2024年02月24日

◆ 2月の月が高い

 2月18日には、夜空を見上げたら、月がとても高い。ほぼ天頂にある。

 ──

 冬には満月が高くなる……という話を先に述べた。
 12月の満月は 27日だ。25、26日は、ほぼ満月と言える。真夜中には、月の位置が非常に高い。ほとんど真上ぐらいの高さになる。
( → 冬の月はなぜ高い?: Open ブログ

 それから2カ月近くたって、2月18日になると、夜空を見上げたら、月がとても高い。ほぼ天頂にある。真上を 90度とすると、89度ぐらいの高さだった。

 このときの月齢は、三日月ならぬ十日月ぐらいだった。上弦の月よりも、いくらか満月寄りだ。
 2月頃にはこのくらいの月齢で月が天頂に位置する……ということは、原理的には説明が付く。
  ・ 冬至のころには、満月が天頂に来る。
  ・ 彼岸のころには、上弦の月が天頂に来る。

 この二つの事象の中間状態が起こった、と考えればいい。すると、
  ・ 2月のころには、十日月が天頂に来る

 となるわけだ。何も不思議ではない。

( ※ 時刻も中間状態になる。満月は深夜で、上弦の月は夕方だが、その中間の時刻となる。)

 ──

 この話は、もっと前に記そうと思ったのだが、19日以後は天気が悪くて、空は曇ってばかりなので、空に月は見出せない。書いても、確認できそうにないので、書くチャンスがなかった。
 その後、1週間たった本日になって、あらためて空を見上げたら、煌々たる満月が輝いていたが、その位置はかなり南寄りだった。とても天頂とは言えない。
 たったの一週間で、月の位置はかなりずれてしまうのだ。太陽とは違うね。太陽ならば、一週間ぐらいでは、ほとんど位置は変わらないのだが。

 というわけで、まあ、夜空の話でした。


fullmoon.jpg

posted by 管理人 at 23:43 | Comment(1) | 物理・天文 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
  月天心貧しき町を通りけり  蕪村

 この月も冬なんでしょうね 頭上にいるとは
Posted by k at 2024年02月27日 09:16
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