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逆だろ、と思うだろうが、本当だ。自民党政府は正しいこととは逆のことをする。「金を与えれば国民は喜ぶ」と思っているので、「渋滞中の国民に金を与えれば、国民は喜ぶ」と思って、金を与える。かくて、どんどん渋滞に巻き込んで、渋滞をさらに悪化させる。
前に私はこう提案した。
首都高では朝の通勤の混雑による渋滞がある。これによる経済損失は多大だ。そこで、「渋滞になる7時台の料金を倍額にして、その前の6時台の料金を半額にする」というふうにすれば、交通量を(多くの時間で)平準化できるので、渋滞を解消することができる。可変的な料金制度を取るだけで、渋滞を解消できるのだ。
( → 道路デジタル研究所の設立: Open ブログ )
ここでは「渋滞時間の料金を上げる」という方針を示した。これは「渋滞を解消させる」という目的のための制度だ。
一方、このたび政府は、それとは逆の方針を示した。これは「渋滞時間の料金を下げる」というもので、「渋滞を増加させる」という目的のための制度だ。嘘みたいだが、本当だ。
一部区間で試行している高速道路の新たな通勤割引を来年4月から全国に広げる。働き方の多様化に対応するため、事前に区間を指定することで、曜日や時間帯を問わず割引を受けられる仕組みで、2026年中の本格展開を目指す。
( → ガソリン代補助、来年4月末まで延長へ 政府案、高速道の割引も拡大:朝日新聞 )
温暖化対策のためにガソリン消費量を減らしたいので、ガソリンには課徴金を課す、というのが世界の風潮だ。なのに、それとは逆の方針を取るわけだ。
・ ガソリン消費に特別補助金
・ 自動車の通勤利用に特別割引
こういう形で、ガソリン消費量を激増させて、炭酸ガス排出量をどんどん増やそう、という狙いだ。同時に、高速道路では渋滞を増やそう、というわけだ。
頭がおかしいのか? いや、頭がおかしいというより、自分が何をやっているのか、わからないのだろう。精神病の一種だ、と言えなくもない。半分正常で、半分狂人だ。それが今の日本政府だ。
※ 石炭とアンモニアの混焼、という狂気の政策に似ている。(ここでは「詐欺」と記すが。)
→ 環境詐欺広告: Open ブログ





最後の一つは Stable Diffusion 。他は BingAI 。
※ 「画像がくっついていて、見にくいぞ」という批判がありそうだが、実は、画像も渋滞しているんです。