の職員による襲撃は許しがたい」
というのが、イスラエルの主張だ。なるほど。それは妥当だ。しかし、それならそれで、犯人を処罰すればいいだけだ。つまり、UNRWA の職員である数人を処罰すればいいだけだ。
なのに、その数人を処罰するかわりに、ガザの 100万人を虐殺するというのは、筋が通らない。そんな理屈は「坊主憎けりゃ 袈裟まで憎い」というふうな、論理の飛躍がある。メチャクチャすぎる。
そして、そのイスラエルに同調する諸国も、同罪だ。
なお、このような理屈が成立するなら、こうも言える。
「通訳が大谷を悪用したので、悪用された大谷を処罰するべきだ」
なぜなら、次のことが理屈となっていたからだ。
「 UNRWA がハマスに悪用されたから、悪用された UNRWA を処罰するべきだ」
本当を言えば、大谷も UNRWA も、犯罪者に悪用されただけの被害者であるにすぎない。しかし、上の屁理屈によれば、悪用したものよりも、悪用されたものが悪いことになる。そして、悪用されたものを処罰することになる。
かくて「 UNRWA を処罰する(援助停止にする)という方針を諸国は取った。
ならば、同じ理屈で、犯罪者に悪用された大谷も処罰されるべきだ、となる。諸国の理屈に従えば、大谷は球界から永久追放となるのが妥当だろう。なぜなら、悪いことをしたからではなく、悪いことに利用されたからである。……それが、今の諸国の屁理屈なのだ。
無理が通れば、道理引っ込む。それが諸国の現状だ。
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続報。
→ ラファ侵攻、ネタニヤフ氏「米国の支持がなくても計画を遂行する」 : 読売新聞
※ 長くなったので、中断します。次項に続きます。
またとても分かり易いです。
私は、以前聞いたことがあります。
「イスラエルなどどうでもよい。安住の地として我々はすでに米を手に入れた」
トランプも、新しい候補ケネディー Jr. も共にユダヤ寄りだそうです。
今朝の読売新聞は読んでいませんが週明け月曜から大変なことになりそうです。
自民の安倍派が重い処分を受けるようです。
そうなれば安倍派は当然黙っておらずやり返します。
「何を言うか!岸田も麻生も二階も皆形を変えて同じことをやっているじゃないか!」
首相はそれを覚悟なんですね。
つまり自民の分裂です。
そんな野党を利するゴタゴタが長引くことはありません。
総選挙の話になるでしょう。
きっと小池が出てくるでしょう。
でもそれが全部米の指図とは・・
それなら首相は強気でしょうね。
と言うか、それをやらなければ自分も終わりだとわかってでしょう。
米はユダヤが握っています。
そこに統一教会が入り込もうとした。
日本で安倍元首相が殺されて、それが初めてわかった。
殺されたからこそ、初めてこれほど表に出たのです。
もし死んでいなければ日本中枢は新興宗教に支配されたに等しい状態になっていた。
むろん、米はそれがわかっています。
米(ユダヤ)はそれを許さなかったと、私には見えます。
それをやるのは俺たちだ! 厚かましいぞ!!
