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日産サクラは好評だ。室内の質感はよく、静粛性は高く、モーターのパワーは十分で、作動はなめらかだし、サスペンションの出来映えもアリア以上であるようだ。「文句なし」という声が高い。実際に運転しても、「ノッポな軽自動車なのに、カーブでロールしないのはすごい」という評価もある。
これほど高品質の車なら、高い金を払ってもいい、という声もありそうだが、実は、無料で乗る方法がある。ただし、今限りだ。
その理由は五つある。
(1) 高額の補助金
政府の補助金が 55万円。自治体の補助金が出ることもあるが、出なくてもいい。この 55万円というのは、べらぼうな額だ。この 55万円という設定は、一種のバグだと言える。たぶん来年には 25〜30万円に減額されるだろう。再来年にはさらに減額されるだろう。だから、そうならないうちに、今のうちに買ってしまえば、多額の補助金をもらえることになる。それだけでも、得をする。
(2) 高額の下取
日産リーフは、電池の劣化で下取価格が激減したが、下記の例は違う。
三菱の i-MiEV の M グレードは、SCiB 電池を使っているので、電池が劣化しにくい。だから、10年たっても、価格があまり落ちない。
→ 三菱自動車のeKクロスEV登場で、i-MiEVの中古車価格はドカッと落ちるか?
→ 「アイミーブ M」の中古車 | 【カーセンサーnet】
実際、相場を調べると、 10年前のモデルの i-MiEV (中古車)が 100万円程度の価格になっている。これは、同年式の日産リーフの2倍ぐらいの価格だ。
補助金抜きの額は 185万円ぐらいだが、この額はたぶん、このあと5年間ぐらい、あまり変わらないかもしれない。
( → 電力の余剰への対策: Open ブログ )
10年落ちでも、100万円を維持している。これよりもさらに高性能のサクラならば、もっと高くなってもいいはずだ。
ざっと見て、サクラの 5年後の価格は、(100万円よりも高いので)150万円ぐらいになっていると見込める。つまり、買ったときの値段が 185万円だから、5年間で 35万円しか下がらないことになる。
5年間で 35万円で乗れる計算だ。無料ではないが、格安だと言えるだろう。
(3) 値上げ
最近、世界各国で物価上昇がどんどん進んでいる。価格が2割ぐらい上がるのもザラである。日本では今のところは耐え忍んでいる会社が多いが、とうとう耐えきれずに値上げを決めた会社もある。たとえば三菱は
三菱自はプラグインハイブリッド車(PHV)のSUV(スポーツ用多目的車)「アウトランダーPHEV」の2モデルを今秋から値上げする。最上級モデル(消費税込み車両本体価格532万円から)は15万円(3%)引き上げる。
( → 三菱自、マツダが原材料高で値上げへ 国産車でも価格転嫁広がるか:朝日新聞 )
サクラの車両本体価格は 240万円。3%アップで 7.2万円の値上げだ。これが5年間続けば、35万円を突破してしまう。そこまでは上がらなくても、3年間で 20万円ぐらいの値上げは十分にありそうだ。5年で 30万円の値上げもありそうだ。
中古の場合はその 6割ぐらいだとして、サクラの中古車は 20万円ぐらいの値上げとなる。すると、150万円から 170万円になる。
つまり、5年後にはサクラを 170万円で下取りしてもらうことができるわけだ。(物価上昇のせいで。)
(4) EV 減税
さらに、EV 減税でもらえる額がある。自動車税と自動車重量税が「グリーン化特例」で減免される。
→ 【2021年版】電気自動車(EV)の税金はいくらおトク? 税制優遇の具体例を紹介
→ 令和4年度適用:軽自動車税(種別割)のグリーン化特例(軽課)の見直し
ここでも数万円ほど、税金を免除してもらえることになる。
(5) 電費
ガソリンのかわりに電気で走ると、費用が大幅に減るようだ。ざっと、半額ぐらいで済むようだ。これはかなり大きな額だ。走行距離の大仁だと、大幅に費用が浮くだろう。
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まとめ。
今サクラを買えば、185万円で買って、5年後に170万円で売ることができる。5年間にかかる費用は 15万円だけだ。
しかも、その 15万円を埋めることもできる。なぜなら、税金を数万円も免除されるし、ガソリンから電気にかわることのコストダウンもあるからだ。
