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システム上では、上記で済むはずだ。4G や 5G の無線(au)はつながらなくても、Wi-Fi と光回線を通じて、外部とつながる。そこで、LINE で連絡すれば、即時、相手に連絡が行くはずだ。
ところが残念なことに、システム的にはつながっても、肝心の相手(連絡先)が、 LINE のアカウントをもっていない。具体的には、110 番の警察と、119番の消防庁だ。別に、番号はこの番号(110 番・119番)である必要はなくて、単に LINE のアカウントがあればいいのだが、 LINE のアカウントがないのだ。つまり、「受信拒否」である。
詳しくは下記に説明してある。
→ LINEやIP電話で緊急通報(110番)できる? | 巨人メディア
通話料を大幅に安く出来るIP電話(LINEや050通話アプリ)は、とっても便利です。しかし気になるのが緊急電話(110番、119番など)の発信。
結論から言うと、IP電話では緊急電話の発信ができません。
LINEやIP電話(050通話アプリ)は、緊急電話に発信できません。その理由は、位置情報の提供機能が無いからです。
ただし、対処法はある。
IP電話でも通常番号なら、警察署や消防署に通報できます。
最寄りの警察署の電話番号は、緊急通報ナビで簡単に調べられます。緊急通報ナビとは警察署の、住所と電話番号が表示されるアプリです。
※ 緊急通報ナビは、スマホのアプリなので、スマホでインストールする必要がある。
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以上で対処できるようだが、面倒臭いですね。
LINE で、警察と消防署のアカウントをもつべきだ。ただし、一箇所に集中して連絡が届くと、混雑してしまいそうなので、何らかの分散処理は必要だろう。最も簡単な方法は、多数のアカウントを用意することだ。たとえば、
110-000
110-001
110-002
……
110-998
110-999
というふうに 1000個のアカウントを用意して、ユーザーが適当に選ぶようにすれば、1000箇所に分散処理される。(ちょっと原始的だが。)
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ともあれ、自宅で倒れた人向けに、「 LINE でも連絡できる」というシステムを用意するべきだ。現状のように「受信拒否」というのは、どう考えてもおかしいね。
[ 付記 ]
大事な話を書き落としていた。
110番や 119番は、現状ではつながらない。困った。では、倒れたときには、どうすればいいのか?
そこで、困ったときの Openブログ。うまい案を出そう。こうだ。
「とりあえず LINE でつながる相手に連絡して、その相手に 110番か 119番にかけてもらう」
つまり、SOS 通知を友人に発するわけだ。「倒れた。助けて」みたいな通知。自分から直接、 110番か 119番にかけることができないなら、友人にかけてもらうわけだ。
【 関連項目 】
→ au の通信障害とコロナ: Open ブログ
通信障害のときには LINE を使うといい、という話。
※ 本文が二重に重複していたので、修正しました。