どちらが支配するか。これは宗教抗争でしょう。
→ ラファ侵攻、ネタニヤフ氏「米国の支持がなくても計画を遂行する」 : 読売新聞
https://www.yomiuri.co.jp/world/20240322-OYT1T50237/
UNRWAへ拠出された資金や物資が、ハマスの武器調達、地下など軍事拠点の建設、ハマス構成員の生活などに流用されていることは、以前からずっと指摘されていたことでした。しかしガザ当局は肯定するはずもなく。今回の大規模攻撃を通してその通りであることがわかったので拠出停止したということです。少数が襲撃に参加していた、ということだけが理由ではありません。
食糧事情が危機的であるのはその通りでしょうから、状況を何とかするためには、UNRWA経由以外の方法で調達提供しなければなりません。欧米諸国、当事者のイスラエル、アラブ諸国は、一致は出来ないけれどそれぞれの方策を進めているわけです。ただ、普通に食料などを搬入してもハマスがまず奪ってしまうため、一般市民に確実に届ける方法が難しくて苦慮している状態です。
ハマスは組織のための食料や拠点は常に確保していて、でもそれを市民に提供することはしません。彼らの言い分はいつも「それは国連の仕事だ」です。従来通りUNRWA経由で何を提供しても、大半はハマスの懐に入るだけで市民には届きません。そう見限ったから、拠出停止したわけです。
管理人様は、各国がUNRWAに潤沢に資金拠出しさえすれば、現状が改善するとお考えなのでしょうか。むしろハマスを利するだけとはお思いにならないでしょうか。
報道は常に、両方の言い分を見るべきではないでしょうか。IDF発表はイスラエル側の、ガザ保健当局はハマス側の主張をしているに過ぎません。BBCその他の記者も現地採用が主で、しかもハマスに批判的な報道をすると外国人なら追い出されますし、パレスチナ人なら殺されます。反対意見も自由に言えるイスラエルと、一切ゆるされないガザと、それでも「ガザ保健当局(=ハマス)」の発表だけを信用するのでしょうか。
パレスチナ人はかわいそう。イスラエルは酷い。応援している欧米は悪魔だ。イスラエルは攻撃を停止せよ。
それだけで解決するほど中東問題が簡単なわけがないのです。ハマスなどの武装テロ組織について何も知らず考慮しないでいるならば、何をどう叫び続けようが、決して解決などしません。ハマスもまた、パレスチナ人の大量虐殺を実行している主体の1つであることをご認識いただく必要があるかと思います(最高指導者は遠くで贅沢に暮らしながら高みの見物らしいですが)。
パレスチナ人が大量に犠牲になっている現実があるわけですから、結果責任をイスラエルに問い糾弾するのは当然のことかと思います。が、もう一方の主体(原因)であるハマスに対して、管理人様がずいぶんお優しいのが気になります。パレスチナ人の苦境を見て立ち上がった、善意の自治統治組織とでも捉えておられるのでしょうか。
それはイスラエルの一方的な虚偽宣伝ではないの? ネットでググっても、裏付け情報はない。見つかるのは、イスラエルがそう主張している、という情報ばかり。
→ https://x.gd/8LNRg
>>>> 現時点で「UNRWA職員の中にハマス軍事部門メンバーがいて、UNRWAの監督責任が問われてる」という話を、「UNRWAからハマス軍事部門に資金が流用されている」という話だと誤解してる人がそこそこ多いようです
https://twitter.com/BUNKUROI/status/1752133637569704079
> 普通に食料などを搬入してもハマスがまず奪ってしまうため、一般市民に確実に届ける方法が難しくて苦慮している状態です
理屈が滅茶苦茶すぎる。ハマスが 100万人分を独占できるわけがないでしょう。1人で 100人分を食えるわけがない。大量に供給すればそれで済む問題だ。
そもそも、ハマスを成立させているのは、イスラエルの方針だ。「パレスチナに自治政府を作るのを拒否する」というふうに。だから、自治政府のかわりに武装組織が行政を担う。
自治政府の存在を否定するイスラエル自身がハマスをもたらしている。民主主義を否定する国の言い分など、聞く必要はない。プーチンと同じ。
> 各国がUNRWAに潤沢に資金拠出しさえすれば、現状が改善するとお考えなのでしょうか。
それだけで済むとは言っていない。しかしそれは必要なことの一部だ。
必要なのは何よりも、イスラエルの攻撃停止だ。
けろ さんのように、まず「イスラエルの虐殺を正当視して、そのあとで改善策を考える」という方針では、何も進みません。
> むしろハマスを利するだけとはお思いにならないでしょうか。
ハマスを利するのは確かだ。だが、だからといって「ハマスを利するだけ」というのは、おかしい。「ハマスを利するのを拒むためには、百万人の虐殺をしてもいい」というイスラエルの屁理屈を擁護するだけだ。1人の悪人がいるから、百人の善人を殺してもいい、という屁理屈。
