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冬には満月が高くなる……という話を先に述べた。
12月の満月は 27日だ。25、26日は、ほぼ満月と言える。真夜中には、月の位置が非常に高い。ほとんど真上ぐらいの高さになる。
( → 冬の月はなぜ高い?: Open ブログ )
それから2カ月近くたって、2月18日になると、夜空を見上げたら、月がとても高い。ほぼ天頂にある。真上を 90度とすると、89度ぐらいの高さだった。
このときの月齢は、三日月ならぬ十日月ぐらいだった。上弦の月よりも、いくらか満月寄りだ。
2月頃にはこのくらいの月齢で月が天頂に位置する……ということは、原理的には説明が付く。
・ 冬至のころには、満月が天頂に来る。
・ 彼岸のころには、上弦の月が天頂に来る。
この二つの事象の中間状態が起こった、と考えればいい。すると、
・ 2月のころには、十日月が天頂に来る
となるわけだ。何も不思議ではない。
( ※ 時刻も中間状態になる。満月は深夜で、上弦の月は夕方だが、その中間の時刻となる。)
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この話は、もっと前に記そうと思ったのだが、19日以後は天気が悪くて、空は曇ってばかりなので、空に月は見出せない。書いても、確認できそうにないので、書くチャンスがなかった。
その後、1週間たった本日になって、あらためて空を見上げたら、煌々たる満月が輝いていたが、その位置はかなり南寄りだった。とても天頂とは言えない。
たったの一週間で、月の位置はかなりずれてしまうのだ。太陽とは違うね。太陽ならば、一週間ぐらいでは、ほとんど位置は変わらないのだが。
というわけで、まあ、夜空の話でした。

この月も冬なんでしょうね 頭上にいるとは