運動してタンパク質を取っても筋肉が増えない、という問題がある。その解決策は?
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運動してタンパク質を取れば、筋肉が増えるはずなのに、いくらやっても、筋肉が増えないので、やる気をなくしてしまった……という人が多い。
では、どうすればいいか? それには意外な解決策があった。
(1) 朝食は軽く済ませる人が多いが、それでは駄目だ。朝食からがっつりタンパク質を大量に取る必要がある。一方、夜の食事は、軽めでもいい。朝と夜で、同程度がいい。
(2) タンパク質は、肉か魚の一方をメインにする料理が多いが、それでは駄目だ。かといって、肉と魚の双方を取っても、それも駄目だ。正しくは、動物性タンパクと植物性タンパクを、ともに摂取することだ。特に、植物性タンパク質(納豆や豆腐や豆乳など)が重要だ。
詳しい話は、下記で。
→ 「たんぱく質」のトリセツ - あしたが変わるトリセツショー - NHK
朝食のタンパク質が大事だ、という話は、NHK のガッテンでも特集していた。2年前だが。
→ 【NHK ガッテン】朝たんのススメ
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詳しい話は、上記リンクを見ればわかる。私としては、特にコメントするようなことはない。単に紹介するだけだ。
ただ、私の感想を言うなら、次の通り。
(1) 朝食を重くして、夜食を軽くするというのは、普通の日本人の食生活とは全然異なる方式だ。ちょっと慣れない感じもある。
ひるがえって、ドイツでは「昼食は多めにとって、夜食は軽く済ませる」という食生活であるようだ。その方が健康にはいいのかも。
ドイツ人は、1日に1回だけ、朝食に温かいものを食べるとも言われます。実際、ドイツの家庭で食事をすると、昼にしっかりと食べる印象はあります(写真3)。温かいものと言っても、蒸したジャガイモと茹でたソーセージがメインであったり、パンケーキの残りを入れたようなスープであったりと、シンプルなものが多いです。写真3の右はマウルタッシェという、平たいパスタに肉のミンチや細かく刻んだ野菜を入れてスープにしたもので、ラビオリのような、水餃子のような料理です。一方、夕食は昼食の残りのニョッキや肉を焼いたものを食べることもあれば、サラミやハム、チーズ、サラダを並べただけという冷たい料理を食べることが多いです。
このように、朝昼のご飯を多めに食べて、夜は控えめに食べるという食べ方は、私たちも取り入れたい食べ方です。私たちの体には体内時計が備わっており、夜には消化吸収をする能力が低下するため、夕食の量が多いと脂肪に変わりやすいです。朝食を食べてから12時間以内に夕食を食べるように心がけ、遅くても夜9時までに食事を終えるのが理想的です。
( → 第48回 世界の長寿食(11)ドイツ | 予防医学としての食を学ぶ )
過去記事でも、ドイツ料理を紹介したことがある。(リンクあり)
→ ドイツとイギリスのメシはまずい: Open ブログ

出典:Wikimedia

私としては、前は朝食もしっかり取っていたのだが、ダイエットのために、一日のカロリー量を減らそうとして、朝食の摂取量を大幅に減らしていた。しかし、それでは良くなかったようだ。糖質を減らしたのはいいが、かわりにタンパク質を増やすべきだったようだ。
(2) 植物性タンパク質を取るというと、豆腐・納豆・豆乳というのが、常識的なコースだ。だが、意外なものもある。豆類だ。特に、小豆だ。それを加工したアンコがお薦めだ。アンパンというのは、あんこがたっぷりあるが、甘いので糖質ばかりかと思ったら、意外にもタンパク質がいっぱい含まれている。
→ 【NHK ガッテン】朝たんのススメ
→ Google 検索
というわけで、アンコがお薦めなのだが、アンコというのは、価格的には高めだ。袋入りのアンコや、缶詰のあずき缶だと、アンコだけを入手しやすいが、それも安くはない。安さという点では、大豆食品の方が有利だ。豆腐・納豆・豆乳というのが、常識的なコースだ。それにプラスして、味の調子を変えるために、アンコも併用するといいだろう。
朝食ががっつりしているのはイギリスです。(もっとも最近はコンチネンタル風の朝食も増えてきていますが)
引用先の文章がおかしいので混乱しますが、ドイツでは昼食ががっつりです。
(おそらく引用先の「ドイツ人は、1日に1回だけ、『朝食』に温かいものを食べるとも言われます。」は誤りで正しくは「ドイツ人は、1日に1回だけ、『昼食』に温かいものを食べるとも言われます。」のはず。その後の文章は昼食の話題だけですし)
「朝は王侯貴族のごとく、昼は平民のごとく、夜は乞食のごとく食せ」というのはダイエット界の格言ですね。
なお、下記の最後のコメント欄を参照。
→ http://openblog.seesaa.net/article/499219241.html