2023年05月14日

◆ Twitter と ChatGPT

 Twitter 社の新CEOが決まった。経営再建はできるか? 「 ChatGPT で経営を再建する」という案を示そう。

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 Twitter 社の新CEOが決まった。
 米ツイッターを所有する起業家イーロン・マスク氏は12日、ツイッター運営会社の最高経営責任者(CEO)に米メディア企業NBCユニバーサルの広告担当幹部、リンダ・ヤッカリーノ氏を起用すると公表した。
 ツイッターの収入の約9割は広告だったが、マスク氏の買収後は有害投稿が増えたことで広告が激減した。米メディアによると、昨年12月の売り上げは前年比4割減となった。
( → CEO

 これで経営が改善できればいいが、現状では広告収入4割減という。その原因は有害投稿が増えたことだ。
 では、このあと経営改善は可能だろうか? どうも、簡単には行きそうにない。困った。どうする?

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 そこで、困ったときの Openブログ。うまい案を出そう。こうだ。
 「広告収入を増やすには、有害投稿をなくせばいい。そのために、従来は人手で有害投稿(のアカウント)を削除していたが、それでは手間が大変だ。そのための従業員も解雇してしまった。そこで、この作業を ChatGPT に委ねればいい」

 具体的には、こうだ。
 「ヘイトとなるような文言を ChatGPT で学習させて、そのツイートがヘイトとなる程度を判定させる。その程度が一定水準以上に高いツイートを、有害ツイートと見なす」
 これは、Yahoo のコメントの自動処理システムと同様である。
 コメント欄については、以前より誹謗中傷などの内容を含む投稿を禁止し、違反投稿の具体例もわかりやすく明示できるよう、コメントポリシーも改定を重ねています。また、24時間体制の専門チームによる人的なパトロールに加えて、自社で開発した「深層学習を用いた自然言語処理モデル(AI)」などのテクノロジーを駆使しながら、誹謗中傷をはじめとする違反投稿を1カ月で約35万件削除するなど(2021年3月時点)、さまざまな対策も行ってきました。
 また、コメント欄における言論空間のさらなる健全化を目指すため、2021年10月19日、一定以上の投稿数のある記事のコメント欄を対象に、AIが判定した違反コメント数など基準に従い、記事単位でコメント欄を自動的に非表示とする機能を導入しました。
( → 「Yahoo!ニュース コメント」違反コメント対策を強化し、より健全な議論の場へ - 社会課題解決 - CSR - ヤフー株式会社

 これのリンク先には、こうある。
 これらを、BERT・Transformerを始めとする飛ぶ鳥を落とす勢いの深層学習技術でなんとかできないか、ということで開発プロジェクトがスタートしました。

 結果、Transformerベースのアーキテクチャはそのままとしつつ、BERTではなく別の形にして改善しています。
( → 大規模深層学習モデルによるYahoo!ニュース「不適切コメント」対策 - Yahoo! JAPAN Tech Blog

 つまり、すでに ChatGPT と同様のシステムを使っているようだ。しかも、不適切発言を排除するように、専用にカスタマイズしてあるらしい。

 どうやら、本項の提案は、すでに Yahoo が実施済みであるようだ。ちっ。出遅れた。
 ただし、 Twitter はまだやっていないようなので、 Twitter も真似するといいね。
 

posted by 管理人 at 23:16 | Comment(0) | コンピュータ_04 | 更新情報をチェックする
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