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記事はこちら。
→ 東京でなくした思い出の指輪が思わぬ場所で 米国人女性、感謝の涙:朝日新聞
→ 「帰国日までに」警察も奔走 東京で指輪なくした米国人に「奇跡」が:朝日新聞
外国人夫婦が結婚指輪を落とした。それが落とし物として拾われて、交番に届けられたので、戻ってきた。ハッピーだ……という趣旨。
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話はよくある出来事だ。ただ、写真に掲載された指輪は、大粒のダイヤモンドの指輪である。どう見ても、婚約指輪であり、結婚指輪ではない。
そこで、本人のツイートを読んで確認したら、まさしく「 engagement ring 」(婚約指輪)と記してある。
つまり、記事は誤報だ。
Lost my engagement ring near Tokyo Station yesterday. It was originally the diamond my dad used to propose to my mom. He passed away suddenly in 2021, three months before my wedding. I’m devastated - would appreciate shares in hopes that whoever has it sees this ?? pic.twitter.com/MkUDQcdV54
— Ariel Winton-Jones (@arielrwinton) May 23, 2023
この件、私は朝日新聞に通知したのだが、その後、誤報は訂正されていない。
まあ、今回に限ったことではないのだが。毎度毎度、誤報を訂正しない。ひどいものだ。
※ 結婚指輪と婚約指輪では、大差が付く。購入するとしたら、結婚指輪はたいした額にならないが、婚約指輪は 100万円以上になりそうだ。当然ながら、それを拾った人がもらえる謝礼も、大差が付く。……とすれば、落とし物を届け出る人がいるのも、わけがわかる。
※ ちなみに、拾ったダイヤの指輪を、質屋に持っていって売ると、いくらになるか? 金銭的にはたいした額にならない。むしろ、通常なら、逮捕されて、刑務所に入ることになる。お金をもらえるどころか、大損する。盗んだら、足が付いて、足が出る。