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長い行列ができたことは、あちこちで報道されている。朝日新聞はこう報じた。
列は午後1時ごろには一般献花台から少なくとも3.5キロほどにまで延びた。内閣府は午後2時過ぎ、ツイッターで「今から並んでいただいても、どんなに少なく見積もっても献花まで3時間以上かかる見込み」と呼びかけた。午後4時ごろには「最後尾」とのプラカードを掲げた案内係が、列に加わろうとする人たちに「3〜4時間はかかります」と呼びかけていた。
一般献花は当初、午後4時までの予定だったが、午後5時すぎまで列に人が加わった。
東京都中野区の女性（60）は昼過ぎに並び始めてから約3時間かけて献花した。「こんなに時間がかかると思わなかったけど、安倍さんの無念さを悼みたい気持ちを形に示せて良かった」と話した。
千葉市の女性（68）は足が悪く杖をつきながら献花にやってきた。列が進む流れに追いつけず、後ろに並ぶ人に抜かれ、6時間かかった。
東京都渋谷区から来た女性（78）は、あまりの長蛇の列に献花をあきらめた。「長時間待つのは体力的に厳しい。気持ちだけ置いて花は家に飾ります」と残念そうに帰宅した。
（ → 悼む列、怒る列 安倍氏国葬：朝日新聞 ）
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こんなに延々と歩かされるハメになるのは、足腰の弱った高齢者のほかに、松葉杖のケガ人もいる。
この画像は、インスタの動画のうちの一部だ。（ 0：39 の箇所 ）
ともあれ、足腰の弱った高齢者も、松葉杖のケガ人も、3時間以上もの時間をかけて、延々と長距離を歩かされるわけだ。ひどい虐待だと言える。車椅子の病人が並んだら、死んでいたかもしれないほどだ。
体力の弱い人のことも考えていないわけで、ひどい不手際だと言える。
- ※ ちなみに、ディズニーランドでは、「車椅子の身体障害者は、列に並ばずに、別の場所で待機することで時間をつぶせる」という態勢ができている。これならば、無駄な体力消耗を避けることができる。
→ https://x.gd/lLodw
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３時間以上かかるというが、これは、単に時間がかかることを意味するだけではない。ずっと歩いているわけだから、かなりの長距離を歩かせることを意味する。時速４km なら、12〜14km を歩かせる計算になる。
歩く速度は、下記の動画でわかる。
このによると、最初は駅から始めて、列の最後尾に達するまで、30分も歩かされるそうだ。これも 2km ぐらいはあるから、その分が歩く距離に加算される。ずいぶん歩かされるわけだ。
上の動画では、経路もわかる。まずは半蔵門駅に達したあと、列の最後尾まで歩く。その場所は、ソフィアタワーの前である。
その後、大通りを経たあと、街中のやや狭い道を通って、半蔵門駅を経てから、北東の「ザ・パークハウスグラン千鳥ヶ淵」の前の交差点に達する。
ここから南進して、かえって遠回りをするような迂回路を経て、「TOKYO FMホール」まで達する。その先で道路を渡ってから、今度は北進して、元の「ザ・パークハウスグラン千鳥ヶ淵」の前の交差点に達する。その先が「千鳥ヶ淵緑道」であり、ここからいよいよ会場っぽくなる。手荷物検査台もある。
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他にも、行列の動画はいくつかある。
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なお、これほどにも長大な行列ができた理由は、何か？ 参列者がとても多かったことか？ いや、参列者はたったの 2.6万人だ。後楽園球場 or 東京ドームに来る巨人戦の観衆に比べれば、半分にすぎない。全然、たいしたことのない数だ。
本当の理由は、参列者が多かったことではなく、参列者が多かったと見せかけるために、あえて長大な行列を作り出そうとしたことだ。
「長大な行列ができれば、参列者が多かったと見せかけることできる。これぞ嘘つきとペテンの安倍元首相にはふさわしいだろう」
と思ったのかもね。
あるいは、単に運営を 16億円で請け負った会社が無能だったせいかもしれない。
ともあれ、一般献花台のための行列は、たったの２列だけに絞られた。献花台を４つにして、行列を８列にすれば、人々はほとんどならばされることもなく、20分ぐらいで喧嘩を終えただろう。しかしそれだと、「長大な行列ができた」という印象を与えることができない。それではよろしくない、と思ったのかもしれない。
かくて、下らない思惑のせいで、国民は犠牲になったことになる。いかにも安倍元首相のやり方にならっているね。彼の熱心な支持者でさえ、このように利用されて苦しめられるわけだ。
［ 付記 ］
「参列者はたったの 2.6万人だ。後楽園球場 or 東京ドームに来る巨人戦の観衆に比べれば、半分にすぎない」
と述べたが、「何で比較対象として、この数字が出てくるんだ？」と疑問に思った人もいるだろ。そのわけは、今回の国葬会場である武道館と、東京ドームとが、距離的に近いからだ。武道館の北方 1.3km の位置に、東京ドームはある。そこで毎度毎度、5万人ほどの観衆が来るのだから、 2.6万人の観衆など、いちいち「多いぞ」と騒ぐほどの規模ではないのだ。
ちなみに、東京ドームの観衆は、入場に３時間も待たされたりはしない。それが当然なのだ。
一般の献花などは外の会場でしょうが、外のスペースも狭いでしょうし、厳戒態勢の警備であれば時間もかかるはず。
東京ドームでやってもよかったように思いますが、公の行事はたいてい武道館ですね。戦没者追悼式や東大の入学式なども。
献花台の場所はここです。
https://ameblo.jp/nippon2681/image-12766008096-15179121474.html
ストリートビューだと、ここです。
https://x.gd/dlSDW
特にこの箇所に限る必要はないので、武道館周辺のどこでも設置できるはずです。田安門、清水門、また、北の丸公園の各所（広いので あちこち）。
屋内ならば場所は限られますが、屋外ならば場所は広くあちこちに取れます。この方式ならば、２万人どころか、20万人が来ても大丈夫。
仮に 100万人規模なら、皇居のあちこちに献花台を設置すればいい。そうすれば 100万人でも対処できる。
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国葬ならば皇居を使えるが、国葬でないと皇居を使えないぞ……と心配する人もいるだろうが、大丈夫。歴代の首相の葬儀は、「内閣・自民党合同葬」だった。この場合も、内閣が正式に関与しているので、皇居（の庭園）を使うことには問題がない。そもそも、武道館の周辺や皇居外苑は、もともと一般に開放されている。