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政府が自賠責保険料の値上げを検討している。
国土交通省が、車をもつ人に加入が義務づけられている自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)の保険料の引き上げを検討している。交通事故の被害者を救済する事業の原資となる保険料の運用益が思うように得られなくなったためだ。
救済事業は、交通事故で重い障害を負った人の治療やリハビリをする療護センターの運営や、先進安全自動車(ASV)の開発支援をする。
( → 自賠責保険の値上げを検討 政府への「貸し」6000億円戻らず:朝日新聞 )
「交通事故で重い障害を負った人の治療やリハビリをする療護センターの運営」というのは、まだわかる。これは自動車利用者が負担するべきものだからだ。
しかし、「先進安全自動車(ASV)の開発支援」というのは何だ? これは企業の業務への援助金だろう。しかし何だって、自動車のユーザーが、自動車会社に金を払う必要があるんだ? 商品の技術開発のための費用なんて、会社が自腹でまかなうのが当然だろう。その費用を大多数のユーザーから直接徴収するなんて、言語道断だとも言える。

ではどうして、こういう馬鹿げた方針が出たか? 推察するに、
「国交省が財務省から予算をもらえないので、自分で勝手に予算を得るために、国民に課金するのだろう」
と想像したら、まさしくそうらしいと判明した。
→ 国交省、先進安全自動車(ASV)推進検討会 システムの判断・操作優先 ? 一般社団法人 日本自動車会議所
国交省が、先進安全自動車(ASV)推進検討会というのを運営している。そのための費用をドライバーから徴収しよう、というわけだ。
要するに、すべては国交省のためであって、そのために国民は金を強制的に召し上げられるわけだ。それも、どさくさまぎれのように、他の事業と一緒にして、紛れ込ませる形で。何とまあ、あこぎなことか。悪徳商人の発想そのものだ。詐欺的とも言える。国が詐欺をやるようになっちゃあ、おしめえよ。
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さて。記事によれば、自賠責保険が赤字なので、値上げの必要があるそうだ。特に、療護センターの運営費などがかかるらしい。
では、そのための資金は、どこから出すか? どこからも金が出ないと、療護センターの運営ができなくなってしまう。それはまずい。困った。どうする?
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そこで、困ったときの Openブログ。うまい案を出そう。こうだ。
「自動ブレーキ車を普及させる。そのことで、事故の件数が大幅に減少する。すると、自賠責(対人保険)は、保険料の支払いが激減する。このことで自賠責の会計は、現状の赤字から大幅黒字に転じる。保険料は、値上げどころか値下げが可能となる」
( ※ 同時に、民間の対物保険も、民間の対人保険も、ともに保険料の支払いが激減するので、これらの保険料も引き下げが可能となる。)
これぞ名案だろう。そして、そのためには、次のことをすればいい。
・ 本年以後に発売される新型車には、自動ブレーキの搭載を義務づける。
・ 新型車以外の既存車にも、自動ブレーキの搭載を促進する。
・ 75歳以上の運転者には、自動ブレーキ車を義務づける。
このうち、1番目は、すでに実施済みだ。
2番目は、少しだけ決まっている。2026年7月以後は、既存車にも義務づけられる。ただし、義務づけではなく税制の優遇などで、既存車にも自動ブレーキの搭載を促進するべきだ。たとえば、「自動ブレーキ非搭載の場合には、税金を5万円アップする」というふうに。これで、既存車でも、搭載が大幅に進むだろう。
3番目(75歳以上の義務づけ)は、前にも別項で記した。そちらを参照。
→ サポカー限定免許は無意味: Open ブログ
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ともあれ、以上の方針を取ることで、新型車だけでなく、既存タイプの新車にも適用されるし、中古車にも適用される(買い換えを促進する)。……そういう形で、あらゆる乗用車に、自動ブレーキ車の搭載が促進される。
ついでに言えば、(民間の)自動車保険料でも、自動ブレーキ車を優遇するべきだ。現行制度にも、そういう制度は少しだけある。自動ブレーキ車の保険料の割引という形で。しかし、割引額は少額だし、自動ブレーキの性能も考慮されない。(ずっと昔のポンコツな自動ブレーキでも、最新の高性能な自動ブレーキでも、割引額は一律である。……だからこそ、割引額も少ない。)
