※ 前日の項目(大規模蓄電池 は開発不要: Open ブログ)の加筆部分を、抜き出して、移転しました。(単独項目にしました。)
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日産リーフ(2017年型)は、価格がかなり暴落している。それでいて、走行距離はとても短い(2万km以下)のものがけっこう多い。3〜4年たっても、走行距離が 2万km 。これだったら、電池の劣化の心配をしなくてもよさそうだ。(電池の劣化が起こる前に、車両本体の耐用年数が来るからだ。)
新品のリーフを買うと、中古車価格が暴落して大損をするが、すでに暴落した中古のリーフなら、かなりお買い得だ。
ちなみに、同レベルのガソリン車だと、走行距離がずっと多いものが多い。こうなると、内装も傷んでいるだろうし、外装や駆動部品なども傷んでいるだろう。いかにも中古車っぽいので、特にお勧めできるわけではない。
しかるに、リーフは違う。あまり乗らないせいで走行距離がとても短いものが多い。こういうのは、新車に近い状態を保っているので、4年落ちぐらいになっても、程度のいい物件が残っているようだ。
「リーフは新品で買うと駄目だが、中古で買うとお買い得」
と言えそうだ。
次の報告もある。
私自身も所有している現行型のリーフについては、その劣化率が大幅に改善されているのです。
実際問題として、すでに17万7000km以上走行している現行型のリーフについては、今だにセグ欠けを起こしていない、
つまり、バッテリー容量の85%以上を維持することができているということと同義となり、
さらにこちらの現行型のリーフについても、走行距離が18万kmに達しているのにも関わらず、
今だにフルセグ、つまりバッテリー劣化率は15%未満ということを示し、
たとえば先ほど紹介した、強制水冷機構を搭載したモデルSとXの、18万km走行した時点でも劣化率が、概ね92%程度であることが示されていますので、
( → 【EV普及の不都合な真実?】日産リーフのバッテリー劣化ヤバいからEVは使い物にならない? - EVeryone )
というわけで、テスラほど優秀ではないまでも、リーフもまたかなり劣化を抑えることができているようだ。ならば、中古のリーフを買ったとしても、さして心配することはなさそうだ。特に、すでに価格が暴落しているのであれば。
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リーフには優れている点がある。それは「高速道路の自動運転ができる、唯一の小型車だ」という点だ。
高速道路の自動運転ができる車としては、スカイライン、レジェンド、レクサスLS 、トヨタミライ、ベンツ Cクラス、テスラがあるが、これらはいずれもサイズがデカい。小型車ではない。自宅の駐車場には入らない、という人も多いだろう。
日産ノートやルークスにはプロパイロットという名の自動運転もどきがあるが、これは高速道路の自動運転はできない。運転支援だけだ。(値段も安い。)
まともに自動運転ができるのは、日産リーフだけだ。(ただし手放し運転はできず、ハンドルに軽く手を添えていることが必要だ。念のため、という感じで。)
それでも、普段は自分でハンドル操作もアクセル操作もしないで済むので、疲労度は断然に低くなるだろう。長時間運転はかなり楽になる。具体的事例は下記。
→ 第三京浜でプロパイロットVSオートパイロット! 新型リーフとテスラモデルXを直接対決させてみた - EVsmartブログ
「小型車で自動運転車が欲しい」という人には、リーフ以外には選択肢がないのが現状だ。新型ノートを買うよりも、リーフの中古の方がよさそうだ。
※ 自動ブレーキもかなり優秀であるらしい。時速 80km まで対応する。
→ 【検証】日産リーフの「自動ブレーキ」は本当に止まる?
p.s.
最新型のベンツ Cクラス も、ほぼ同等の機能があるらしいが、サイズがデカくなってしまった。また、現在は発売直後で、入手難である。欲しくても、手に入らない。
安全面で心配です。今回紹介されている2017年版のリーフは現在検討中のe-pwerよりも良いかもしれませんが、家庭で安全かつ確実にできる充電できる設備がどの程度の価格できるか心配です。
たぶん、三相電源の2本を逆に使って、200ボルト電源にしているのでしょう。
これだと、かなり低コストで実現できます。
急速充電ではないので、空っぽから満タンにするまで8時間ぐらいかかるようですが、常に満タンにする必要はないし、いちいちガソリンスタンドに行く手間に比べれば楽かもしれません。
価格はメーカーのページでわかると思いますが、そんなに心配するほどの高額にはならないと思います。
充電する頻度が少なければ、近所の充電スポットで済ませることもできます。定額利用プランみたいなのもあります。
> 家庭で安全かつ確実にできる充電できる設備
これは問題ない。ボルトが低いので。
> どの程度の価格
いくらかはかかるが、電気代はガソリン代よりもかなり安いので、いっぱい走る人なら、あまり気にしなくてもいいだろう。
少し走るだけなら、充電スポットで代用。
欠かさず、2007年頃から見ていました。本当に世の中のことがよく分かり勉強になります。一時期見れない時はがっかりしてこれから何を見ればと探しましたがありませんでした。再開されたときは本当にうれしかったですね。これからも楽しみにしています。ありがとうございます。
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設置費用10万円までは、日産側で補償して頂けます。
一般的な家庭で、10万を超えるケースはないとのことです。
ディーラーから新車で購入した際無料で設置してもらいました。ブレーカーから距離がある場合は多少有料になるみたいでした。
ディーラーで10万円まで補助金が出る期間に購入しましたが、実際の工事費は7万円でした。
https://ev2.nissan.co.jp/OWNER/QUESTIONS/DETAIL/1389/
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中古車の場合は、自腹です。