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9月の前半はずっと暑かった。15日はいったん涼しくなったが、16日はまた暑くなった。17日のあともずっと暑い日が続くと予報されていたが、最近、台風 14号が日本列島全体を縦断すると判明して、急に天気予報が変わった。雨のせいで気温が急に下がるらしい。秋をもたらす天与の台風か。
ともあれ、台風がなければ、20日ごろまでずっと暑い日が続いたはずだった。 では、それはどうしてか?
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理由としてすぐに思い浮かぶのは「地球温暖化による気象異変」である。参考で、下記記事もある。
→ パキスタン「国の3分の1冠水」 泥の家、目の前で崩れた:朝日新聞
→ 欧州「500年で最悪の干ばつ」 ブドウが、川が、発電所が:朝日新聞
「地球温暖化による気象異変」があるので、それが日本にも影響を及ぼして、9月の気温上昇を招いた……というふうにも思える。
実際、そういう見解もある。上の記事の一部では、次のように述べている。
この夏の異常気象は日本も無縁ではなかった。
気象庁によると、6〜8月の平均気温は統計を始めた1898年以降、2番目の暑さだった。都心の猛暑日(最高気温35度以上)は過去最高の16日に達した。一方で7月中旬から8月中旬にかけては各地で記録的な豪雨があり、線状降水帯の発生も相次いだ。
気象庁は要因として、「ラニーニャ現象」「偏西風の蛇行」「地球温暖化」の三つを挙げる。
( → 欧州「500年で最悪の干ばつ」 ブドウが、川が、発電所が:朝日新聞 )
上の三つの原因のせいで、各地で異常気象が起こり、日本でも温暖化が進んだ……ということらしい。
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なお、8月と9月の気温そのものは、下記にデータがある。
→ 東京, 東京都, 日本の月間予報 | AccuWeather(8月)
→ 東京, 東京都, 日本の月間予報 | AccuWeather(9月)
それぞれのページの下の方にグラフがある。特に、9月は下記だ。
9月

これらを見ると、たしかに今年は例年よりも気温が高いようだ。ひるがえって、昨年の同月を見ると、今年よりもずっと気温が低い。この比較からしても、今年の夏は例年以上に猛暑だったと言っていいようだ。
そして、その暑さが9月中にずっと続いていることになる。
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ただ、私個人の感想を言えば、「あまり暑くないな」という気もする。
・ 8月には、ときどき雨が降って気温が下がったので、それで救われた。
・ 9月の暑さも、例年の8月に比べれば、まだマシだ。
だが、この私の実感は、上記の気温のグラフとは矛盾する。上記の気温のグラフは、滅茶苦茶に暑くなっているからだ。「8月も9月もすごく暑い」というのが、グラフから見た結論である。
ではなぜ、私は「今年の夏は暑くない」と感じたのか?
それはどうも、「断熱雨戸を閉め切っているせい」だと思う。2〜3年前までは、南の雨戸を開放して、ガラス窓も開放して、網戸だけにしていた。エアコンをつけるのは北側の部屋だけにして、南側の部屋は外気を入れていた。……これだと、家中が暑くなりがちだった。
しかし近年は、断熱雨戸を閉め切っている。空気もあまり交換しない。夜中に冷えた空気をそのまま溜め込んでいるので、午前中はずっと涼しい感じだ。午後になっても、そう暑くならない。全般的に、エアコンを使用する時間が激減した。
というわけで、「断熱雨戸を閉め切っているせいで、私の家は暑くならなかった」ということのようだ。照明の電気代はかかるが、冷房の費用は激減した。
かくて、私の家だけの特殊事情で、私はあまり暑く感じなかったようだ。これじゃ、話は一般化できませんね。すみません。
p.s.
実は、一般化できるつもりで、「今年の夏は暑くなかった」という話を書こうとしていたのだが、現実に気温のデータを見たら、そうではなかったので、話の内容を方向転換したのでした。いろいろ調べるうちに、書きはじめたときとは正反対の結論になってしまった。当てはずれ。
少なくとも太陽熱の大半が一度室内に入ってしまうので。
そして、その熱の何割かが、カーテン上部から(構造次第ですが)室内に入ってします。
もちろん、熱の何割かは窓から出ていくはずなので、確実に一定の効果があります。
室外の断熱雨戸の方が確実ですが、
断熱カーテンは工事不要な点が大きなメリットですね。
個人的には窓ガラスの屋外側に発泡スチロールを貼ることを検討しています。
見た目を気にする必要がない条件下なので。
見た目以外のデメリットもありそうですけどね。
東京は暑いですが、北海道はだいぶ涼しかったです。特に朝晩。