結局、5年間で払う費用はゼロ同然だ、と言える。もちろん、諸経費は払う必要はあるし、電気代を払う必要もあるのだが、自動車本体にかかる分はタダ同然だ、と言える。
とはいえ、これが成立するのは、今だけだ。来年になれば、こうは行かない。来年には、補助金は激減しているだろうし、自動車本体も大幅に値上げしているだろう。無料で乗れるのは、今だけだ。
しかも、サクラは予約が殺到しているので、年内納車のメドが立ちにくくなっている。納車が来年にまで延びると、補助金の枠が切れて、補助金をもらえなくなる可能性もある。
※ ちなみに神奈川県では、自治体の補助金を 20万円もらえたのだが、その枠は早々に埋まってしまったので、今から買っても、補助金はもらえない。
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というわけで、本サイトの読者向けに、以上のようにこっそり、お買い得情報を教えるわけだ。
( 可能性で言うと、ひょっとしたら、「 185万円で買って、下取が 200万円」…… という可能性も、なくもない。インフレがひどくなれば、その可能性もある。)
※ なお、私がアフィリエイト収入をもらえるわけじゃない。まるで日産の回し者みたいな記事を書いているだけだ。
※ トヨタに恨まれるかも。でも、トヨタは粘土の EV 車で世間をだました、という罪があるので、絶対、許してやらない。
→ トヨタの EV モデルは粘土製: Open ブログ
※ サクラを買わなくても、本日は土曜日なので、サクラの試乗をするといいかも。だけど、混雑して、順番待ちかもね。
(ちなみに、4K モニターは、べらぼうに値上げしている。私がお勧めしたときには3万円程度で買えたが、今では 3.9万円に暴騰している。サクラも 3割アップぐらいしても、不思議ではない。)
(本サイトのお薦めを受けて、4K モニターを買った人は、とても得をしましたね。今ではとてもその値段では買えません。3.9万円もする。……と思ったが、現在に限り、タイムセールで、3.55万円で買える。値上げした分を半分に圧縮できている。)
→ https://amzn.to/3tIHBMG
そんな初歩的なこと、いちいち私が書かなくても、読者が自分で脳内変換できるでしょ。
・ そもそも概算である。
・ 話を面白く書くのが主目的である
後者が大事。「ネタニマジレスカコワルイ」でおしまい。
保持金をつけてしか売れないモノは、その程度しか価値がありません。
また、五年後の売却ですが、方針転換してEVをやめていたらなどリスク値をかけて低く見ておいた方がよいです。
なお、五年使用したEVに販売先があるということに驚きです。今は、それも補助金で国が補填しているのでは?と勘繰ってしまいます。
補助金が無くなればEVは終了。以上です。
そうですね。だから次項では、次のように示しました。
「 補助金の額は原則として、「消費税相当額」(車両本体価格の1割)に留めるべきだと思う。それならば「消費税の免除」に相当するので、特に国の持ち出しにはならないからだ。
これだと、アリア B6 は 54万円、サクラは 24万円、となる。このくらいが妥当だろう。」
また、別項では「炭酸ガス排出規制」の形で「ガソリン車への高額課税」を唱えています。これと併用すれば、全体としては国の負担はゼロ以下になります。(増税になる。)
日本のやり方が駄目なだけであって、欧米のようなやり方にすれば、補助金自体は悪いとは言えません。
> 補助金が無くなればEVは終了。
それはそうです。だから補助金を付けるわけです。上のことは補助金を否定するのではなく正当化します。
ちなみにハイブリッドはどうかというと、初期には高額の補助金を付けていましたが、やがては補助金なしでも売れるようになりました。今ではトヨタのハイブリットが世界最強となっていて、欧米メーカーは追いつけません。ホンダと日産のハイブリッドも強い。
※ ただし日産のハイブリッドは国内専売車となっていて、欧米では売られていない。エンジン直結モードをなくしたのが理由だが、「コストダウン」を狙ったあげく、海外市場をすべて失うことになった。馬鹿丸出しと言える。
その場合には V2H も全額補助。
https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1414529.html
https://greta.5ch.net/test/read.cgi/poverty/1658118184/