2023年04月16日

◆ 公園遊具で指切断の事故

 公園の遊具で、指を切断する事故があった。再発を防ぎたいが、対策方法がないそうだ。

 ──

 朝日新聞が報じている。
 公園の遊具「ターザンロープ」で、7歳の女の子が指を切断する事故が1月にあった。ターザンロープは、滑車のついたロープにつかまって遊ぶ仕組み。
 女の子はつり下がっているロープを股に挟み、ロープの下部にある団子状の結び目に座る形で滑っていた。
 ところが、中間地点を過ぎた後、何らかの拍子に上部のワイヤに左手が触れた際、滑車カバーにある数センチの隙間に人さし指が挟まり、指の先を切断してしまった。
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( → 7歳が指切断したターザンロープ 「悲しい事故」に潜む自治体の事情:朝日新聞

 画像を見ればわかるように、滑車には二箇所、開口部がある。この穴をロープが通っている。そこに指が触れると、指がロープに巻き込まれて、滑車の内側に吸い込まれてしまう。そこで事故が起こる。
 こういう事故はもともと想定されていた。だから、「滑車と人とが、十分な距離で保たれる」という基準があった。ところが、
 今回の遊具は基準ができるより前に作られており、基準を満たしていなかった。

 ということだった。つまり、事故は起こるべくして起こったわけだ。

 何も反省しない人ならば、「あ。そう」「管理者は法律違反をしたわけじゃないから責任はないね」でおしまいだろう。だが、まともな頭があるなら、事故の再発を防ぐ対策をするべきだ。
 では、その対策とは? それが問題だ。対策にかかる費用が高額になるからだ。
 公園の安全や充実を求める声もあり、老朽化対策は課題だった。
 遊具を新たに設置すると、1基あたり数百万円以上することもある。市の担当者は「予算には限りがある。ターザンロープも経年劣化の中、繰り返し補修で対応せざるをえなかった」と明かす。
 岸和田市は23年度の当初予算に、ターザンロープの更新費約300万円を計上した。市の担当者は「子どもらに人気がある遊具なので、一つの事故があったからといって楽しみを取り上げてしまっていいのかとの声もある。今後事故が起きないよう、事故に遭われた方や利用者らと協議しながら、対応を決めたい」と話した。

 細作をしたいが、抜本対策には金がかかる。ロープを長くするのがいいらしいが、構造上、ロープを長くすることもできない。(高さの制限があるからだ。)
 結局、金がかかるので、対策の仕様がない。どうしようもない。
 困った。どうする?

 ──

 そこで、困ったときの Openブログ。うまい案を出そう。こうだ。
 「滑車の下半分に、カバーを付ければいい。それによって、手が滑車の穴に吸い込まれるのを防ぐことができる」

 ここでは、滑車の全体をすっぽり覆うような、大きなカバーは不要だ。滑車の下にだけにカバーを付ければいい。特に、下から手を伸ばしたときに、手が滑車の穴に届かないように邪魔することができればいい。
 いわば、エリマキトカゲの襟巻き部分(ヒダ)のようなものだ。





 ここでは、カバーとは言っても、滑車を守るのが目的ではなく、手を守るのが目的なのだ。だから、手が穴に届かないようにすることが大事だ。それだけを念頭に置けばいい。
 
 
 ※ その意味では、現状は開口部が剝き出しなので、きわめて危険だ。いわば刃物が剝き出しになっているのも同然だ。そんな異常な状態を放置しておくことの方が不自然だ。この穴を見て、危険だと思わないのは、目がふしあなすぎる。岸田首相を爆弾から守れないような無能ぶりだ。
posted by 管理人 at 19:20 | Comment(0) | 安全・事故 | 更新情報をチェックする
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