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前項末でも示したが、28日の夜の時点では、電力逼迫警報は出されていなかった。予備率はかなり余裕があったからだ。
ところが 29日の朝になって、いきなり「電力不足が危機的です」と公表した。「でんき予報」のページで公開されている。
でんき予報|東京電力
使用率ピーク時(16:00 - 17:00)で、99% という数値となっている。需要ピーク時では 97%だが、これは太陽光発電の助けがあるからだ。この時間帯では、まだいくらか余裕がある。しかし、使用率ピーク時(16:00 - 17:00)には、99% という数値となっている。危機的と言える。
本来ならば、需給調整契約で工場を止めてもらうことができるので、こんな数値にはならないはずだが、東電は意図的に需給調整契約をサボっているようだ。
これで電力市場価格が暴騰すれば、東電には巨額の利益が入る。東電の思惑通りだ。
東電による電力テロはまさしく成功しつつある。テロリストのせいで、日本経済は破壊されるかも。それでも東電はガッポリ儲かる。日本を破壊することで、テロリストには巨額の利益が入る。
※ 東電の「電力テロ」については、下記項目で説明済み。
→ 6月下旬の猛暑(2022): Open ブログ
[ 付記 ]
でんき予報のページでは、「15〜20時」という時間帯で、電力が逼迫する。かなり長い時間の節電が必要となるようだ。
これというのも供給が絞られているからだ。「休止中の火力発電所が稼働するので大丈夫」という見通しもあったが、甘かったようだ。
→ 6月27日の電力事情(2022): Open ブログ の [ 付記 ]
現状の発電所の状況は、下記に情報がある。
→ 電力各社、発電所復旧に全力 供給力上積み、予断許さず:時事
【 関連サイト 】
29日の朝の段階では、ニュースではまだ「注意報」のままだ。
→ 東電管内の注意報継続 猛暑で電力需給厳しく―政府:時事ドットコム
3%を切れば「警報」になるはずだが、そうなっていない。情報の伝達が遅すぎる。
【 追記 】
正午ごろになって、状況は少し改善された。
使用率ピーク時
16:00 - 17:00
97%
予想電力 5,334万kW
供給力 5,466万kW
( → でんき予報|東京電力 )
99%から97%に下がった。危機的と言えるほどではなくなったようだ。
※ 上の数値は 11:50 現在のもの。
※ その後、 11:55 に更新されたので、今では別の数値になっている。
タイムスタンプは 下記 ↓
皆様の怒りを買いますが。電気代を値上げしたらみんな工夫するようになると思います。
> 管内の電力の供給力に対する需要の割合を示す「使用率」は午後4時半から午後5時までの実績で91%でした。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220629/k10013693491000.html
朝のうちの予報は、空振りだったようだ。人騒がせな。まったく、信用ならない。
> 29日午前に最新の気象予報などをふまえて予備率を見直したところ、午後4時半〜5時に2・6%と安定供給に必要とされる3%を切る見通しとなった。しかし、中部電力管内など他の地域から電気を緊急融通することなどで乗り切れると判断し、警報は回避した。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S15339251.html