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現状では、ハザードランプは黄色だ。ウインカーを兼用しており、黄色のランプが点滅する。
これだけでなく、赤いランプ(夜間走行ランプ・ブレーキランプ)も点滅することで、ハザードランプとなるといい。規定を改めるわけだ。
理由は二つある。
第1に、ウインカーの点滅だと、ウインカーと区別しにくい。方向転換をしようとしているのか、緊急停止中なのか、判別しにくい。
第2に、黄色よりも赤色の方が遠くから視認しやすい。このことは、交通信号を見ればわかる。緑や黄色に比べて、赤色の方が遠くから視認しやすい。従って、緊急時には赤色の方がずっと有利である。特に、高速道路ではそうだ。(遠距離から見通しやすいことが重要になる。)
以上のことから、ハザードランプはキーよりも赤色の方が好ましい。現状の黄色いハザードランプだけでなく、赤色のハザードランプを義務づけるといいだろう。
そうすれば、いざというときに、赤い三角表示板がなくても、後続車は危険状態に気づきやすい。
もし赤色のハザードランプの義務化がなされれていたら、前項のような事故は防げていたかもしれない。
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なお、このような義務づけをした場合、次のようになる。
・ 新車は、最初から標準搭載する。
・ 既存車両は、後付けの装置を搭載する。
では、後付けの装置とは? 「赤色の回転灯」だ。これを、リアのトランクの上に載せるか、路上に置くことで、赤色のハザードランプのかわりにすることができる。
こういうものならば、後付けが可能なので、既存の車両にも搭載することができる。
[ 付記1 ]
次の心配がありそうだ。
「赤色ランプを夜間走行ランプと誤認したせいで、後続しようとして、あえてそこに突っ込んでくる可能性がある」
しかし、この混同は起こりにくい。なぜなら、赤色という点では共通するが、点滅という点では大きく異なるからだ。点滅するのなら、それは停止中を意味するのだ。そこに突っ込んでいいはずがない。
※ ブレーキランプ(強い赤色)と同様だ。そこに突っ込んではならない。
※ 赤色のハザードランプは、ブレーキランプと同じく、強い赤色とする。
[ 付記2 ]
赤色の回転灯は、現状では、警察や消防用などの緊急車両だけが使用を許容されている。
一般の車両に使用が許容されている回転灯は、紫のものだけだ。赤はない。
→ 「赤灯」は緊急車両、「紫灯」は…? クルマの回転灯全5色、その色ごとの用途とは
しかし、紫では視認性が悪い。遠くからではよく見えない。後続車に「止まれ」と警告する能力が著しく低い。
赤色の回転灯の使用が許可されているのは、警察や消防用などの緊急車両だけだ。そういう限定があるのは、ハザードランプとしての赤色ランプを、警察や消防用などの緊急車両の使用との混同を防ぐためだろう。
だが、警察や消防用などの緊急車両は、動く車両だ。一方、ハザードランプとしての赤色ランプは、停車している車両が使うもので、動いていることはない。したがって、混同の恐れは少ない。だから、ハザードランプとしての赤色ランプを認めるべきだ。
そもそも、どちらかと言えば、緊急停止中の車の方が重要度が高い。高速道路で視認してもらえないと、前項のような大事故が起こるからだ。その意味で、市街地におけるパトカーを認知してもらう度合いよりも重要性が高いのだ。パトカーの赤色灯など、まわりの車が気づかなくても問題は少ないが、高速道路のハザードランプは、気づかないと大惨事になるのだ。(前項のように。)
だから、停止中の車にこそ、赤色のハザードランプを認めるべきだ。パトカーや消防車は? 赤色ランプの個数や輝度を高めることで、喚起力を高めればいい。別に、赤色を独占する必要はない。
[ 付記3 ]
ついでだが、当面の対策も考えられる。
赤色の回転灯があれば、それを使えばいい。(赤い三角表示板も併用する。)
赤色の回転灯がなければ? その場合には、人力でやることが可能だ。スマホには、「スマホを懐中電灯にする機能」というのがある。(やり方がわからなければ、ググればいい。)
そうしてスマホを懐中電灯した状態で、スマホを腕で左右に振る。このことで、後続車に存在性と減速を喚起する。これは、工事現場の保安要員が手旗信号を送るようなものだ。
あるいは、スマホの手前に手を置いたり外したりすることで、スマホの光が点滅しているように見せかけることができる。このように点滅状態にすることが、危険性を告知するためには最適かもしれない。
※ GIF 画像で赤色の全面表示を点滅させる、という方法も考えられる。ただしこれだと照度不足になりそうだ。照度の点では、懐中電灯モードが強力だろう。
なるほど。それはいいですね。
ただし、ハイマウントストップランプが義務化されている対象から、バスは除外されている。
https://yamadabody.jp/blog/products/ranpu/high-mount-stop-lamp/
したがって、今回のバス衝突事故を防ぐには足りない。やはり尾灯の点滅は不可避だろう。特に、バスでは。
※ バスは、ハイマウントストップランプを置く場所がないのかも。リアウィンドウだと、位置的には高すぎるのかな。そこでも、ないよりはマシだが。