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記事を引用しよう。
《 Twitter、12月2日に青バッジ提供再開とマスクCEO 「つらいが人間が認証する」 》
Twitter Blueに加入すると、自動的にいわゆる「青バッジ」(現在の正式名称は「青いチェックマーク」)が付与されることになっている。マスク氏はこのチェックマーク付与についての変更も説明した。
これまではTwitter Blueに加入すれば無条件でチェックマークを付与するとしていたが、付与前に「人間が認証する」。これについてマスク氏は「つらいが必要なこと」としている。
Twitter Blue受付を停止しているのは、青いチェックマークと従来提供していた本人確認を示す青バッジ(認証バッジ、見た目は全く同じ)が混在していることを悪用し、なりすましが横行したからだ。
( → ITmedia NEWS )
個人セレブ(スターなど)や、公的機関には、これまで認証バッジが与えられてきた。それを人間が認証していたので、多大な手間がかかっていた。イーロン・マスクは、それを無駄だと断罪して、廃止することにした。「金さえ払えば誰でも認証バッジをもらえる」という方針を取った。「これで収入は増えるし、認証の人手もなくなってコストカットもできる。一石二鳥だ。おれって天才」と鼻高々。
ところが実施してみると、トランプのなりすましなど、大量のなりすまし(偽物)が横行した。かくて、ほんの数日で、サービス停止にに追い込まれた。そこで元のように「人手による認証」という方針を取ることにしたが、そのときにはもう社員の多くが辞めていて、まともにサービスを実行できるかどうか心許ない。
「イーロン・マスクって、経営の天才と言われているが、ただのバカじゃないの?」
とネットでは散々の悪評だ。
→ はてなブックマーク
以上が、最近のあらましだ。
なお、原文は下記。
Sorry for the delay, we’re tentatively launching Verified on Friday next week.
— Elon Musk (@elonmusk) November 25, 2022
Gold check for companies, grey check for government, blue for individuals (celebrity or not) and all verified accounts will be manually authenticated before check activates.
Painful, but necessary.
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イーロン・マスクは天才のつもりらしいが、あちこち迷走して、馬鹿をさらしている。ひどい状態だ。困った。どうする?
そこで、困ったときの Openブログ。うまい案を教えて上げよう。こうだ。
「認証をするには、自動化は無理で、人手をかけるしかない。しかるに、人手をかけるコストを負担したくない。その両者を同時になし遂げるには、どうすればいいか? 論理的に考えればわかる。論理的にはその方法は一つしかない。自分でなく他人の人手を用いることだ」
ここまで考えれば、その方法は具体的にわかる。次のようにすればいい。
「公的機関については、その公的機関の代表者となる団体が認証すればいい」
「個人については、有償とした上で、料金を長期の先払いとすればいい」
具体的に示そう。
(1) 公的機関
公的機関については、その公的機関の代表者となる団体が認証すればいい。たとえば、こうだ。
・ 政府部門のツイッターについては、政府部門の認証機関を設立して、その認証機関に、ツイッター社が認証の権限を委託する。
・自治体部門のツイッターについては、自治体部門の認証機関を設立して、その認証機関に、ツイッター社が認証の権限を委託する。
・ 大学のツイッターについては、大学連合の認証機関を設立して、その認証機関に、ツイッター社が認証の権限を委託する。
・ 学術機関のツイッターについては、学術機関の認証機関を設立して、その認証機関に、ツイッター社が認証の権限を委託する。
※ 以上はいずれも無償となるので、税金による支出( Twitter社への支払い)は不要である。
(2) 個人
個人については、有償とした上で、料金を長期の先払いとすればいい。たとえば、年額 1.4万円(100ドル)とした上で、5年分の先払いを義務づける。つまり、7万円(500ドル)だ。
その上で、なりすましが発覚したら、アカウントを停止する。つまり、先払いした額は全額没収だ。通常、3日間以内になりすましはバレる。その時点で、7万円(500ドル)は没収されてしまうわけだ。
こうなるとわかっていたら、馬鹿馬鹿しくて、誰もなりすましにはならないだろう。かくて、問題は解決する。
(3) 企業
企業向けは、個人向けと同様。有償。
※ 以上の (2)(3) は、有償となるので、ツイッター社が人手をかければいい。人手をかけたからといって、損するわけではない。有償サービスとなるからだ。従来のように無収入のままコストだけがかかるのではない。コスト以上の収入が入る。しかも、なりすましが増えれば増えるほど、かえって儲かってしまう。
※ 災い転じて福となす。ピンチはチャンス。ただの無駄仕事が、金のなる木になる。これぞ利口な方法だ。
