2021年11月14日

◆ トヨタ・スバル・マツダが反EV連合

 世界的な 脱炭素や EV 推進の流れに逆らって、トヨタ・スバル・マツダが反 EV 連合を結成した。 大得意で。

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 記事はこちら。
 トヨタ自動車、マツダ、SUBARU(スバル)、ヤマハ発動機、川崎重工業の5社は13日、脱炭素化に向け、内燃機関を活用した燃料の選択肢を広げる取り組みを進めると発表した。
 世界で電気自動車(EV)が存在感を強める中、5社はEVや電動バイクなどの電動車だけでなく、カーボンニュートラルを実現できる燃料を使ってエンジンを活用する選択肢も探る。
 スバルの中村知美社長も「EVだけが選択肢なのか。内燃機関を活用した道にもチャレンジしたいとの思いがあった」と話した。
 具体的な取り組みとしては、マツダが食用油や藻類油脂などを原料としたユーグレナが製造する次世代バイオディーゼル燃料を活用するレースに参戦。トヨタとスバルはバイオマス由来の合成燃料を使ってレースに来年参戦。
 バイオ燃料はガソリンに比べてコストが高い。ユーグレナによると、同社の燃料は現在1リッター当たり1万円。
( → トヨタやマツダなど5社、脱炭素エンジン活用で連携 選択肢を模索 | ロイター

 馬鹿丸出しというしかない。理由は三点。

 (1) 水素燃料は、水素の製造に化石燃料を使うので、カーボンニュートラルではない。ただの詭弁だ。
  → 脱炭素社会とトヨタ: Open ブログ

 (2) バイオマス由来の合成燃料というのは、製造に自然農産物を使うので、製造量に限界がある。あくまでニッチ市場だ。また、農産物を使う場合には、食料との競合が生じるので、食料の高騰を招く。また、森林の伐採による環境破壊もある。すでにブラジルで起こっている。(バイオ・エタノール生産で)
  → バイオ燃料が世界遺産を危機に?ブラジル|日テレNEWS24

 (3) ユーグレナによるバイオ燃料は、コストが化石燃料の百倍で、実用化の見通しは皆無だ。「低コストで生産できるようになります」と何十年も前から言っているが、常に「数年後」と言い続けて、常にゴールを先延ばし続けている。「やるやる詐欺」だ。ただの株価維持の詐欺業である。(株券印刷業と言われるアンジェスと同様だ。)……こんな詐欺会社と協力するのは、詐欺に加担するのも同然だ。
  → ユーグレナは詐欺か?: Open ブログ

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 世界的に EV の流れがあるのに、上記の三社は決定的に流れに乗り遅れている。せめて今からでも追いつこうとして努力するべきなのに、しきりにあさっての方向を向いて、道から逸れようとする。馬鹿じゃないの? 
 ここまで馬鹿なことをするなら、まともな技術者は「それは間違っていますよ」と忠告するべきだ。だが、忠告しようと思っても、忠告できないのだろう。経営トップが、忠告を聞き入れる耳を失っているからだ。菅首相と同じで、独裁化している。
 こうなったら、もう、この会社は終わりだよ。トヨタ・スバル・マツダはもはやオワコンだな。日産の経営者は、会社を私物化して犯罪をするような最悪の悪党だと思ったら、上には上があった。自らの無知によって、善意ゆえに会社を滅ぼしてしまう愚者である。
 ゴーンを泥棒とするなら、トヨタ・スバル・マツダの社長は、会社に対する殺し屋だ。窃盗罪と殺人罪ぐらいの差がある。地獄からの使者に近い。


 ※ 以上と似た話を、3日前にも記した。
    → 脱炭素社会とトヨタ: Open ブログ(11月11日)




 【 補説 】
 トヨタは EV ではどうしているか? 肝心の事業だから、本腰を入れて全力で開発している……と思いきや、現状はひどいものだ。





 まず、ユーザーの要望はこうだ。
 《 トヨタ初のEV専用車「bZ4X」、デザインや航続距離は好印象! 気になる価格は「500万以下」を希望する声 》
 トヨタは2021年10月29日(金)、開発を進めるBEV(バッテリーEV:電気自動車)の新型bZ4X(ビーズィーフォーエックス)の日本仕様の詳細を発表し、2021年11月には試作モデルを横浜市内で報道陣に公開した。いよいよ本格的に動き出したトヨタのEV戦略。果たして、世間の人々はどう捉えているのか? ここではSNSで挙げられているみんなの声を紹介していく。
 
