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阪神の佐藤輝明がスランプだと話題になっている。あまりもひどいので、記事は枚挙に暇がないほどだ。
→ https://x.gd/72LX9
それでも昨日(19日)は、初のタイムリー・ヒットを含む2安打打って、いくらか期待を持たせたが、ポテンヒットみたいなものと、あたり損ねのヒットであって、まぐれ当たりにすぎなかった。
明くる 20日には、また元の状態に戻った。
→ 【阪神】佐藤輝明 満塁のチャンスも空振り三振 得点圏打率は1割下回る
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さて。こういうスランプには、どうしたらいいだろうか? それがテーマだ。
スポーツ選手のスランプについてアドバイスできるほど私は経験はない……と思ったが、理論的に考えれば、解決策がないわけでもない。
理論的に言って、スランプの理由は何か? 特定のケガや病気を除けば、理由は、たった一つしか考えられない。疲労だ。
そこで、「疲労のせいだろう」と見当をつけて、ググってみたら、案の定だった。「過剰なトレーニングによる疲労の蓄積」という情報が、はっきりと見つかった。
阪神佐藤輝明内野手(23)が「超人トレ」で体を鍛えた。前日4日、インスタグラムのストーリーズで元阪神・糸井嘉男氏とのトレーニングの様子を投稿。「超人になりたい…」とコメントを添え、先輩へのリスペクトを込めていた。
今オフの当面の課題は、来季1年間戦える強靱(きょうじん)な体を作ることだ。「体重は戻ったんですけど、筋肉の張りとかを戻したい」と意欲を込めた
( → 【阪神】佐藤輝明リスペクト「超人になりたい…」引退後もトレーニング継続の糸井嘉男氏に刺激 - プロ野球 : 日刊スポーツ )
これが 2022年12月6日の記事だ。さらに、2022年1月26日の記事もある。
阪神・佐藤輝はトレーニングよりも技術練習優先で2年目キャンプに臨む。25日、鳴尾浜球場で「沖縄ではそこ(筋トレ)に力を入れる体力は残っていないので、しっかり技術的なことをやっていきたい」と語り、グラウンド内の練習に全精力を傾ける考えを口にした。
( → 阪神・佐藤輝 2年目キャンプは技術優先「筋トレに力を入れる体力は残っていない」― スポニチ Sponichi Annex 野球 )
「そこ(筋トレ)に力を入れる体力は残っていない」と言うほど、体力を消耗したようだ。だが、体力が残っていないというのは、ゲームで「残存パワーの数値が減少した」というような意味ではない。単に「疲労が蓄積している」という意味だ。
その意味で、1月26日の時点で、疲労が大幅に蓄積していたようだ。
しかも、その疲労は、以後もずっと抜けていないと思える。というのは、佐藤輝明はもともと筋トレ・オタクだからだ。下記のリンク先を参照。
→ https://x.gd/Cljra
結局、やたらと根性があって、筋トレに励みすぎたせいで、疲労が蓄積して、スランプになったのだ、と結論できる。
そして、そうとすれば、スランプから脱出する方法もわかる。疲労を抜くことだ。そのためには、練習量をある程度は減らして、疲労を抜きながら筋肉の状態を改善することだ。
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さて。
何で私がわざわざこんな話をしたかというと、理由がある。次のことだ。
「話は何も、スポーツに限らない。頭脳労働でも同様である。疲労が蓄積すると、スランプになる。だから、頭脳労働で疲労が蓄積する前に、早めに疲労から回復するように努めた方がいい。あとで寝だめしよう、なんていう考えをしていると、結局はスランプになって、かえって総合的な能率が落ちてしまうものだ」
実は、この教訓に反する失敗を、私はこれまで何度もやってきた。「疲労が蓄積したせいで能率が大幅低下」というやつだ。
このような失敗をしないように心がけたい。
※ わかっているのに、何度も失敗するものだが。 (^^);
【 関連動画 】
技術的な指導をしているが。……
「体が開いているのが原因だ」という指摘。それ自体は正しいと思うが、こんな素人状態の打ち方をするのは、疲労のせいだろう。疲労のせいで、体に力が入らない。「体を開かなければいい」という指導に従うには、いったん疲労を抜かないとダメだね。