2021年11月23日

◆ 富士山噴火と降灰対策

 富士山の噴火があれば、大量の降灰で、国民生活が麻痺するだろう……という NHK の番組があった。

 ――

 動画は下記。
  → 富士山噴火で火山灰・首都圏で起こること - ナビ動画 - 明日をまもるナビ - NHK
  → 富士山噴火 被害予測を改定 溶岩は数十キロ以上離れた地域にも | NHKニュース

 記事は下記。
  → いつか必ず噴火する!?徹底検証 富士山噴火(1) - 記事 - 明日をまもるナビ - NHK
  → 想定される影響は?徹底検証 富士山噴火(2) - 記事 - 明日をまもるナビ - NHK
  → 火山灰の脅威に備える 徹底検証 富士山噴火(3) - 記事 - 明日をまもるナビ - NHK
 
 たいへんなことになりそうだ……という話がいろいろと記してある。
 これを見て、「ふん。どうせ今すぐ起こるわけじゃあるまいし」と思った人もいるだろう。

 しかし NHK は 2010年1月10日にも、「MEGAQUAKE 巨大地震」という地震を警告する番組を放送した。そこでは「津波が押し寄せて大被害を受ける」というシミュレーションドラマも放映された。
  → NHKスペシャル【MEGAQUAKE 巨大地震】
 これを見たとき、「ふん。どうせ今すぐ起こるわけじゃあるまいし」と思った人もいるだろう。しかしその1年2カ月後には、東日本大震災が起こったのだ。
 ※ ついでだが、この放送は録画して、私は今ももっている。
 ※ アマゾンで購入することもできる。



https://amzn.to/3CEgaWh


 では、もし富士山噴火が起こったら、その対策はどうすればいいのか? 
 それについては、朝日新聞の記事(地方版)に、情報が記されたことがあった。(地方版なのでネットにはない)。
 それによると、降灰で流通がストップするそうだ。高速道路も鉄道も止まる。対策したいが、何をしたらいいのかわからないありさまだ。検討しようとしているが、それだけであって、実際には検討すらしていないらしい。
 ま、いつ来るかはわからないから、検討する気になれないのだろうが、そういうズボラな状態でいたところへ、大地震と津波が押し寄せたから、日本には福島原発事故が起こったのだ。慢心と怠慢が何をもたらすか、東日本大震災で懲りたはずなのに、富士山噴火については、その教訓を糧としていないようだ。
 まったく困ったことだ。

 ――

 そこで困ったときの Openブログ。ズボラな政府のかわりに、対策となる案を示そう。
 
 (1) 高速道路

 高速道路では、降灰対策となる工機を用意しておけばいい。
 ブルドーザー、ローダー、スノーローダー、除雪車などだ。(ローターで雪を遠くに飛ばすタイプは含まない。これだと空中に灰が飛ぶので、空気が濁ってしまう。)


josetusha.jpg
出典:京都新聞


 このような工機は、普段は雪国(北海道・東北・北陸)で活躍していればいい。ただし、ひとたび富士山が噴火したら、雪国から東海地方へと転出するわけだ。そこで降雪のかわりに降灰の除去をする。
 要員は、雪国の要員がそのまま出張すればいいだろう。
 なお、別途、自衛隊にも同様の工機や要員があってもよさそうだ。

 (2) 鉄道

 鉄道だと、線路の上に重たい工機を走らせるわけには行かない。キャタピラーが線路を傷つけるからだ。
 となると、雪かき車が便利そうだ。


yukikakisha.jpg
出典:Wikipedia


 いざとなったらそれを東海地方へ……と言いたいところだが、簡単にそれができるかどうかは、疑問である。うまく線路の幅が同じまま続くとは限らない。
 特に、狭軌の雪かき車は、新幹線には通らないはずだ。となると、新幹線はいつまでもずっと降灰の除雪ができないままになりかねない。
 となると、新幹線対策も含めて、JR が今のうちにいろいろと対策を考慮する必要がありそうだ。
 とにかく、この問題を何とかしておかないと、日本全体が麻痺しかねない。JR だけの問題ではなく、日本全体の問題なのだ。日本が生きるか死ぬかの問題だ、と言ってもいい。
 今のうちに十分に対策しておくべきだろう。

  ※ 次項も参照。



 【 追記 】
 コメント欄(1番目)のリンクも参照。
 
posted by 管理人 at 22:53| Comment(3) |  地震・自然災害 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
> 鉄道

⇒ 鉄道の対策として大事なのは、線路まわりの降灰を大ざっぱに除去することもそうかもしれませんが、下の NHK記事 (4) の @とA の項目ではないでしょうか(本稿では、NHK記事 (1)〜(3) が提示されていますが、なぜかこの (4) が抜けています)。

 @ 停電:線路だけでなく、架線や碍子の降灰を除去する必要がある。それ以前に、大元の送電網がやられたら鉄道会社にも電気が供給されない。

 A 信号の誤作動:別記事ですが、レールに火山灰が0.5mm積もっても(それが水に濡れると)影響があるということなので、この記事の写真にあるように、人海戦術(デッキブラシなどを使って)丁寧に取り除く必要がある。

 https://www.nhk.or.jp/ashitanavi/article/3048.html
Posted by かわっこだっこ at 2021年11月24日 23:28
 見落としていました。情報提供、ありがとうございます。

 私は丹念に精読したわけではなくて、ざっと目を通して紹介しただけなので、見落としもあったようです。
 NHK の記事を読んでから書いたのではなく、朝日の記事を読んで、「ろくに対策が取られていない」という情報だけを知ったので、それに基づいて書きました。調査不足でしたね。
Posted by 管理人 at 2021年11月25日 00:30
 いずれにせよ、本稿で述べられたとおりに、富士山噴火のような事態では対策は追いつかず、新幹線も在来線も止まってしまいますね。

 <補足>
 直前の私のコメントで、「レールに火山灰が 0.5mm 積もっても(それが水に濡れると)影響がある」と書きましたが、下の@(気象庁の資料)では5mm 以上で運行を見合わせている(JR鹿児島本線)とあるので、単位(ミリとセンチ)を間違えていたかもしれません。(実用されている基準は5mm?)
 いっぽうで、下のA(鉄道総研の資料)では、厳密には1mm 以下でも影響が出るとするデータもあります。

 @ 降灰の影響及び対策 - 気象庁(PDF)※URL省略
 A 降灰が軌道短絡やがいしに 与える影響と公的情報の活用(PDF)※URL省略
Posted by かわっこだっこ at 2021年11月25日 15:48
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