2022年11月17日

◆ クラクションを鳴らして助かる

 保育園の送迎バスに置き去りにされた子供が、間一髪、助かった。すぐにクラクションを鳴らして、注意を引いたからだ。

 ──

 これは5歳児の例。
 市内の小学校のスクールバスが終点であるバスの屋外駐車場に到着した際、寝ていた1年生の男子児童1人が残っていたのに、72歳の男性運転手は確認を怠り業務を終えようとしました。
 寝ていた児童はドアが閉まる音で目覚め、自分でクラクションを鳴らしたため、運転手はその存在に気付きました。
 ドアが閉まってからクラクションが鳴るまでは約1分だったといいます
( → バスに児童置き去り 保護者が『クラクションを鳴らすよう』指導<岩手・一関市>|FNNプライムオンライン

 一関市教育委員会:「実際は5人が乗っていたがバスの運転手は4人乗車と認識した」
 教育委員会の説明によりますと、出発前、運転手が他の児童と話をしている間に置き去りにされた児童が乗車してきたため気付かなかったといいます。
 そして4人乗せたと「勘違い」したまま走行。それぞれの停留所で4人が降りて行ったことで運転手は車内に誰もいないと認識。
 しかし、実際には後方の座席で小学1年の児童が居眠りをしていました。
 一関市教育委員会:「バスが停車して運行終了後は車内確認を行い通常は消毒作業を行うことになっているが、この日運転手には私用があったそうで、それを怠ってしまった」
 そしてバスから降り立ち去ろうとした運転手。自分の車へ向かって歩き始めた矢先にクラクションが鳴りました。
( → また子ども“置き去り”市が謝罪 クラクション鳴らし無事に

 なぜ5歳児はとっさの行動を取れたか? その理由はこうだ。
「児童はドアを閉めたタイミングで起きて、すぐ運転席に向かいクラクションを鳴らした。この児童は日頃から保護者に『何かあった際はバスのクラクションを鳴らすんだよ』と言われたことを思い出してすぐにクラクションを鳴らした」
( → また子ども“置き去り”市が謝罪 クラクション鳴らし無事に





 親が常日頃から対処策を教えていた。親の賢明な教育が子供の命を救った。
 とはいえ、それができたのも、子供が5歳児で、頭が働いたからだ。2歳児には教えることも難しいかもしれない。(ギリギリかな。)
・1歳ごろ
 1歳〜1歳半ごろまでには、「ママ」「パパ」「ブーブ」などの意味のある単語を話しだし、徐々に単語の数が増えていきます。ママ・パパの「おいで」「ちょうだい」などの言葉をだいぶ理解できるようになり、身振りとあわせ、言葉での主張が始まります。
 1歳〜2歳にかけて、話せる単語数は一気に増えていきます。

・2歳ごろ
 2歳ごろになると、2つの連続した単語を話す「二語文」が始まります。「くっく、はく(靴を履く)」「ワンワン、やー(犬はこわい、いや)」など、2つの言葉を組み合わせて会話ができるようになっていきます。
 そして、2〜3歳にかけては、個人差もありますが、言葉がなめらかになり、簡単な会話が成り立つまで、急激に発達していきます。
( → 【楽天ママ割】 Mama's Life | 赤ちゃんが言葉を話すのはいつから?言葉の発達を促す方法についても解説!





 2歳児ぐらいで、とっさの知恵が働くのは、ちょっとまだ無理であるようだ。3〜4歳にならないと、無理っぽい。ハンドルに手が届くだけの身長も必要だしね。
 
 やはり、動くものを検知するセンサー(人感センサー)が有望だろう。それを車内に設置すれば、車内で動く子供を検知することができる。こういうものを開発して、うまく実用化してほしいものだ。
 詳しくは下記。
  → 車内の置き去りのセンサー: Open ブログ

 
posted by 管理人 at 23:06 | Comment(0) | 安全・事故 | 更新情報をチェックする
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