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これについて考察した記事がある。「来夏までには」という見通しだ。
→ 来夏までにウクライナ勝利、ロシアの敗北必至 国防省情報総局長 - CNN.co.jp
ふむふむ。参考になる意見だ。一読の価値はある。
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一方、別の記事もある。
→ NATO参戦の可能性高まる、ロシア連邦崩壊も NATOが参戦するための条件・手続き・法的根拠とは
「戦争の終結を早めたいが、そのためにはウクライナの勝利を早めるために、NATOの参戦が必要だ」
という趣旨。
おいおい、それはあんたの願望・夢想だろうが。自分の期待していることを、勝手に「未来予想」にしてはいけないよ。根拠のない与太話となるだけだ。
現実には、NATOの参戦などはありえない。現状では「航空機の供与」ですら渋っているのだから、まずはこれを解消することの方が先決だ。「航空機の供与」は、検討されているようだが、いまだに最終決定はなされていないようだ。バイデンがビビって、渋っているようだ。で、そういう状況なのだから、NATOの参戦など、先のまた先の話であり、およそ実現性のない話だ。
上の記事はただの与太記事だ。こんな 与太記事をまともに読むくらいなら、乃木坂の 与田祐希 でも見ていた方がマシだ。
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なお、私の見通しはどうかというと……
私は別に、詳しい裏事情に通じているわけではないので、独自情報を開陳する立場にはない。ただし、既存の情報を見て分析すると、こう考えられる。
・ ロシアはもはや物資不足がひどすぎる。(前項)(新記事)
・ ミサイルは欠乏し、イラン製のドローンを使うぐらいしかない。(NTV)
・ 最近ではロシア軍が次々と撤退しつつある。( → ヘルソン)
・ とすれば、ロシアはもはや戦争に持ちこたえられない。
・ 次々と退却して、あと数カ月で侵攻4州を失うだろう。
・ 場合によってはクリミアさえも失うかもしれない。
・ 米国が航空機の供与を認めれば、ウクライナの勝利はもっと早まる。
以上のことからして、ロシアの敗北は1月〜4月ごろになるだろう、というのが私の見通しだ。非常にうまく行けば、12月ごろに「ロシア軍の総撤退」が決まることもありえなくもないが、それはちょっと楽観のしすぎだろう。もう少し遅れるとみるのが妥当だ。旧日本軍だって、物資が乏しい状態でも、結構抵抗をしたものだ。ロシアもまた、最後は玉砕覚悟で、敗戦を拒もうとしそうだ。
というわけで、最もありえそうなのは、来年4月ごろの「ロシア敗北」だ。決定の時期はそのころになりそうだ。
もしかしたら、さらに夏ごろまでロシア軍が持ちこたえる可能性も、なくはない。だが、現実的には、そこまで抵抗し続けるとも思えない。いったん4州を手放せば、自国領そのものを失うことはないのだから、あくまで敗戦を拒んで戦場で死者を出し続けるよりは、ひとまず停戦を迎える方が賢明だ。そう理解して、停戦に合意することは、十分にあり得そうだ。
【 関連動画 】
(1) ピンポイント攻撃
説明文
→ ウクライナ、ルハンスク州のロシア軍車列をミサイル攻撃 - CNN.co.jp
※ ロシアは数少ない高価なミサイルで、ウクライナの民間家屋などを攻撃しているが、ウクライナはロシア軍の軍備を攻撃して破壊している。これが続くと最終的には、ロシア軍は軍備が消滅して、ウクライナ軍の軍備だけが残る。……となると勝敗は明らかだ。戦いの方向性からして、もはや一方的だと言える。ほとんどタコ殴りだ。
(2) ロシア兵の反乱
ロシア軍内部で兵の反乱が起こっているそうだ。
いくつかの例。
・ 兵士のほぼ全員が反乱している。出動命令を聞かない。
・ 600人のうち、215人しか残っていない。
・ 前線への出動を命じた上司に、下級兵士が銃を向ける。
・ ケガをして出動できないと答えた下級兵士を、上官が射殺。
もうメチャクチャだね。
どちらに付くかはわかりませんが、そろそろ中国が出てきて漁夫の利を得るのではないかと思っています。
ウクライナが非占領地を奪還し、ロシア系住民を追い出すことができればそれこそ大勝利ですね。