2023年06月12日

◆ コストカットしたら 売上げカット

 コストカットで1円を節約しようとしたら、そのせいで 100円の売上げを失う。一文惜しみの百失い。愚かな経営の例。(回転寿司 スシロー)

 ──

 回転寿司で料金支払いシステムを節約した。すると、支払い客が行列をなしている。客はなかなか支払いができない。そこで客が支払いをすっぽかして、店を出ていった。無銭飲食だ。食い逃げだ。それを咎める人もいない。
 かくて店は、支払いシステムのコストや店員の人件費を節約できたが、売上げをまるまる失ってしまった。少額のコストを惜しんで、かえって大損してしまった……という事例。
 先日、近所のスシローに行った時のこと……。
 その日は外国人客がいっぱいいた。
 2台ある自動レジはどちらも使用中で行列ができていた。
 先ほどの家族が追いついてきたのはその時。
 そして、追い抜いていった。
 レジをスルーして歩いていく家族。え? お支払いは……?
 家族は誰を待つそぶりもなく悠々と出て行った。支払いが終わり、すぐに後を追って店を出たところ、外国人のグループがそこら中にいてもうどのグループかよく分からなくなってしまった。
 食い逃げだったのだろうか? 家族で? 正直、今思い返しても狐につままれたような気分なのだが。
 その家族に悪気があったのかは分からない。シンプルにシステムを誤解した可能性も結構高いと思うからだ。
 やろうと思ったことがないため、目からウロコだったこの事件。そういう出来事を目の当たりにしてから考えると、スシローの会計システムは回転レーン以上に客にゆだねられているのかもしれない。
( → 【マジかよ】スシローで外国人家族が衝撃の行動 / 改めて「これ大丈夫なんか?」と感じたシステム | ロケットニュース24

 客が悪いという前提で書いているが、「2台ある自動レジはどちらも使用中で行列ができていた」というのでは、初めての客は、支払い方法もわからないだろ。こんなに行列を作らせるほど、自動レジの台数を節約する方が悪い。自動レジの台数をケチるべからず。そうすれば、金を払わずに出口から出ていく客が目立つので、出口にいる店員がチェックできる。そもそも、店員が出口にいないのがおかしい。自動ではわからない客には、店員が対応するべきだ。店員の人件費をケチるべからず。(せめて高齢者の店員ぐらいは雇うべきだ。会計ぐらいは簡単にできるだろう。)

 ──

 なお、外国人は、勘定書のチェックをした時点で、それで勘定が済んだと勘違いした可能性がある。チェックだけで済んで、金を要求されなかったので、無料だと思ったのだろう。外国ならば、ここでチェックされた段階で、店員に金を払うのが当然だからだ。(ついでにチップも渡す。)
 この時点で金を要求しなかったのだから、外国人が「金を払わないでいいんだな」と思ったとしても、仕方ない。誤解されるような支払いシステムを採用したならば、誤解されるのは覚悟しておくべきだ。

 結論。

 一文惜しみの百失い。
 

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posted by 管理人 at 22:23 | Comment(0) | 一般(雑学)6 | 更新情報をチェックする
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