ウマヅラハギの刺身と肝を食べたら、おいしかった。
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ウマヅラハギはおいしい、という知識を「美味しんぼ」や他の記事で得ていたが、食べたいと思っても、店頭で見かけることはまったくなかった。売っていないので、買えない。
たまに、一匹で売っているのは見たが、自分で加工する(さばく・おろす)わけにも行かないので、買わなかった。(やろうと思えばやれるけど、面倒なんだよね。)
ところが本日、魚屋の店頭で、ウマヅラハギの刺身(肝つき)を売っていたので、「お、珍しい」と思って、購入してみた。1人前 680円。
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食べてみたら……
身は、薄造り。これを、酢飯に添えて、ワサビと醤油で食べると、淡泊すぎて、味がほとんどしない。川魚という感じの味だが、海魚である。あまりにも淡泊なので、「シマアジやブリの方がずっとおいしいな」と思っていた。「金を払った価値がない。がっかりだ」という気がした。
ただし、残ったのを洋風のドレッシングで食べたら、カルパッチョになって、おいしかった。カルパッチョにして、ご飯に添えずにそのまま食べるのが正解であるようだ。
次に、肝を食べたら。……うひゃー。すごくおいしい。味は、あん肝に似ているが、食感は、ほとんどウニだ。ウニと同じぐらいおいしい。滅茶苦茶おいしい。ウニよりもかなり安く食べられて、お買い得だ。680円で、刺身とウニのセットだと思えば、格安だ。
満足したあとで、ネットでググると、やはり、美味しんぼの話も、ウマヅラハギの肝がおいしい、という話であったようだ。
【 関連サイト 】
→ 美味しんぼの”黒い刺し身”のカワハギの肝は海のフォアグラ
→ 実際のカワハギの肝は白〜黄色で子供の目にも黒くは見えません
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私が食べたウマヅラハギの肝は、こんな感じだった。
→ 類似画像
2023年05月26日
過去ログ
やはり、すごくおいしかった。ウマヅラハギのキモは特別においしいね。
刺身にキモを付けて食べるといい、という案内があったので、そうしたら、そこそこおいしかった。
しかしまあ、キモを単独で食べると、メチャクチャにおいしい。
品物は 680円だったが、レストランでご飯付きで買うとしたら、3000円ぐらいの価値がありそうだ。2000円では、このくらいの味の料理は食べられない。満足度がすごく高い。
震災で苦しんでいる人には申し訳ないが、こちらはこちらで楽しむのも悪くはない。客が買わないと、魚の関係者も困るしね。
どちらかというと、震災で苦しんでいた人に、旅館やホテルに逃れたあとで、ウマヅラハギの肝を食べさせて上げたい。きっと幸福になれる。
現地は海のそばだし、食べることもできそうだ。というか、富山のあたりは、ウマヅラハギの産地なんだよ。おいしいウマヅラハギを取れたてで食べたければ、富山に行け。