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朝日新聞が報じている。ヘリコプターの発見位置が、想定していたところからずっと離れていたので、わけがわからないようだ。
レーダーから消失した地点から北北東に約4.2キロ離れた水深106メートルの海底。南方面に向かっていたとされるヘリは、進行方向の反対側に沈んでいた。
事故機と外部とのやりとりは、レーダー消失の2分前に管制官と通常の交信をしたのが最後となった。以降は異常を知らせる発信もなく、当初は「レーダー消失後、SOSを出す間もなく短時間で墜落した」との見方が強かった。
だが、その想定を覆すような発見地点だったことに、同幹部は「レーダーで捉えられないほどの低空で針路を大きく変え、さまようように飛行して墜落したのかもしれない」と話す。
同幹部は「何らかの不具合で高度が下がったが、必死で墜落をまぬがれようと、もがくように飛行を続けていた可能性もある」と想像する。
地形を視察する「航空偵察」中の事故だったことから、一度見た場所を改めて確認することになって機体を急旋回させていた可能性を指摘する声も防衛省内にある。
だが、急にレーダーから消えたことや針路変更を管制官に伝えていなかったことから、説明がつきにくい。
( → 陸自ヘリ「もがくように飛行か」 「短時間で墜落」想定覆す発見地点:朝日新聞 )
レーダーで消えた地点から、ずっと離れた地点にヘリは沈んでいた。このことから、「レーダーで消えたあとは、低空飛行していたのだろう」という推察が出た。
しかし、低空であれ何であれ、飛行していたならば、連絡をしないのがおかしい。矛盾。……このことが、最後の一文で指摘されている。
どうも真相がわからない。困った。どうなっている?
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そこで、困ったときの Openブログ。名探偵が真相を明かそう。
実は、その解決編は、前回において指摘済みだ。
→ 陸自ヘリコプター墜落 .1: Open ブログ
そこでは、「墜落の原因は、ダウンバーストだ」と推察した。そして、それが今回も当てはまる。
ただし、機体がレーダー焼失地点よりもずっと北東の位置にある。これはなぜか? そこのところだけを、追加で説明すればいい。それは、こうだ。
「ダウンバーストで墜落したあと、機体は水上に浮かんだまま、1〜2時間ほど浮遊していた。このあたりの海流は、時速3キロぐらいなので、海流に乗ったまま、北東に移動していった。そうして 4.2キロを移動したあとで、沈没した。なお、その間に連絡が届かなかったのは、墜落の衝撃で全員が死亡したからである」
これはつまり、「人はみんな死ぬが、機体は壊れない」という程度の衝撃で衝突したことになる。衝突場所が地面でなく海面であれば、そういうことは十分に考えられる。地面ならば、機体はバラバラになっていただろうが、海面ならば、機体はいったん水中に沈んだあとで、また浮かび上がっていっただろう。そのあと、少しずつ浸水して、1〜2時間後に沈没したのだろう。亡骸とともに。
これで、すべては説明される。
謎はすべて解けた。

【 関連項目 】
→ 陸自ヘリコプター墜落 .1: Open ブログ
漂流していた時間が有ったとしたら、一人でも助かりそうなモノもだが。
死因が報告されていないので何ともいえませんけどね。
嘘だと思うのなら、全力で走って、ヘリと衝突してみればいい。どっちが頑丈かわかる。
あるいは、走行中のトラックと正面衝突して、頑丈さを比べてもいい。あなたの方が頑丈なら、トラックが大破される。
なお、ヘリコプターは、大破はしないが中破はしたんです。だから沈没した。
艦これで「中破」みたいなものだ。
まぁ機外に出たくても、水没した車から水圧でドアが開かなくなると同じ様に
出られなかったということも考えられる。
別に管理人さんの意見を全否定しているわけではありません。
そのまま閉じ込められていれば、機体とともに沈没します。
閉じ込めらずに、外に出れば、溺れて死ぬ時間が早まるだけです。浮き輪や救命胴衣があるわけでもないし。
まあ、生きていれば、機体とともに沈没するよりは、外に出たでしょう。機体内にいた人は、もともと死んでいたと見なせそうです。
機体の外に出た人は、自発的に出たのか、自然に流れ出たのかは、判別しがたい。