食事制限や運動とは別に、塩分を減らして、水を飲むといい、という話。
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ダイエットの方法は、食事制限や運動が王道だ。


しかしそれとはまったく別の方法が提案された。「塩を取るのを減らせ」ということだ。これがダイエットに効果的だという。食事制限や運動をしても、なかなかダイエットの効果が出ない人は、塩分の摂取量が多すぎるようだ。
詳しい話は、下記で。
→ 「太らない」トリセツ - あしたが変わるトリセツショー - NHK
※ なお、塩分を減らすと高血圧などの生活習慣病にも良い。衆知だが。
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上の話は昨年の番組だが、今年の夏になって、その改定版が出た。
→ 改訂版!「太らない」トリセツ - あしたが変わるトリセツショー - NHK
話の主旨は同じなのだが、新たに追加情報が加わっている。こうだ。
「水を飲むとダイエットできる。ダイエットするためには、水をいっぱい飲もう」
ドイツの公立小学校32校を2つのグループにわけ、半分の学校にはウォーターサーバーを設置するなど水を飲むことを推奨、半分の学校には何もしなかった。1年後、ウォーターサーバーを置いた学校では、肥満になった生徒が31%も少なかった!多く飲んだ水の量は平均1日コップ約1杯分だけ!
食事の前に「水500mL」を飲み干してから低カロリー食を食べるグループと、水を飲まずに低カロリー食を食べたグループを比較。12週間後、食事前に水を飲んだグループのほうが、平均で2kgも多くやせていた。水を飲むことで、満腹感が高まった結果、自然と食べる量が減ったためだと考えられている。
こういう効果があるそうだ。
なお、食事のときにビールを飲むのでは、かえって太りそうですね。夏に「ビールがうまい」とビールを飲んでいると、太ってしまうわけだ。ビール腹。
[ 付記 ]
NHK のページの最後に、「塩分を減らすためにはカリウムを摂取するといい」と書いてあり、次のリンクも記してある。
→ カリウムの多い食品の一覧
いろいろ記してあるが、要点を言えば、こうだ。
「野菜や肉・魚をいっぱい食べるといいが、特に効果的なのは、ホウレンソウと納豆だ」
毎朝、納豆を食べて、(味噌汁・おひたしで)ホウレンソウを食べるといい。これがコツだ。……あ、私はもう やっているじゃん。
p.s.
意外なのがワカメだ。海草類はカリウムが多いが、昆布やヒジキは該当するのに、ワカメはさほどでもない。特に、乾燥したカットワカメはカリウム量が少ない。
→ 海藻類のカリウム含有量
しかしワカメは、カリウム量はともかく カルシウム量がとても多くて、シラスよりも多い。骨粗鬆症の防止によい。
→ わかめとカルシウム|海藻知恵袋
というわけで、納豆とホウレンソウとワカメを食べるのがいいわけだ。伝統的な日本の朝食だね。
逆に言えば、不健康になりたければ、朝食はパンとバターにするといい。これで、西洋人のように不健康な肥満体質になって早死にできる。
※ 結婚後に、妻が「朝食はパンとバターに」と言い出したなら、それはあなたの早死にを狙っているせいだ。期待に応えて、生命保険の金額を上げて、遺産を残して早死にしよう。それが妻のためだ。「ありがとう。これからは毎日、パンとバターで、早死にするように努めます」と言おう。それが愛する妻のための、夫の責務だ。

