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OSO18 が駆除されたが、かなり痩せていたらしい。
→ https://x.gd/mg0bv
牛をムシャムシャと食い散らす凶暴なヒグマだ、との印象とは裏腹に、ろくに食い物もなく、痩せていたようだ。
どうも、ヒグマとの共存は難しいようだ。現状では、人とヒグマがせめぎあっているせいで、人も苦しいし、ヒグマも苦しい。困った。どうする?
そこで、困ったときの Openブログ。うまい案を出そう。こうだ。
「ヒグマ・パークを作る。そこでヒグマに(餌ではない)食料を与えて、食事の点では満足させる。同時に、行動範囲を限定させて、域外に出ないようにさせる。こうして、ヒグマには天国のような環境を与えて、しかも、そこから出られないようにすることで、人間への被害をなくす」
ヒグマ・パークの特徴は「ここは動物園ではない」ということだ。条件はこうだ。
・ 領域は非常に広大である。
・ 人間が見るときは、人間が檻に入る。(自動車で)
・ 人間とは接触しない。
・ 人間はあからさまに餌をやらない。
・ ヒグマは自分で食料を見つける。
・ その食料は人間が用意する。(こっそりと)
与える食料は、何がいいか? 生きた動物を与えるのは、コストがかかりすぎるので、駄目だ。クマは雑食の動物なので、専門家の監修で、適切なものを供与すればいい。たとえば、
・ 規格外のジャガイモやニンジン
・ 余った牛乳
・ おから(豆腐の余り物)
・ 牛脂(安価な脂肪分)
・ ネズミ(気絶させたもの)
などだ。
なお、いずれにしても、人間が好意的に与えては駄目だ。それでは人間がヒグマを飼っていることになる。そいつはまずい。
かわりに、人間が食料を隠しておくといい。ヒグマは、隠した食料を、自力で見つけて、扉を壊して、それを奪い取る。獰猛にふるまう。
しかし、それを見越して、ヒグマが襲いやすいように、わざと見つかりやすい場所に、食料を隠すのだ。してやられた、というフリをするわけだ。
ヒグマパークは、ヒグマを飼う動物園ではない。そこを間違えないようにしよう。
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ヒグマ・パークの外周は、電気柵や有刺鉄線で囲って、クマが外に逃げ出せないようにする。
ヒグマ・パークにヒグマが入るには、どうするか? 「一方通行の出入口」を用意して、「入ることはできるが、出ることはできない」というふうにすればいい。
「一方通行の出入口」は、どうやって作るか?
一つの場所で作るのなら、特別な扉を用意する必要がある。
だが、最も簡単なのは、「出口と入口のある空間」を用意することだ。そのうちの片方だけを順々に開閉することで、一方通行を可能にする。その方法は後述。
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ともあれ、このようにしてヒグマ・パークを作れば、ヒグマはどんどんヒグマ・パークのなかに吸い込まれる。OSO18 のような痩せた獰猛なヒグマがいれば、牧場や人家のそばをうろつくかわりに、ヒグマ・パークに吸い込まれる。こうして人間への被害をなくせる。しかも、ヒグマもまた、天国のような環境で暮らすことができる。これで win-win だ。
※ ただし増えすぎたら、間引きされるけどね。それも高齢になってからだから、仕方ない。
[ 付記 ]
扉の制御の方法は、こうだ。
初めに A を開くと、そこを通って、ヒグマが空間に入る。そのあと、A を閉じて、かわりに B を開くと、ヒグマは B の先へ出ていく。
先へ出たヒグマが、B から逆戻りしようとしたら、B の扉を閉じる。これでヒグマは元の場所に戻れない。
※ センサーを使って、扉の開閉を制御すればいい。B の外側にヒグマが来たら、B の扉を閉める。B の外側にヒグマがいなくて、B の内側にヒグマがいれば、B の扉を開ける。あとは自動制御できる。
[ 参考 ]
ヒグマの剥製は、国立科学博物館の常設展で見るといい。ものすごい迫力に、恐れ戦くだろう。
→ https://www.instagram.com/p/CIfg7tuB4Dr/ (画像)
https://bear-mt.jp/
飼うのではなくて広大な収容施設とするわけですね。
どっかの国有林の手入れを諦めることにして転用できるといいんですが。
分布域がかなり広いので、数十箇所必要になるでしょうか。