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朝日新聞の記事。
30日午後6時ごろ、米軍三沢基地(青森県三沢市)所属のF16戦闘機が飛行中に緊急事態に陥り、同県の岩木山近くに二つの燃料タンクを投棄した。……燃料タンクの一つは同県深浦町役場近くの道路で見つかった。もう一つは見つかっていない。
戦闘機は乗員1人。……エンジントラブルに見舞われた可能性があるとみられる。
基地は、投棄したのは人が住んでいない地域と説明しているが、現場付近には民家が点在している。
( → 米軍F16が青森空港に緊急着陸 燃料タンクを投棄、役場近くに落下:朝日新聞 )
米軍のF16戦闘機が投棄した燃料タンクの一つが落下したのは青森県深浦町役場近くの国道で、付近には住宅が点在。国道に沿うようにJR五能線も走っている。直撃すれば大事故につながるおそれもあり、住民は怒りや不安を口にした。
( → 役場勤務中「ドーン」、近くには民家も 米軍F16の燃料タンク投棄:朝日新聞 )
地元紙の報道もある。
「ぞっとする」。30日夜、役場近くの中心部で、米軍F16戦闘機の燃料タンクとみられる不審物の落下が確認された青森県深浦町。近くには民家が立ち並ぶ。一歩間違えば大惨事につながりかねない事態に、住民は表情をこわばらせ、声を震わせた。
( → 深浦に燃料タンク落下 住民「ぞっとする」|Web東奥 )

これを受けて、「米軍は出ていけ」という声もあるし、「米軍が出て行って自衛隊を増強したら大幅増税だ」という声もある。(はてなブックマーク)
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さて。一方で、次の記事もある。
→ 自衛隊と5年、変わる与那国島:朝日新聞
ほぼ同様だが、もっと詳しい話は下記。
→ 台湾臨む日本最西端の与那国島 根下ろす自衛隊一変した島の光と影:朝日新聞(写真多数)
日本最西端の離島・与那国島(沖縄県与那国町)に自衛隊が根を下ろして5年。島内を二分した誘致論争を経て自衛隊との「共生」を選んだ島は、がらりと景色を変えた。島を支えるインフラや地域活動に自衛隊員はなくてはならない存在になる一方、異論や不安を口にするのも難しい空気が覆う。
自衛隊が来たことで過疎問題がいろいろと解消されて、状況が好転した……という面が多々あるようだ。
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さて。以上の二点を踏まえた上で、私としてはこう結論したい。
「自衛隊や米軍基地は、本土に置くよりも、離島に置くべきだ。その方が、騒音その他の被害が少なくて済む。離島に住む人は、近くの別の離島に住んでもらう(移住してもらう)ことにして、現在の土地を買収すればいい。なお、生活費の保証もするといい」
これを基本原則として、九州以南の基地については、「離島への移転」を考慮するといいだろう。たとえば、オスプレイを配備する場所は、佐賀空港の予定だが、九州北部にある離島や半島のどれかにするべきだろう。
佐賀空港のある場所は、大きな平野部(人口密集地)だ。こんな人口密集地に軍事基地を設置するのは、馬鹿げている。「オスプレイを配備するな」とまでは言わないが、配備する場所については考慮するべきだ。
今回の事故が起こったのは三沢基地だが、これのそばには離島はない。かわりに、男鹿半島という半島部があるので、このあたりに、米軍基地(三沢基地)を移転するといいだろう。(八郎潟のあたりだ。)
ここで滑走路を南北に置けば、飛行機は海上を通るだけで、陸上を通らないから、騒音や落下物の危険は激減する。かくて問題は解決する。
※ 仮に落下物が落ちても、下にあるの人家ではなく、田んぼであるから、人的被害は生じない。「八郎潟の稲作を軽視するとは、けしからん!」と怒る人はいるかもしれないが。でもね。八郎潟は、ずっと減反の対象だったんですよ。
→ 2018年、約50年にわたり続いてきた「減反政策」が廃止されました
[ 付記 ]
北朝鮮に対応するためであれば、米軍基地はどこに置くのが最適か?
