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記事はこちら。
水銀を包括的に規制する「水銀に関する水俣条約」の第5回締約国会議が3日、スイス西部ジュネーブで閉幕し、直管蛍光灯の製造と輸出入を2027年末までに禁止することなどで合意した。25年末での製造・輸出入禁止が既に決まっている電球形蛍光灯と合わせ、全ての一般照明用蛍光灯の製造が終わることになる。
( → 蛍光灯、27年末で製造禁止 水銀規制の水俣条約会議 - 日本経済新聞 )
こうなると、入手したくても、入手できなくなる。今のうちに、買いだめしておくしかない。
今は Amazon のブラックフライデーの特売だから、ここで買ってもいい。
ただし……
買おうと思っても、うまく買えるとは限らない。私は買おうとして、 10w の丸形蛍光灯を探したのだが、ネット上のどこでも見出されない。15w の丸形蛍光灯も僅少だ。32w と 30w は大量に見出されるが。
売れ線のものを除いて、少数派のタイプはとっくに生産中止になっているようだ。思えば、この傾向は、前からあった。
蛍光管を購入しようとしたが、もはやほとんど売っていない。びっくりした。
蛍光ランプが切れたので、交換品を購入しに行ったのだが、いつもの愛用する(3波長形の)廉価品が売っていない。パナソニックの高価格品(パルック)だけだ。
パルックも、以前買ったときよりも、ずっと高くなっている。
そこで Amazon を見てみたが、やはりろくに売っていない。
びっくりした。1年前には、品目は豊富にあったし、価格は安かったのに。今では状況が一変している。
( → 蛍光管が販売終了: Open ブログ )
この記事を書いたのが、2021年07月16日だ。この時点ですでに蛍光灯は大幅に販売量が激減している。
それでもパルックならば変えたのだが、今ではパルックさえ、10w のものは 販売停止だ。
このままだと、遠からず、蛍光灯は入手できなくなるね。
で、それで困るか? うーん。不便ではあるが、困るというほどでもないね。
「蛍光灯型の LED 」というものも売っているが、これは故障しやすいし、火事のもとになりかねないので、お薦めできない。詳細は下記。
→ 蛍光灯から LED へ、は危険: Open ブログ
では、どうすればいいか? 電器屋さんに頼んで、蛍光灯を LED に付け替えればいい。それだけだ。
「そんなことをしたら、工事代にすごくお金を取られる」
と心配しそうだが、さにあらず。工事は 10分ぐらいで済むし、工事料金は 4000円弱で済む。
別途、新品の LED を購入する必要があるが、その費用はたいしたことがない。なるほど、初回には機器の購入費がかかる。しかし、いっぺん買えば、もはや蛍光灯を何度も買い換える必要がないし、電気代も節約できる。だから、トータルでは、かえって安上がりになるほどだ。それより何より、何度も蛍光灯を取り替える手間がかからなくなるから、手間賃が大幅に浮く感じだ。(蛍光灯を店まで買いに行って、家に運んで、取り替えの手間をかける……というのは、面倒だ。LED にすれば、それがなくなる。)
結局、工事代と初回費用はかなりかかるが、その後の費用と手間が大幅に削減できるので、蛍光灯から LED に変えて、何も問題はない。むしろ、さっさと変えた方がいいかもしれない。というわけで、蛍光灯が生産中止になっても、たいして問題はないのである。
特に、使用頻度の低い場所は別として、使用頻度の高い場所(居間や台所や個室など)では、電気代の節約のためにも、早めに LED に交換した方がいいと言えるだろう。

高所得には なれそうにないです。人手不足になるような職業は、たいていが低賃金です。