水分補給が足りないと、腎臓病になる、という話。
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近年は温暖化で猛暑が続くが、猛暑のさなかで、水分補給が不足したままだと、腎臓病になりやすいそうだ。意外な新事実。
水分補給が不十分だと、血液の量が減って、血液が濃くなるが、そのせいで腎臓の組織(糸球体)が破壊されてしまうそうだ。しかも、この組織破壊は不可逆的であり、いったん破壊された組織は元に戻らない。治療は不可能だ。できることは、そうなる前に予防することだけだ。そのためには、喉が渇いたら水を飲むこと。それだけでいい。それができれば、問題はない。
一方、それができないと、ひどいことになる。腎臓病は痛みをもたらすこともなく、無自覚のままだが、どんどん健康が悪化する。
人工透析が必要なほど腎臓が悪化していなくても、わずかな機能低下が心疾患や脳卒中、認知症のリスクになることがわかってきました。慢性的に腎機能が低下している慢性腎臓病の場合、心疾患や脳卒中になるリスクが約3倍、認知症になるリスクが1.7〜2.6倍になると言われています。
あなたの健康はすでに悪化しているかもしれないが、その原因は、腎臓病のせいかもしれない。それというのも、暑さのなかで水を飲まなかったせいかもしれない。
詳しい話は、下記で。
→ 「腎臓」のトリセツ - あしたが変わるトリセツショー - NHK
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なお、前項では、「ダイエットのためには水を飲むといい」という話がある。
水をよく飲むことで、「ダイエットと、腎臓の健康維持の、一石二鳥」ということになる。
※ ただし、水を過度に飲み過ぎるのも、良くないようだ。過ぎたるは及ばざるがごとし。「水中毒」というやつだ。ま、そんなに飲み過ぎたりしなければいいだけだが。
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一方で、塩分を減らしたり、運動をしたりして、生活習慣病を改善することは、(加齢にともなう)腎機能の低下を阻止する効果があるそうだ。
前項では、「ダイエットのためには塩分を減らすといい」という話がある。
塩分を減らすことで、「ダイエットと、腎臓の健康維持の、一石二鳥」ということになる。
[ 付記 ]
あなたはすでに認知症になっているかもしれない。その場合には、「腎臓のことなんか、いちいち気にしていられるか。ほったらかしておけ」と思いそうだ。
腎臓病の危険を 認知できなくなっているわけだ。認知症なんだから、仕方ない。