地図で見ると、東北地方は北朝鮮からは遠い。まだしも、鳥取のあたりの方が近いが、鳥取のあたりには平野部が少なすぎる。
強いて言えば、壱岐島と対馬だが、あまりパッとしない。
実を言うと、北朝鮮を攻撃するための最適の立地がある。それは、日本国内ではなく、韓国内だ。韓国内のどこであれ、米軍基地を置くのには最適だ。日本なんかに、北朝鮮対策の基地を置く必要はない。
米国が東北に基地を置くのは、ロシア対策だろう。北朝鮮対策のことは考えなくていいようだ。(韓国内から出撃するので。)
【 追記 】
アメリカだって、ニューヨークやサンフランシスコのそばに軍事基地を置くことはない。わざわざ人口密集地に軍事基地を置く自衛隊は、頭がどうかしているね。
「オスプレイを飛ばすためには、滑走路が必要だ。だから、空港に配備する必要があるんだ」
という反論がありそうだが、これは成立しない。なぜなら、「短距離離陸の滑走距離:152m以下」というデータがあるからだ。
→ V-22 (航空機) - Wikipedia
つまり、滑走路の距離は 200メートルもあれば十分であって、佐賀空港のような 2000メートルもある本格的な滑走路は必要ないのだ。
オスプレイを配備するには、離島や半島に 200メートルの滑走路を設置するだけで済む。
たとえば、下記は長崎県の西端の半島部だが、ここに 1000メートルほどの滑走路を建設することができる。(黄色線の部分)
※ しかも、そもそもの話、オスプレイは垂直離発着も可能だ。滑走路なしでも、配備は不可能ではないのだ。(滑走式の離発着は、別のどこかの訓練場でやってもいい。基地でやる必要はない。)……この場合には、ただの空地があるだけでよく、滑走路はまったく必要ない。
【 関連項目 】
→ 米軍基地の宮古島 移設案 : nando ブログ
→ 米軍基地の種子島 移設案 : nando ブログ
→ 沖縄の米軍基地・問題 : nando ブログ
→ 沖縄の米軍基地・問題 2 : nando ブログ

タイムスタンプは 下記 ↓
⇒ 男鹿半島は日本海側なので、運用上、降雪量や降雪日数が問題になるかもしれません。
戦前からの旧陸海軍の飛行場の位置をみても、東北地方だと太平洋側が多いです。ただし、当時から、男鹿半島の数十km北に東雲飛行場が(現在の大館能代空港とは別の場所に)あったようですので、今なら大規模な空軍基地を作って運用できないこともないとは思います。
http://navgunschl2.sakura.ne.jp/bangai/IJN_Nav_Base/000A_08_Touhoku_AB.html
まあ、秋田空港もあるので、運用できないということはないでしょうけど。
あと、積雪期以外だけ使って、積雪期には三沢に移転する、という手もある。
> わざわざ人口密集地に軍事基地を置く自衛隊は、頭がどうかしているね。
今回燃料タンクが落下した青森県西津軽郡深浦町(下のリンクの地図)というのは、三沢基地の周辺の町ではなく、日本海側の、まあ過疎地です。たぶん、このF-16は、日本海で演習を行っていたのでしょう。
ですから、「人口密集地が多い太平洋側に空軍基地を置くな」というよりは、「演習・哨戒・出撃などの行き帰りに青森県を横断しなくてよい、弘前・青森・八戸などの周辺を飛行しなくてよい、日本海側に空軍基地を移設せよ」ということになります。まあ、結論自体は変わらないのですが。
https://www.google.com/maps/place/%E9%9D%92%E6%A3%AE%E7%9C%8C%E8%A5%BF%E6%B4%A5%E8%BB%BD%E9%83%A1%E6%B7%B1%E6%B5%A6%E7%94%BA/@40.5945298,139.5520141,10z/data=!3m1!4b1!4m5!3m4!1s0x5f9a5b7f844b1cb7:0x6269be9c2a8dc0c0!8m2!3d40.6478459!4d139.9276061?hl=ja
というのは、佐賀空港のことです。(オスプレイ配備)
三沢は、自衛隊ではなく、米軍基地なので、上記引用部とは直接は関係ありません。
まあ、結論自体は変わらないのですが。
⇒ これは失礼しました。三沢は自衛隊の基地でもあるので勘違いしました。
補足ですが、今回の F-16 は、日本海から来て、秋田北部〜青森南部にある八幡平・八甲田を飛び越えるのが(エンジン不調で?)キツいと判断したので、燃料タンクを落下させた上で青森空港に緊急着陸したのかもしれませんね。やはり、三沢のロケーションは良くないようです。