> ハマスに対して、管理人様がずいぶんお優しい
ハマスは、正しいのではなく、無力なのです。悪意はイスラエルと同じぐらいあるが、武力の差が圧倒的にあるので、同じ悪意でも、実行力に大差がある。イスラエルは百万人を殺そうとして、まさしく殺しつつある。ハマスは百万人を殺そうとして、1200人を殺した。
悪意は同程度でも、実際になした悪の規模に差がある。
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けろ さんは、イスラエルとハマスを対等に見るのではなく、イスラエル市民の立場から見ている。そこでは「まず自分たちが攻撃されたくない」というのが最初にある。そこから、「殺されないためには何もしてもいい。正当防衛であれば、相手をどれほど殺してもいい」という発想が生じる。それは過剰防衛の発想なのだが、過剰防衛と正当防衛の区別が付かない。
けろ さんは、まずは、公平な視点をとることをお勧めします。そのためには、同じ論理を逆転して適用するといいでしょう。
そのイスラエル市民の理屈を、パレスチナ人にも認める。「こちらの市民が殺されているから、その百倍の数を殺すのも正当だ」という論理を適用する。かくて、イスラエル国民を百万人殺すのも妥当だ、となる。自国で百万人を殺されたなら、相手国を1億人殺すのも正当だ、となる。かくて米国民を1億人殺すのは妥当だ、となる。あるいは、日本人1億人を殺すのも妥当だ、となる。
それが、けろ さんの理屈です。現実にはその武力がないから実現はできないが、ロシアや中国に助けてもらえば、核ミサイルをぶち込むことができる。けろ さんの理屈を双方に適用すれば、人類はすべて滅びるしかない。
> 最高指導者は遠くで贅沢に暮らしながら高みの見物らしいですが
頭にウジが湧いているのではないか、と疑う。ニュースを見ていないのですか? ハマスの最高指導者は、最近、次々と暗殺されています。イスラエルの手で。そのくらいは理解しましょう。
この与太を読んだあとで、思い直したが、こんなデタラメの与太を信じるなんて、どうかしている。洗脳されていますね。洗脳状態だと、自分が偏見にとらわれていることを自覚できない。ロシア人がウクライナ攻撃を正当視するように、イスラエル人はパレスチナ虐殺を正当視する。そこには洗脳状態がある。偏った判断しかできない。こうなると、議論は成立しないですね。
仮に公平や報復の理論を取るのなら、「ハマスはネタニヤフを暗殺するのも当然だ」と言うべきです。ま、言えないだろうけど。あくまで唯我独尊だから。「イスラエルはいくらでも女子供を虐殺しても許されるが、ハマスが殺すのは一人でも許さない」と言うばかり。
それを支える大義名分がムチャクチャなのは
同意です。
先進国が事実上放ったらかしなのも酷い。
問題は現代社会では考えられない酷い状況を
どう改善するかでしょう。
(いきなりすべて解決するにはネタニヤフ及び
その周辺の失脚が必要でそれはなかなか容易ではない)
ベストは、今時点でも、虐殺が終わり
推進していた者を裁くことですが
それは現実的では有りません。
管理人さんがその提案は後日書くと先日
仰っていたのでそれを待ちます。
その手法をパレスチナが取る。つまり、こうだ。
・ 最高指導者を暗殺する、というイスラエルの手法に従って、パレスチナがネタニヤフを暗殺する。
・ 目的のためには百万人を虐殺しても構わない、というイスラエルの手法に従って、ネタニヤフの暗殺のために百万人を犠牲にする。
この手法をとるが、自分には武力がない。そこで、ロシアに依頼して、実施してもらう。つまり、ロシアに頼んで、核ミサイルを何発か、イスラエルに落として、ネタニヤフを暗殺する。そのために、百万人の虐殺を甘受する。
これでイスラエルという国家が消滅するので、戦争は一瞬で解決する。
イスラエルを擁護する声に従って、その手法をハマスに授ければ、戦争は一瞬で解決するのだ。
※ ネタです。ネタニヤフだけに。ネタにやる、ふふふ。
ただし管理人様のハマスに対する評価には同意できていません。あまりにも過小評価していると思っています。
まだまだ続く由ですので、引き続き拝読いたします。
イスラエルの市民がハマスの攻撃をすごく恐怖している、という点は理解できます。次々と襲撃を受けているのを見たら、怖くて仕方がない、という点に共感もできます。何とかして食い止めたい、という気持ちもわかります。
しかし、食い止める方法が「パレスチナ市民を虐殺することだ」とか、「パレスチナの土地を次々と奪っていくことだ」という手法には同意できません。
攻撃力でなく侵略力を見るべきです。イスラエルはパレスチナ人の土地の半分ぐらいを奪ってしまいましたが、ハマスがイスラエル国内で奪った土地はゼロです。
ゼロは何倍してもゼロです。なのにハマスによる侵略がある(ゼロではない)と思っているようなら、あまりにも過大評価でしょう。