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勝因というと、「その試合に限った特別な理由」を考えることが多い。しかし、ここ数試合、日本はいずれも4点以上を取って圧勝している。世界各国のサッカーファンの評価を見ても、「日本は圧倒的に強い」という評価が多い。
こうなると、「その試合に限った特別なことがある」のではなく、「日本代表の実力そのものが大幅に高まっている」ことになる。
では、その理由は?
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その理由は、数字を見れば明らかだ。攻撃力が大幅に高まっている。一年前には、「防御は秀逸だが攻撃はダメだ」と言われていたのに、一転して、大幅に攻撃力が増している。
このことは、私が一年ほど前に推奨したことだ。
「日本は、組織的なサッカーという点で、攻撃面ではろくにできていなかったが、守備面ではうまくできていた。組織的な攻撃はできていなかったが、組織的な守備はできていた。全体としては、組織的な守備がとてもよく機能したので、好成績を上げることができた。守備の人としての森保監督の面目躍如というところだろう」
この意味で、森保監督の続投に異論はないのだが、攻撃面でアドバイスできるようなコーチが補佐すると、もっとよくなるだろう。
( → W杯 スペイン戦・つづき: Open ブログ )
ここで示したように、攻撃面を担当する新コーチが、新たにちゃんと指導をしたのだ、と推定される。昨年の時点では、組織的な攻撃というものがまったくできなかったが、今年になると、組織的な攻撃がきちんとできるようになった。そこには、コーチの指導がきちんとあるはずだ。
では、攻撃担当の新コーチとは誰か? 調べればすぐにわかる。
→ 【日本代表】名波浩氏&前田遼一氏がコーチに決定、森保ジャパン新体制 日本サッカー協会が発表 - 日本代表 : 日刊スポーツ
新コーチは、名波浩と前田遼一。前者は守備担当で、後者は攻撃担当となる。
つまり、攻撃担当の新コーチは前田遼一だ。彼が攻撃面で日本代表の力を大幅に引き上げたと言っていい。
それが私の評価だ。
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ちなみに、カナダ戦で私が感心したのは、4点目における、田中碧の動きだ。うまくポジションを取っている。田中碧は、去年のドイツ戦でもそうだったが、ポジションを取るのがうまい。最適のタイミングで、最適の場所にいる。これは、頭が良くないと、できないことだ。
ただし、田中碧の動きは、それ単独ではできない。彼の動きに合わせて、そこにボールをアシストする別の誰かがいる必要がある。そういう誰かというのは、香川や久保みたいに視野の広い人が最適なのだが、今回は他の人(伊東)もそれができるようになっていた。だから田中碧の動きも生きる。(彼はドイツの2部でもプレーしているが、アシストしてくれる人がいないので、いても無駄働きになっている。頭のいい人が一人だけいても、サッカーでは駒の無駄遣いとなる。)
4点目のこのシーンは南野にはあって鎌田にはないスペースへの動きだし。南野がスペースに入る事によって生まれたスペースに田中が入る。完璧な崩し??
— showtime (@ShowtimeSneaker) October 13, 2023
なにより打たずにバックスピンかけてボールが流れない様なパスを出した伊東は速いだけじゃない!うまい!#サッカー日本代表 #jfa_samuraiblue pic.twitter.com/Wt6zBBiGLS
※ このコメントでは南野を評価して、鎌田を下げているが、私も同感だ。組織的プレーという点では、鎌田は全然ダメだ。こういう場面で鎌田は何をしているかというと、たいていは「自分の仕事はもう終わったから」と言って、中盤で休んでいる。「もう一仕事するためにゴール前に突っ込む」という作業をサボっている。組織的なプレーというものができない。(昨年はそうだった。ひときわ目立つサボり屋だった。つまり、頭が悪い。体力と技術はあっても、頭が悪い。下手クソだが頭のいい南野とは正反対だ。)

私としては、前者は守備担当で、後者は攻撃担当ってところが管理人さんと見解が異なってます。
現代サッカーはFWは攻撃だけ、DFは守備だけってことはなく、攻撃も守備も表裏一体になっています。森保監督は大きな視点で戦術を考えていて、相手ボールのときは失点しにくい陣を、マイボールのときはアタッキングサードへ効率よくボールを運び、より多くのチャンスを作るってことをチームメンバーへ浸透させることに長けていると言えます。
でも具体的にどうやって、前方へボール運ぶか?どうやって相手陣形を崩してシュートコースを作るかってところは、選手任せになってました。それを続けたおかげで選手にサッカーIQを向上させた効果はあるようですが。
そこに、具体的な戦術を選手と一緒に考えられる名波浩氏と前田遼一氏が入ってきて、マイボールにしたときの戦術共有がより進んだのではないかと私は見ています。
名波氏は磐田黄金時代のMFとして、アタッキングサードへ効率よくボールを運ぶ策を多く知っているのでしょう。
また、FWの前線からの守備というところで、前田氏はザックジャパンのFWとして岡崎慎司と共に前線守備に貢献していました。それが相手DFの自由を制して、相手の攻撃を遅らせます。
こういうところの認識共有が、ちょとずつ攻守のクオリティを上げていったのだと思います。
たぶん、守備のことしか知らないで、攻撃に無知だったから。(違うかもしれないが。)
名波には、(10年前に)監督として期待していたから、期待が外れて、がっかりだ。
http://openblog.seesaa.net/article/435850816.html