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【 Android だけかと思ったが、iPhone も同様だと判明したので、タイトルおよび記事本文を修正しました。】
ケータイ入力というのは、「あ」を何回か連続打鍵することで、「い」「う」「え」「お」を入力する方式だ。スマホのフリック入力では、これが可能となっている。
すると、意に沿わない入力が発生してしまうことがある。たとえば、「たたく」と入力すると、「たた」が「た」の2回打鍵と認識されて、「ち」になってしまう。だから「たたく」と入力すると、「ちく」になってしまって、「たたく」にならない。これは困る。
では、どうすればいいか? 方法は簡単だ。急いで入力しないで、ゆっくり入力すればいい。「た」と「た」の間に、休み時間を入れればいい。0.5秒〜1秒ぐらい。これで、「たた」と入力される。
図示すると、こんな感じ。(下線部は、休み時間を示す)
たた → ち
た___た → たた
なお、ケータイ入力の方式を使いたくなければ、設定画面でそうすることもできる。つまり、フリック入力専用にすることもできる。その場合には、休み時間を入れなくても、常に「たた」のように入力される。(ただしそのかわり、ケータイ入力はもはやできなくなる。)
[ 付記1 ]
以上は、フリック入力の場合の話だ。
Godan 入力なら、ケータイ入力になる問題は最初からない。
ただ、Godan 入力は「濁点の入力が面倒だ」という難点がある。そこが困る。
だが、濁点は省略してもいい。たとえば、「ば」行の文字は、濁点なしの「は」行の文字で入力しても構わない。
例示すると、「ばとう」や「はどう」は、「ば」のかわりに「は」を使って、「はとう」と入力するだけでいい。つまり、「HATOU」と入力する。
そのあと、濁点込みのカナ入力の候補一覧(波濤・罵倒・波動)が出る。そこから、正解となる候補を選べばいい。
現実には、こういうふうに多様な候補が列挙されることは少なく、たいていは正解となる候補が出る。例。
・ けんしつ → 現実 (「けんしつ」という発音の単語はない。)
・ たくてん → 濁点 (「たくてん」という発音の単語はない。)
[ 付記2 ]
Godan 入力は便利だが、一つだけ、使いにくい点がある。文字の配列が左利き用になっているので、右利きの人には使いにくい、ということだ。
この画像を見ればわかるように、頻度の高い行(AIUEO)が左側に来て、頻度の低い行(HMYRW)が右側に来ている。これでは、右手の指で操作しにくい。右利きの人にとっては使いにくい。
むしろ、その逆にするべきだったね。次のように。
これだったら、どれほど使いやすかったことか。Google Japan は、今からでも遅くはないので、右利き用の Godan 入力を提供してほしいものだ。(開発はごく容易であるので。)
[ 付記3 ]
Godan 入力は、Android では最初から入っているので、すぐに使える。
Godan 入力は、iPhone では最初から入っていないので、すぐには使えない。いったん Google のアプリ入力のところに行って、Godan 入力のアプリをインストールする必要がある。(無料)
⇒ 私の iPhone は、とくに設定とか切り替えなしに、フリック入力もケータイ入力もどちらもできますよ。
・「あ」を何回か連続打鍵することで、「い」「う」「え」「お」を入力する方式 ⇒ できます。
・「た」と「た」の間に、休み時間を入れればいい。0.5秒〜1秒ぐらい。これで、「たた」と入力される ⇒ そうなります。
なお、フリック入力専用にする設定があるのかはわかりません(試していません)。
ご指摘に従い、タイトルおよび本文を書き換えました。
※
他サイトの記事で、「iPhoneではできない」という趣旨の記述を見たので、ろくに確認しないまま、誤った記述を書いてしまいました。
ふだん、フリック入力なんて使っていないので、知識不足で書いてしまいました。