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以下でいくつかの案を示す。
公的な休日を増やせ
7月と8月の休日を増やすといい。現状では、公的な休日は7月の第3月曜日(海の日)と、8月11日(山の日)しかない。あとは、お盆休みぐらいだ。これでは全然足りない。企業の夏休みはあるが、それでも足りない。では、どうする?
黄金週間を移せ
4月末から五月上旬にかけての黄金週間があるが、これをつぶしてしまえばいい。その分、日を移して、7月と8月に移せばいい。これで夏休みを増やせる。
※ ただし、5月に1日ぐらいは残してもいい。憲法記念日とかね。その1日以外は、すべて7月・8月に移せばいい。
海の日を1週ずらせ
海の日(7月の第3月曜日)も、1週間、あとにずらすといい。この件は、先に述べた。
→ 海の日を1週間ずらそう: Open ブログ
7月の第3月曜日は、まだあまり暑くないので、それよりもっと暑くなってから休む方がいいのだ。
ただし、第4週というのも、ちょっとまずい。今年の例で言うと、7月24日が該当するが、今年の7月は24日は猛暑でなかった。次の7月31日が猛暑だった。(神奈川では)
だから、1週間ずらすのでなく、1〜2週間ずらすといい。お勧めは「7月最終週の月曜日」だ。(年によって、第4週または第5週となる。)
今年ならば7月31日となるが、この日は猛暑だった。もし休みだったら、多くの人が助かった。
企業の夏休み
企業も夏休みをいっぱい取るようにと、政府が推奨するといい。
(1) 一般商品
一般商品は、工場を止めても、流通在庫でいくらかしのげる。店頭や店の倉庫などに、在庫が溜まる。普段ならば、「在庫が欠けると大変だ」と心配するところだが、夏休みのころなら、客の数も多くないので、一時的に在庫不足の危険があっても、何とかなるものだ。だから、一般商品ならば、工場を止めても大丈夫だ。
※ 店頭の在庫が減るだけだ。
(2) 食料品
食料品は、流通在庫を増やせない。なぜなら、消費期限・賞味期限があるからだ。流通在庫を山積みしようとしても、腐ってしまっては元も子もない。
とはいえ、八百屋やレストランやスーパーなども、1日だけの休みならば、結構見かける。また、夏休みを2〜3日取るところもあるようだ。
これらの店では、短期間の夏休み(1〜3日間)を、何度も取るといいだろう。まとめてドカンと取るのでなく、小分けで少しずつ取るわけだ。そういう形ならば、食品関係の店でも夏休みを増やせるだろう。(分割取得の形で。)
(3) 販売店
販売店ならば、週に3〜4日の休みを取る、というのを、何度か重ねるといいだろう。まとめて1週間取ると、売上げの減少が怖いだろうが、金土日は営業して、月火水木は休みにする、というのならば何とかなる。どうせ炎天下では、客はあまり来ないだろうし。
(4) 工場
工場ならば、まとめてドカンと休めばいい。自動車会社などは、1週間以上の夏休みもあるようだ。ネットで調べると、トヨタは 10連休、日産は8連休……という記述を見かけた。正確である保証はないが、まあ、こんなものだろう。
学校の夏休み
学校はどうか? 夏の教室は暑くて大変だ。冷房もろくに効かない。断熱工事をしたいが、その金もない。
→ 猛暑と断熱材: Open ブログ
困った。どうする?
そこで、困ったときの Openブログ。うまい案を出そう。こうだ。
「学校の授業は、暑いときには午前中のみとして、午後は休む。生徒は、給食を食べて下校する」
これならば、7月と9月の午後における猛暑を避けることができる。しかも、1円も金はかからない。名案だ。
ただし、こうすると、一日の授業時間が減少してしまう。そこで、その分、登校日数を増やす必要がある。
これはつまり、「夏休みを減らす」ということだ。
おやおや。「夏休みを増やす」ということばかりを言っていたのに、最後の最後になって、「夏休みを減らす」という提案をしている。一見、矛盾しているように見える。……だが、これでいいのだ。大人と子供で同じ方針を取る必要はない。登校日は増えても、学習時間が増えるわけではないのだから、別に問題はないのだ。単に「集中」から「分散」へと日程が変わるだけのことだ。それだけのことにすぎないのだ。
※ そもそも、学校は大量の夏休みを取っている。企業と違って、もともと夏休みがたっぷりあるのだ。その取り方を変えるだけだ。何も問題ない。
※ ついでだが、サマータイムみたいな感じで、夏の登校時間を早めるといいだろう。1時間早く登校すれば、1時間早く下校できる。これで正午頃の暑さを避けられる。……「生活リズムが狂うのが大変だ」という声もありそうだが、子供は生活リズムの変化にうまく適応できるものだ。変化に適応しにくい大人とは違うのだ。
※ 今ごろならば、東京は午前5時ごろでもそこそこ明るい。朝5時に起きて、6時に登校するのも、十分に可能だ。この時刻ならば、そこそこ涼しい。