2021年12月05日

◆ 無人ドローンを配備せよ

 岸田首相は、敵基地攻撃能力を重視しているが、むしろ、無人ドローンを重視するべきだ。

 ――
    ( ※ 本項の実際の掲載日は 2021-12-09 です。)


 岸田首相は、敵基地攻撃能力を重視している。所信表明演説でも、これに言及した。
  → 岸田首相「敵基地攻撃能力の保有含め検討 必要な防衛力強化」 | NHK
  → 敵基地攻撃能力含め「あらゆる選択肢検討」 首相所信表明演説:東京新聞

 では、これをどう評価するか? 

 ――

 私としては、敵基地攻撃能力には、特に反対しない。むしろ、歓迎する。
 ただし、その意味は、「実際に攻撃すること」ではなく、「攻撃すると見せかけて、敵のミサイルを引きつけること」(他の重要施設の身代わりになること)である。その意味では、「陸上イージスのかわり」とも言える。

 陸上イージスは、「防御側ミサイルが敵ミサイルにぶつかる」という形を取る。これは、高精度を要するので、非常にコストがかかる。1億円の敵ミサイルを破壊するために、10億円の迎撃ミサイルをぶつける、という感じだ。コスパが悪い。
 一方、敵基地攻撃用のミサイルならば、安価で済む。こちらは何もしなくても、1億円のミサイルを設置しておくだけで、あとは敵の方が自動的にこちらのミサイルを探して、こちらのミサイルを破壊する。こちらとしては、単に安上がりのミサイルを設置しておくだけでいい。しかも、そのうちの半分をダミー(デコイ)にしておけば、コストはさらに半減する。

 というわけで、「陸上イージスのかわり」として、敵基地攻撃能力が求められるのだ。そのミサイルは、敵ミサイルを破壊するためにあるのではなく、敵ミサイルに破壊されるるためにあるのだ。……この逆説を理解することが大切だ。
  → 北朝鮮の極超音速ミサイル: Open ブログ(最後の結論部)

 ※ ここまでは、すでに述べたとおり。

 ――

 一方で、最新の兵器事情に従って、無人ドローンを配備するべきだ。敵基地攻撃能力なんかよりも、こっちの方が喫緊の要請となる。

 なお、この件は、本項で述べるのが最初ではない。前に、下記項目でも論じた。
  → 野党の取るべき政策: Open ブログ(2021年09月15日)
 この項目の6番目に、
 「 6 無人ドローンを配備せよ
 という章がある。そこに記してある通りだ。

 また、もっと前に、次の項目でも論じた。
  → ドローン戦争の時代: Open ブログ(2020年11月04日)

 これが現代の最新事情だ。こういう軍事常識を理解するべきだ。「敵基地攻撃能力」のことを、今ごろ論じているなんて、世界の流れから何十年も遅れすぎているんだよ。今は今のことを考えるべし。令和の時代に、昭和ふうのことを考えるのでは駄目だ。

 ※ 攻撃用の無人ドローンを配備したあとは、敵の無人ドローンから身を守るための、防御用の無人ドローンも必要となりそうだ。この場合は、ドローン単体ではなく、システム的な整備が必要となる。かなり高度な設計が必要となりそうだ。

posted by 管理人 at 23:50 | Comment(0) |  戦争・軍備 | 更新情報をチェックする
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