6月27日の「電力需給逼迫注意報」は、前日の午後4時ごろに出された。しかし、それでは遅すぎる。
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6月27日の「電力需給逼迫注意報」は、前日の午後4時ごろに出された。4時13分と4時29 分には民間のニュースで報道されていることからわかる。
→ 明日は冷房需要で電力需給ひっ迫か (ウェザーニュース) - Yahoo!ニュース(4時13分)
→ 電力逼迫、初の「注意報」を発令 | 共同通信(4時29分)
NHKのニュースは下記だ。
→ 「電力需給ひっ迫注意報」初発令 東電管内 27日の節電呼びかけ
これの日時は「19時43分」となっているが、例によって、途中で更新したので、最終更新時刻が掲載されているようだ。初出は午後4時07分以前である。そのことは、はてなブックマークの初出が午後4時07分であることからわかる。
→ はてなブックマーク・コメント(4時07分)
「電力需給逼迫注意報」は、前日の午後4時には出す、と公約していたので、公約通りだと言える。しかし、このニュースが世間にひろく伝わったのは、夕方以後のことだ。テレビを見ていた人なら、夕方のニュースで知った人が多いだろう。
いずれにせよ、これでは通知時刻が遅すぎる。「直前だ」と感じた人が多いはずだ。(私が知ったのは、夕方ではなく、夜遅くになってからだ。)
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では、民間のニュースでは、いつごろから報じられていたか? 「25・26日には猛暑になる」とわかった23〜24日ごろには予想が付いていたと言えそうだ。そう思って調べると、次のニュースが見つかった。24日 17:50 のニュースだ。
→ 来週は冷房需要で電力需給ひっ迫か 適切なエアコン使用で熱中症予防を - ウェザーニュース
そこにこの図がある。
この時点ですでに、27日には需給が逼迫する、と判明しているのだ。
さらには、「28日にはもっとひどくなる」とも判明している。政府はいまだに情報を発しないが、あくまで前日午後4時まで発表しないつもりでいるようだ。呆れるしかない。国民を馬鹿にしているのか?
さらに言えば、「30日には超猛暑だ」と警告しているのは、私ぐらいだ。民間の予想機関は、予想気温を示すだけで、警告を発しない。
まして、「30日には電力需給はさらに逼迫する」と予想しているのは、私だけだろう。(下記項目の最後)
→ 6月下旬の猛暑(2022): Open ブログ
「予想しているのは、私だけだ」といっても、私が特別に優秀だというわけではない。こんなことは誰にも予想が付く。なのに、人々はわかりきっていることを黙っている。まるで「裸の王様」の愚かな民衆のように。
日本は、政府も民間も、みんな頭がおかしいようだ。猛暑で頭をやられてしまったのだろうか?
だから、私だけは真実を叫ぼう。「王様は裸だ」と。
電力の安定供給と電気料金の値下げを迫った件は、総会で否決されたけど、岸田さんは前から言ってた火力発電所の再稼働を発表したので、電気料金はともかく、安定供給の願いは届くか?