なお、自動ブレーキの車種別の性能はすでに国の検査で判明している。
→ 自動車アセスメント検索一覧/独立行政法人自動車事故対策機構 NASVA(交通事故)
これに基づいて、自賠責保険料の割引額も個別に大きく設定すればいいだろう。
逆に言えば、自動ブレーキ非搭載車には、保険料を値上げしてもいい。
そういう形で、保険料の個別格差を促進するのであれば、一部には値上げされる車両があっても、全体としては保険料の大幅引き下げが可能となるだろう。……事故率の大幅な低下を理由として。
【 追記 】
「これで保険料が引き下げられるぞ。万歳!」
と思うかもしれないが、そうは問屋が卸さないかもしれない。
なぜか? 本項の提案が実現すると、保険業界の総売上が減少してしまうので、保険会社が反対しそうだからだ。
「事故で死者が大幅に減ると、おれたちの売上げと利益が減ってしまう。そいつは困る。おまんまの食い上げだ。おれたちの利益のためには、事故がいっぱい起こって、人がいっぱい死んだ方がいい。人が死ねば死ぬほど、おれたちは儲かるんだ。人の命を食い物にするのが、おれたちの商売さ」
というわけだ。悪魔である。
その後、保険業界が自民党と結託して、悪魔合体みたいになって、自動ブレーキの普及を妨害しそうだ。
「国民を犠牲にして利益を上げると、うまい酒が飲めるなあ。毎度のことだが、うまい酒だぜ」
というふうに。……困ったことだ。
そこで、困ったときの Openブログ。うまい案を出そう。こうだ。
保険業界には、こう告げる。
「事故の大幅減少が起こるが、それが進展する途中過程では、保険業界の収支には、(支払額の減少ゆえに)大幅な事業黒字が生じる。その事業黒字を、自分たちのポケットに入れてしまえばいい。保険料値下げの形で全額還元はしないで、半分ぐらいはちょうだいしてしまえばいい。猫ババだ。こうすれば、巨額の利益を得て、ホクホクとなる」
これで保険業界は、「なるほど」と思って、合意する。
すると、消費者が批判する。
「保険業界が勝手に猫ババするんはけしからん!」
と。
そのときは、こうすればいい。
「初年度だけは、猫ババを許容するが、翌年以後は、猫ババを許容しないで、保険料の大幅引き下げを義務づける」
すると、保険業界は怒り狂う。
「大幅に儲かると教えたくせに、目論見どおりにならないぞ! だましたのか? 嘘つきめ! Openブログは、嘘つきだ!」
それには、こう答える。
「悪魔をだますのは、悪魔を上回る悪魔ということさ。一枚 上手だったということさ。悪魔をだますのは、楽しいな。へっへっへー」
黒薔薇純子を思い出します??
— MKHM??浜辺美波応援 (@mkhm373) January 7, 2021
へっへっへ〜 pic.twitter.com/DHvdJkZI0y
へっへっへっー わっかりましたよぉ
— Morimori??373???? (@mori_mori_373) August 16, 2019
マネしそう??#黒薔薇純子 #浜辺美波 #ベーやん #ピュア一日アイドル署長の事件簿 pic.twitter.com/TQksrACXWb
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「自動ブレーキ車を普及させる。そのことで、事故の件数が大幅に減少するから、対物保険も対人保険も、保険料の支払いが激減する。このことで、自賠責の会計は、現状の赤字から、大幅黒字に転じる」
⇒ ご提案の内容を咀嚼する前に確認です。自賠責保険は人的損害(人身事故)のみが対象で、物損事故による損害はカバーできません(自動車損害賠償保障法の規定)。
本提案の真意は、「自賠責保険を引き受けている保険会社は、一般に任意保険も引き受けている。自動ブレーキ車が普及すれば事故が減って、全体の保険金の支払いが少なくなるから、保険会社の損益は改善するだろう。そうなれば、各社とも、自賠責保険と任意保険の収支(会計)は別だが、自賠責保険の維持・運営にはよい影響をもたらすはずだ」ということですか?
https://faq.tokiomarine-nichido.co.jp/faq/show/2312?category_id=209&site_domain=default
そこで、該当箇所を大幅に書き直しました。
しかし、いっぽうで、自賠責保険の運用益の積み立て、すなわち「自動車安全特別会計」が国の事業など別の会計に繰り入れられる事例は、過去にもあったようです。これら事例の紹介とあわせて、このようなことが起こる根本原因は「自賠責が赤字も黒字も出してはいけない′的事業とされているからだ」と論考した記事が見つかりましたので、ご参考までに紹介します。
https://news.yahoo.co.jp/byline/yanagiharamika/20171222-00079586