「コミコミ400万円前半までなら売れそう」
「あとは価格が500万円を下回れるかどうか」
「日産 アリアと価格がかち合うと難しそう」
「テスラ モデル3のロングレンジが税抜500万円以下だから、それよりも魅力的な価格を求める」

と、予測する声は多い。競合モデルを引き合いに出す声もあり、1つのボーダーラインは500万円といった印象だ。
( → 【みんなの声を聞いてみた】|【話題を先取り】新型車解説2021【MOTA】

 アリアの最安モデルが 539万円なので、それ以下の品質ならば 500万円以下が妥当だ、と見なしているわけだ。
 ところが現実には、昨年発売のモデルがこうだ。

 UX300e “version L ” 2WD (FF)  6,350,000円
 UX300e “version C” 2WD (FF)  5,800,000円

( → LEXUS ‐ UX300e

 性能では圧倒的に劣るモデルが、600万円である。これから1年で大幅に向上したとしても、bZ4X は 650万円ぐらいだと見なすのが妥当だろう。戦略的に安くしたとしても、600万円がいいところだ。500万円以下なんて、夢のまた夢だろう。
 ちなみに、ずっと小さくて電池も半分ぐらいしかない ホンダ e は、450万円だ。
  → タイプ・価格・装備|Honda e|Honda公式サイト

 トヨタとホンダのレベルが同じぐらいだとすれば、bZ4X は 650万円ぐらいだと見なすのが妥当だろう。ちなみに、これはアリアに比べて 111万円高い価格だが、そのくらいが常識的だ。(遅れた技術水準からして。)

 ――

 ちなみに、トヨタは bZ4X を「スバルと共同開発した」と大々的に宣伝しているが、これは嘘だ。正しくは、こうだ。
 「スバル、スズキ、ダイハツ、BYD と共同開発した」
 つまり、中国の最大手 EV 企業である BYD と共同開発しているのである。その証拠は、ここにある。
  → トヨタが上海モーターショーで発表した新EVシリーズ「TOYOTA bZ」のパートナー企業(画像)

 ここにちゃんと記してある通りだ。(中国では本当のことを発表した。日本では中国企業のことを隠している。隠蔽だね。)

 トヨタは、電気自動車メーカーとしては、中国の BYD の弟分みたいなものだ。(子会社というほどひどくはないが。)

 ――

 要するに、トヨタが電気自動車に対してやっていることは、「全力で開発すること」ではなくて、「電気自動車の悪口を言って、電気自動車を片手間で開発しながら、水素エンジン車を開発すること」なのである。呆れるしかないね。
 トヨタの社員で、「水素エンジン車の開発をしろ」「バイオディーゼル車の開発をしろ」なんて命じられたら、もう、舌噛んで死にたくなっちゃうよね。
 マツダで「ユーグレナと協力しろ」と言われた人は、もっとひどい。「死んでも詐欺をしたくないと思っていたのに、社命でやらされるハメになるとは……」と。「おれの人生って、いったい何だったんだ? ただの詐欺師の片棒か?」と。 


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posted by 管理人 at 14:53| Comment(2) | 自動車・交通 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
> トヨタの社員で、「水素エンジン車の開発をしろ」「バイオディーゼル車の開発をしろ」なんて命じられたら、もう、舌噛んで死にたくなっちゃうよね。

⇒ 水素エンジン車のレース投入の責任者である T.S 常務役員とは同期入社(大学・学部・学科も同じ)で、かつ bZ4X の開発責任者である D.I 主査の職場センパイでもあった誰かさん(誰??)なんかは、今夜にでも舌噛んで死んだほうがいいですね。(笑)
Posted by 〇〇っこ〇っこ at 2021年11月15日 01:55
 そうそう、今晩のNHKスペシャル「EVシフトの衝撃 〜岐路に立つ自動車大国・日本〜」を少しだけ観たのですが、トヨタの水素エンジン車の、レースでの航続距離がわずか約60kmだと紹介されていたのでビックリ。その時の絵では搭載されているタンク(ボンベ)が1本(現行ミライは3本に対して)だったので、そのせいもあるのかしら。11/17(水)未明の再放送で確認しないと。

 https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/episode/te/M3X78N6R1V/
Posted by 〇〇っこ〇っこ at 2021年11月15日 02:10
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