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ウクライナで欧米は戦争ごっこをしている。特に最近では、日本を巻き込んで、日本の LNG を融通させるという暴挙に出た。
→ 米バイデン政権 日本が輸入するLNG 欧州に融通できないか要請 | NHK
→ 欧州に異例のLNG融通 「日本も余裕ない」と心配の声も:朝日新聞
米国は第二次世界大戦のときには、ドイツと西欧との戦いに、日本を勝手に巻き込んだのだが、それに引き続いて、第三次世界大戦にも、日本を巻き込もうとしているようだ。ひどいものだ。
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そもそも、このような欧米の方針は、著しく不当なものである。なぜなら、ロシアの話をまったく聞こうとしないからだ。
欧米は「ロシアがウクライナに侵攻している」と言って、ロシアを批判する。だが、ロシアは「一方的に侵攻する」とは言っていない。「欧米がウクライナの NATO加盟を認めたら侵攻する」と言っている。換言すれば、「欧米はウクライナの NATO加盟を認めるな」と要求している。
だから、ロシアのこの要求を受け入れれば、ウクライナ危機はあっという間に解消する。
→ ウクライナ危機には? 1: Open ブログ
→ ウクライナ危機には? 2: Open ブログ
ところが、奇妙なことに、欧米はロシアの要求を一切、耳に入れようとしない。それがあることを意識すらしない。無視して、度外視するだけだ。
これはもう、頭がおかしいとしか言いようがない。狂気の沙汰だ。
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その上で、「ロシアが(条件なしに)勝手に侵略してくる」という妄想を信じている。
サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は6日、米ABCでのインタビューで「ロシアのプーチン大統領がウクライナ侵攻を命じる、非常に確かな可能性があると考えている」とし、時期については「早ければ明日かもしれないし、数週間後かもしれない」と語った。
( → 「民間人5万人が死傷」試算 ロシア侵攻めぐり米政府:朝日新聞 )
ここでは、ロシアが一方的にウクライナを侵略すると思い込んでいる。侵略の時期を決めるのはロシアだと思っている。
しかし、違う。侵略の時期を決めるのは、ロシアでなく、米国だ。その時期は? 米国がウクライナのNATO加盟を認めた(実施した)直後だ。それ以外にはありえない。そのことはロシアがこれまではっきりと明示している。
なるほど、「こうなれば侵略するぞ」とあからさまに口に出すことはない(侵略者の汚名を着たくない)が、それと同等のことを言っている。つまり、戦争の条件を明示している。はっきりと口に出して。
ロシアのプーチン大統領は7日、緊迫するウクライナ情勢をめぐり、フランスのマクロン大統領とモスクワで会談した。ウクライナが北大西洋条約機構(NATO)に加盟してロシアと戦争になれば、「ロシアは核保有国の一つ。戦争が起きれば勝者はいない」と牽制(けんせい)し、NATOの拡大停止などを求める姿勢を一層強めた。
( → 仏ロ首脳会談、プーチン氏強硬姿勢:朝日新聞 )
「ウクライナが北大西洋条約機構(NATO)に加盟してロシアと戦争になれば」
と述べているが、これは、
「ウクライナが北大西洋条約機構(NATO)に加盟すれば、ロシアと戦争になる(ロシアが侵攻する)」
と言っているわけだ。つまり、戦争の条件を明示することで、戦争を回避する条件( = NATO加盟の否定)もまた明示しているわけだ。
ロシアの要求は明示されている。なのに、ロシアの要求が何であるのかも理解できないまま、勝手にギャンブルをやっているのが、欧米(特にバイデン)だ。あまりにも馬鹿すぎる。
こういう馬鹿が、人類の存亡を賭金としたギャンブルをやるのだから、ひどいものだ。
→ ウクライナ危機には? 2: Open ブログ
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先に「人類の存亡を賭金としたギャンブル」と述べたときには、これはまだ具現化していない仮想の話だった。
ところが今や、いよいよ話はキナ臭くなった。このギャンブルの場に、まさしく核兵器が俎上に上がったのだ。
英国のウォレス国防相は10日、英ラジオに出演し、ロシアが近く核戦略の演習を始める模様だ、と述べた。ロシアはすでにベラルーシ上空で、核兵器の搭載が可能な戦略爆撃機に偵察飛行をさせているが、発言との関係は不明だ。
( → ロシアがベラルーシと大軍事演習 高まる緊張、極東からも最新兵器:朝日新聞 )
いよいよ核兵器を使ったギャンブルが始まるわけだ。そして、その賭金は、人類の存亡である。ここで、欧米の側がギャンブルを始めたとき、ロシアは「コール」をするとすでに決めている。とすれば、欧米が「ウクライナの NATO 加盟」を認めた時点で、戦争が始まるわけだ。そして、その先には、核戦争が用意されている。

