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朝日新聞が報じている。(2022/05/22)
遺品の整理や災害などを受けた文化財の寄贈を背景に、多くの博物館が収蔵庫不足の問題を抱えている。資料の収集と保存は、博物館の重要な役割。だが、年々増える寄贈で資料を保管するスペースが埋まり、学芸員は「博物館の本来の役割が果たせなくなってしまう」と頭を悩ませている。
分野を問わずスペースに余裕がない状態が続くが、特に地域での生活史などを扱う民俗分野で苦悩が続く。昨年は約10件の相談があったが、収蔵場所不足でやむなく数件を断った。
こうした状況を受け、今秋に既存の収蔵庫棟のほかに3階建ての収蔵庫を新築する。約9億4千万円の事業費をかけ、収蔵庫の広さは2倍ほどになる。
( → 博物館、あふれる苦悩 遺品整理、増える寄贈 収蔵庫、全国5割以上「満杯」:朝日新聞 )
「(博物館に)展示する場所がなければ、せめて収蔵庫に収蔵しろ。収蔵ぐらいは、何とかしろ」
というのが道理だ。しかしそれでも、収蔵物が増えすぎるので、収蔵庫の建設に多額の費用がかかってしまう。金がいくらあっても足りないありさまだ。貧しい地方自治体には、負担が大変だ。困った。どうする?
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そこで、困ったときの Openブログ。うまい案を出そう。こうだ。
「地方自治体では、廃校する学校(小学・中学・高校)が、たくさんある。それらの廃校の校舎を、改修して、収蔵庫にすればいい」
たとえば、「窓をふさいで、エアコンを設置する」というような工事をするだけで、廃校舎がコンクリの収蔵庫に変貌する。これなら、比較的低コストで、問題は解決する。
ちなみに、廃校舎は、すごくたくさんある。ググればすぐにわかる。熊本の例では、こうだ。
→ 熊本県小学校の廃校一覧 - Wikipedia
→ 熊本県中学校の廃校一覧 - Wikipedia
→ 熊本県高等学校の廃校一覧 - Wikipedia
【 関連動画 】
見学者が来ても対応できるし、トイレも駐車スペースも十分にあって、結構勝手が良いように思いました。
耐震強度が足りない場合には悩ましいですが。
https://www.town.urakawa.hokkaido.jp/sports-culture/museum/kyoudo-museum/shisetsu.html
https://ggle.io/58hW