2023年03月30日

◆ トヨタのシェアが6割

 国内の自動車販売はトヨタがガリバーふうに巨大化して、シェアの6割を占めている。日産やホンダは1割もない。

 ──

 日産のディーラーの前を通ったら、いつもはガラス越しに見える自動車が何もない。空っぽだ。商品不足が深刻化して、店頭展示車までもないようだ。
 「こんなことでは(商品不足で)シェアは激減しているだろう」
 と推測して、ネットで情報を調べたら、案の定だ。
 2月の登録車販売台数を見ると、トヨタのシェアが大半になって、日産やホンダのシェアは1割もない。
 登録車の2月の新車販売台数は、前年同月比26.3%増の「26万9837台」と2か月連続でのプラス。
 一方、2月の軽自動車の新車販売台数は、同11.3%増の「15万6889台」と6か月連続でのプラスとなる。
 結果として、トータルでの2月の国内新車販売台数は、同20.3%増の「42万6726台」
 登録車の2月のブランド別新車販売台数では、部品の調達不足の影響が出た日産が前年同月比5.6%減(2万5289台)。ホンダが同7.6%減(2万1503台)、マツダが同13.7%減(1万4074台)、三菱自が同15.1%減(3786台)。
 トヨタは同49.4%増(14万3791台)、スズキは同49.0%増(1万1270台)、レクサスは同234.9%増(9525台)、スバルは同22.2%増(5611台)、ダイハツは同8.8%増(3486台)
( → トヨタ・グループ、回復の筋道が見えたか 2月の新車販売実績で見る、他ブランドとの「差」 - AUTOCAR JAPAN

 トヨタとレクサスとダイハツ(いずれもトヨタ)を合計すると、登録車の6割ほどを占めてしまう。もはや日本でまともに自動車を販売しているのはトヨタだけ、というようなありさまだ。
 電気自動車の時代が来る前に、日産とホンダはつぶれないだろうか。トヨタの未来が真っ暗だ、と思っていたら、日産とホンダはまさしく真っ暗闇に埋もれている。


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 [ 付記 ]
 日産は「電子部品が足りないから生産できない」と釈明しているが、そもそも、「ガソリンエンジン車を生産しない」という馬鹿げた方針を取ったのが根源だろうに。エクストレイルも、ノートも、あえて「ガソリンエンジン車を生産しない」という方針を取った.そのせいで、タマ不足だ。自分で自分の首を絞めながら、他人のせいにしている。タマ より アタマがどうかしている。

posted by 管理人 at 23:30 | Comment(0) | 自動車・交通 | 更新情報をチェックする
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