──
農業生産をすると、残留放射線の問題が生じる。そのレベルが低ければ問題ないが、そのレベルが高い地域(双葉町周辺)では、農業生産を諦めた方がいいだろう。かわりに、太陽光パネルを設置すればいい。無駄に高コストをかけて土地改良をするよりも、その方が利口だろう。収益性でも、その方が高収益になる。
なお、土地改良は、汚染土を除去するのではなく、地層の深くにすき込むという方法が取られる。そのためには、農地を深く耕すことになる。これでいちおう大丈夫らしいが、汚染がひどいところだと、問題も残るようだ。また、土地の深部に残留放射線を出す汚染土が残っているので、今後は深く耕せないという難点もある。
こういう問題があるのだから、もはや土地を放棄した方が賢明だろう。かわりに、太陽光パネルを設置すれば、土地も無駄にならない。
※「土地を放棄せよ」というのはあくまで、汚染のひどい場所の話だ。双葉町周辺などだ。一方、原発から遠く離れた福島県西部は、話の対象外だ。「福島産」ということで、風評被害を帯びる農家も多いが、福島県西部は放射線の問題はない。
[ 付記 ]
茨城県東部の鉾田市(ほこたし)の衛星写真の画像を見たら、「農地が太陽光パネルだらけになっている」と見えた。
だが、ストリートビューで確認したら、太陽光パネルではなく、ハウス栽培のビニールハウスでした。なーんだ。(当てはずれ)
このあたり、どうしてこんなにビニールハウスが多いのかな? 海に近くて、冬でも温暖なのかな?
[ 付記 ]
本項の提案は、方針としては有効だが、現実には不可能である。なぜなら、「農地に太陽光パネルを置くことは禁止」という法制度があるからだ。
この法制度のせいで、耕作放棄地に太陽光パネルを設置することはできず、かわりに、緑豊かな森林の樹木を伐採して、太陽光パネルを設置することが推進されている。
この問題は、前に説明したとおり。
→ 太陽光パネルの設置禁止 : Open ブログ
【 関連動画 】