2022年09月25日

◆ 強力な吸引力の掃除機

  強力な吸引力をもつ掃除機がある。通常の2倍の吸引力。使ってみたら、素晴らしい性能だった。

 ――

 普通の掃除機は 15000 Pa ぐらいの吸引力で、「強力」と銘打った製品でも 20000 Pa ぐらいにしかならないのが普通だ。ところが、30000 Pa という倍の吸引力をもつ掃除機がある。しかも、価格はかえって安いぐらいだ。
 20000 Pa ぐらいの掃除機が 1万円ぐらいで、28300 Pa の掃除機が(タイムセールの割引価格で)¥13,900 と ¥15,900 である。(2種類ある。いずれも高級品。)
  → https://amzn.to/3xPIXro

 ところが、¥6,999 という激安で 30000 Pa の商品がある。これだ。



https://amzn.to/3rbbOlS


 ちょうど掃除機が故障したところだったので、代わりに、安価(5000円以下)な品を買おうかと思ったのだが、どうせなら高性能の商品をと思って、ちょっと高めの上記商品を購入した。

 そうしたら……
 吸引力にぶったまげた。あまりにも強力なので、吸い取り口が じゅうたんにへばりついて、まともに動かない。力を入れて押すと、やっと動く。
 逆に、引っ張るとどうか? 手元で本体を引っ張ったときに、吸い取り口と円筒形チューブがくっついたまま、本体から離れてしまう(もげてしまう)。(吸い取り口は、じゅうたんにへばりついたままだ。)
 唖然としたね。吸引力が強すぎる。

 それでもまあ、じゅうたん以外では、特に問題はない。強力な吸引力のまま、フローリングの床も、畳も、ちゃんと掃除できる。吸引力の強さは半端ないが。
 ちょっと掃除してみたら、ホコリを入れるケースが、ホコリで一杯になっていたので、びっくりした。他の掃除機でやったときには、こんなに一杯にはならなかったのだが、新しい掃除機でじゅうたんを掃除すると、ケースがホコリで一杯になった。隠れていたホコリを強力に吸い出したらしい。
  ※ 床や畳の場合には、大差はなかった。もともとそんなにホコリはないので。
  ※ 「一杯」というのは「満杯」という意味ではなく、「たくさん」という意味の「いっぱい」だ。

 さらに強力さを感じさせたのが、布団だ。布団を日干ししたあとで、この掃除機でホコリを吸引したら、ホコリがものすごく吸引された。(糸状の)綿ぼこりではなく、(砂に似た)粉のようなホコリだ。あまりにも大量に吸い取れたので、びっくりした。
  ※ 布団は、ベッドの下に敷くパッド状のもの。他の布団もある。

 とにかく、この掃除機は、吸引力が半端ない。ものすごい吸引力だ。通常の掃除機とは別次元のものであり、ただの掃除機とは別種のものだと感じられる。掃除機以上の何か、という感じだ。長年の「掃除機」という概念をぶち壊される。

 コスパがものすごくいいので、お勧めします。ごく軽量なので、重さも感じない。



 [ 付記 ]
 難点はないか? ある。ホコリを入れるケースの着脱がしにくいことだ。ちょっとやりにくい。なかなか慣れない。

 また、ホコリのフィルターを水洗いできるのはいいのだが、そうでない普段の掃除では、やたらとホコリを吸い込むので、目詰まりしやすいし、細かなホコリを除去するのがちょっと難しい。「掃除機を掃除する」という手間がかかる。普通の掃除機だと、簡単にフィルターのホコリを取れるのだが、今回の商品は、フィルターにも目詰まりしやすい感じだ。
 しかし、これは吸引力が強力であることの裏返しなんだから、仕方ないね。吸引力が弱ければ、フィルターも目詰まりしにくいが、それじゃ意味がない。やっぱり、目詰まりしやすくとも、強力な吸引力のある方が好ましい。
 実は、フィルター掃除も、あまり気にならなくなってきた。あんまり強力な吸引力なので、フィルター掃除をするとき、「へえ、すごい」というふうに感嘆する。ちょっと機械を分解するときのような楽しみがある。機械を分解するのが好きな人には、向いている。

 他にも不足点がある。付属品が少ないことだ。おまけのノズルは1種類しかないので、ブラシふうのノズルは付いていない。ブラシふうのノズルを必要とするなら、別の掃除機を併用する必要がある。
 「掃除機を二つも使うのは面倒だ。1台で済ませたい」と思うのなら、冒頭の商品を買えばいい。¥13,900 と ¥15,900 ですけどね。1台で2台分以上の価格になるね。

 なお、掃除機は2台ある方が便利だ。1階と2階に分けておけば、それぞれの階で持ち運びをしないで済む。2台あれば、掃除の回数も半減するから、フィルター掃除の回数が増えるわけでもない。

 電気代はどうか? この点は、心配ない。吸引力は2倍だが、使用電力は 650W なので、通常とほとんど同じである。

 なお、「ロボット掃除機の方がいいぞ。ルンバの方がいいぞ」と思う人もいるかもしれないが、私の家は、部屋がそんなに片付いていないんだ。ロボット掃除機を使うためには、まずは部屋を片付ける必要があるが、わが家はそれほど整理整頓ができていないんだ。



 
 ※ 円安なので、この商品も遠からず値上げすると見込まれる。在庫品が完売したら、その後は値上げするだろう。今回、タイムセールの値引き対象ではないのは、そのせいかもしれない。もともと割安だしね。(待てば安くなるということはなさそうだ。待てば高くなることはありそうだが。)

posted by 管理人 at 10:06 | Comment(3) | 一般(雑学)6 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 Amazon のリンク(二つ目)を間違えていたので、修正しました。
Posted by 管理人 at 2022年09月25日 12:52
掃除機は引いて使うのが基本です。
https://www9.nhk.or.jp/gatten/articles/20191113/index.html
Posted by Siru at 2022年09月26日 07:48
> 現在販売されている掃除機の多くは、掃除機を「押す」ときよりも「引く」時の方が、ごみがよく取れます。掃除機を後ろに引く時は、掃除機のヘッド部分についている「回転ブラシ」がごみをかき上げる力と、私たちが掃除機を引く力が合わさり、より強い力で多くのごみをかき出すことができるのです。

 その番組、見ました。「回転ブラシ」が肝心だが、回転ブラシが付いているのは、1.5万円以上の高級品。1万円以下だと、回転ブラシは付いていないことが多い。
 https://x.gd/cuOJW

 というわけで、回転ブラシが付いていない低価格品だと、押しても引いても、あまり変わりません。

 ――

 念のため、「回転ブラシ」と番組名で検索してみたら、私の過去記事が出てきた。
  → http://openblog.seesaa.net/article/474981856.html

 そうだった。上記番組については、私も言及したことがあったのでした。
Posted by 管理人 at 2022年09月26日 08:41
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