2022年06月26日

◆ 6月の猛暑は予想されたか?(2022)

 (前項の続き)
 6月25・26日の猛暑は、事前に予想されたか? たいていの予報機関は、予想できなかった。ただし一部の気象予報士は、見事にドンピシャリで予想を的中させた。

 ――

 6月21日の段階で、25・26日の猛暑は予想されていた。このことはネット上の一部で話題になっていた。
  → 気象予報士が「12年くらい天気の仕事してますけどはじめてですよ、『ふざけんなよ』って声出して言った」というくらいに関東の週末の気温がヤバい - Togetter

 ここで紹介されたツイートは、下記だ。




 ところが、はてなブックマークでは、この予想は批判された。
 「これはたった一人の気象予報士の個人的な予想だ。一方、他の大手予想機関は、こんな猛暑を予想していないぞ」
 というふうに。
llfield  気象庁の予報は熊谷35℃、海外の数値予報でも熊谷36℃。どこにも39℃予報なんて出ていない https://www.data.jma.go.jp/gmd/cpd/twoweek/?fuk=43 いつも極端な独自予報でバズろうとしている河津のツイートを信用してはいけない。

Euterpe2
  6/21 22:50時点での東京の6/26の最高気温予想…Yahoo34℃・tenkijp30℃・ウェザーニューズ31℃ さあどこが当たるのか(・ω・)
( → はてなブックマーク

 では、結果は? 「大手はみんな予想を外したが、冒頭の個人の気象予報士だけは見事に的中させた」となる。大手の全敗だ。

 彼はなぜ一人だけ的中されたのか?
 というより、大手はどうしてみんな予想を外したのか?
 これはきわめて興味深い話題だ。どうしてそうなったのかは、私にもわかりません。現代の天気予報の精度は、1週間ぐらい先のことにはとても精度を保てない、ということなのかもしれない。
 しかし、そうだとすれば、なおのこと、冒頭の気象予報士だけが見事に的中させたことが不思議になる。

 ※ 「政府や学者はすべて外したが、本サイトだけは的中させた」ということなら、何度もあるけどね。たとえば、「コロナ予防の本命はマスクだ」というのは、当初は私だけが言っていた。政府や専門家会議は、「三密の阻止」ということばかりを言っていた。彼らがマスクを初めて推奨したのは、5月4日のことだった。(アベノマスクよりも2カ月も遅れた。)
 ※ 特に岩田健太郎と忽那賢志は、夏ごろまでマスク推奨を言わなかった。忽那賢志はずっと「手洗い」ばかりにこだわっていたが、今の標準では「コロナ予防に手洗いは不要」と言われている。


posted by 管理人 at 23:49 | Comment(1) | 一般(雑学)6 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
気象庁の出すデータは、スパコンの結果と例年のデータを比較し、最終的には「人間」が微調整していると聞いたことがあります。

つまり、スパコンが出した25,26日が猛暑になるという結果が例年と違ったため下方修正した可能性があります。
Posted by 通りすがりの匿名 at 2022年06月27日 07:25
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