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恵方巻きは、ブームになった十年ぐらい前には、食べて「おいしいな」と思ったが、毎年食べるうちに、飽きてきた。つい先日も、買って食べたが、たいしておいしいとは思わなかった。それでいて、金額はかなり張る。1本700〜800円ぐらいが多い。高すぎるね。もっと安上がりに済ませることはできないか?
そこで思いついたのが「自作すればいい」ということだが、自作するのは面倒臭い。もっといい方法はないか? 困った。どうする?
そこで、困ったときの Openブログ。うまい案を出そう。こうだ。
「恵方巻きの材料として、ネギトロや刺身などを購入する。自宅で酢飯を作る。そのあと、太巻きにはしないで、そのままで食べる」
これは、広い意味では、ちらし寿司のようなものだが、酢飯による刺身定食だとも言える。ただし、酢飯の上に海苔を載せると、太巻きを食べるのとほとんど同じになる。結局、太巻きを食べているのと同じだが、太巻きに捲く手間がかからないので、手間を節約できる。
かかった手間は、酢飯を作る手間だけだ。これなら5分間もかからない。あっという間だ。簡単ですね。(ごはんを炊く手間だけはかかる。ごはんがなければ、ごはんパックでもいい。)
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実は、「酢飯で刺身を食べる」というのは、私はちょいちょいやっている。なかなか、おいしいですね。
先日、鮮魚店でシマアジを見かけたので、「珍しいな」と思って買ったら、予想通りで、すごくおいしかった。ブリと同じぐらいおいしいが、ブリより安くて、白身魚の淡泊さがある。いい味だ。(普通のアジとは全然違うね。)
シマアジ

出典:クックパッド
それで思ったのだが、刺身を買うなら、鮮魚の専門店で買うのがいいね。スーパーの鮮魚部で買うと、どうも、味が鈍っている感じだ。どのスーパーも駄目だ。一方、大型スーパーのテナントに入っている鮮魚専門店だと、鮮度のいい感じになる。全然違う感じだ。
どうしてだろう? さばき方が違うのか? いや、そうではあるまい。そこで考えるうちにヒントになったのが、「ファーストペンギン」というドラマだ。
それから類推すると、こうだ。
「鮮魚の専門店では、仕入れが違う。(価格がすごく高い)産直ということはないだろうが、普通のスーパーとは違う経路で仕入れをしているのだろう」
まあ、これはヤマカンなので、当たっているかどうかは、心許ない。とはいえ、鮮魚専門店で、値段の高い刺身を買うと、鮮度のいい刺身を入手できる。
それと、自分の手作りの酢飯と合わせれば、とてもおいしい「寿司みたいなもの」を食べることができる。たいしておいしくもないのに値段の高い太巻きよりは、自分で刺身を買う方がずっと満足度が高い。味のレベルが、全然違う。
※ 買う魚は、ネギトロでもいいし、刺身の盛り合わせでもいいし、マグロの柵でもいい。お好みでどうぞ。……値段自体は、太巻きと大差ないが、使われている魚の量は、太巻きの何倍にもなる。換言すれば、同じ値段の魚で、太巻きを3本ぐらい作れる。
[ 付記 ]
「店の違いで、そんなに味が違うのか?」
と疑うかもしれないが、寿司を食べれば、すぐにわかる。スーパーの寿司はどれもおいしくない。できたてを買っても、おいしくない。一方、寿司屋の寿司はとてもおいしい。全然違う。
鮮魚の専門店で刺身を買うと、寿司屋みたいな(鮮度のいい)魚を買える。味が全然違う。値段はスーパーよりもちょっと高いけどね。