人類はついに滅亡に足を踏み入れかけている。しかるに、それを止めようとする人は、世界中にたった一人しかいない。私だけだ。あとの全員は、事態の成り行きを、固唾を呑んで見守るだけだ。「ギャンブルをやめよ」と叫んでいるのは、私だけだ。
[ 付記 ]
参考で言うと、歴史的に言えば、似た例はあった。二つだ。
一つは、キューバ危機だ。このときは、戦火が上がる直前で、ギャンブルは回避された。
もう一つは、第二次大戦の末期に、日本がポツダム宣言(1945年7月26日)を「黙殺する」と表明したことだ。これは、ignore (無視する)とは訳されず、reject(拒絶する)と訳された。
そして、この過激な翻訳(誤訳?)のせいで、日本は米国の激しい反発を招いて、原爆を投下されるに至った……という解釈もある。
→ 原爆投下は、たった一語の誤訳が原因だった!?
このときは、ギャンブルがなされたわけではないのだが、別の点で似ていた。「相手の主張する条件を、あえて無視する」ということだ。
・ 現代の欧米は、ロシアの要求をあえて無視する。
・ 昔の日本は、欧米の要求(ポツダム宣言)をあえて無視した。
おそらく、「無視することが最善だ」と思ったのだろう。だが、結果的には、(後者の例では)無視することが最悪の結果をもたらすに至った。(下記画像。)
とすれば、(前者の例でも)欧米の「無視する」という方針は最悪の結果をもたらすに至るだろう。
こうして第三次世界大戦は、必然的に起こることになる。それでいいのか?

[ 付記 ]
現状は、米国が「もうすぐ賭けを始めますよ」と言っている段階だ。( ウクライナの NATO加盟で、ロシアを圧迫。)
これに対して、「戦争の賭けをするなら、コールする」(戦争を開始する)と言っているのが、ロシアだ。
ならば、米国としては、「賭けをやめます」という選択をするしかない。なのに、あえて耳をふさいで、ロシアの主張を聞くまいとする。かくて、賭けを始めようとする。……狂気の沙汰だ。
なお、キューバ危機のときは話が逆だ。「戦争の賭けをするなら、コールする」(戦争を開始する)と言っていたのが、米国だ。
ならば、ソ連としては、「賭けをやめます」という選択をするしかない。そして、フルシチョフはその選択をした。だから、われわれは今も生きている。フルシチョフはバイデンよりも賢明だったからだ。
【 関連項目 】
→ (補足)ポーカーの初歩: Open ブログ
※ 「コールする」(賭けを成立させる)という用語の説明。
→ キューバ危機と第三次世界大戦: Open ブログ
※ キューバ危機はただの歴史事項ではない。あのとき、第三次世界大戦が起こるのが必然的だった。それが回避されたのは、たまたまの偶然であるにすぎない。人類は本来なら、滅びるはずだったのだ。

2014年のクリミアでは、有無を言わせないスピードだったし、今回も2日あれば出来る状況になっているようです。
そもそも、オバマの時代にやったウクライナのクーデターで、プーチンの不満が燻ぶっていると思うし、仮にロシアが侵攻しても、バイデンは仕返しされたと思って、指を咥えているしかない?
https://globe.asahi.com/article/14531581