2021年11月05日

◆ 2021 衆院選 得票率(比例区)

tokuhyo2021d.png 衆院選の選挙の得票率(比例区)のデータを示す。意外かもしれないが、得票率では、自民よりも非自民の方が多くの票を得た。議席数とは違うのだ。

 ――

 議席数では、自民党が圧勝した。しかし、得票率では、そうではない。そのこととは、次のデータからわかる。

 まず、得票数の実数は、下記のデータがある。(朝日新聞・朝刊 11月02日の複写画像)


2021 衆院選 得票率(比例区) :数値
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 これをグラフにすると、下記になる。


2021 衆院選 得票率(比例区):グラフ


 自民は 35%だ。
 リベラル系の野党4党(立憲・共産・れいわ・社民)の合計は 32%だ。
 自民の方がわずかに多いが、ほぼ拮抗していると言える。野党4党に国民民主の 4.5% を加えると、自民を越える。さらに、維新の 14% を加えると、非自民の方が圧倒的に多くなる。(自民との対比。なお、公明は除外する。)

 以上のことからしても、「日本国民は自民党を支持している」などとは、とても言えないわけだ。言えるのは、次のことだけだ。
  ・ 議席数では、自民が圧勝した。
  ・ 議席数でも得票率でも、「自民 + 公明」は安定与党である。

 なるほど、これらのことは言える。だが、「日本国民は自民党を支持している」などとは、とても言えないのだ。

 ――

 当然ながら、同様のことは若者についても成立する。若者は、他の年代に比べれば、自民党の支持率が若干多い。1〜2割ほど多いようだ。
 とはいえ、上のグラフからもわかるように、自民党の支持率はたったの 35% しかないのだから、それより少し高まったとしても、40% ぐらいにしかならない。これは(維新を含む)非自民よりもずっと少ない値だ。とすれば、「若者は自民を支持する人より、非自民を支持する人の方がいい」というのが正しい。

 つまり、「若者は自民を支持している」という説は、まったく成立しないわけだ。成立するのは、次のことだけだ。
 「若者は他の年齢層に比べて、自民党の支持率が少し高い。つまり、若者は他の年代よりも保守的な傾向が少し強い。しかしそれでも、自民の支持率よりは、非自民の支持率の方が多い」

 こういう状況で、「若者はなぜ自民を支持するのか?」などと論じても、まったく空虚な議論にしかならない。なぜなら、若者は自民を支持していないからだ。
( ※ 正確には、年齢間の比較で、「若者は他の年齢層よりも、自民の支持率が高めである」という、相対的な結論だけである。それならば、成立する。前項の話も、そういうことになる。) 



 【 関連項目 】
 同様の話は、下記ページにもある。(画像の出典は、いずれも本サイト)
  → 若者は自民を支持していない(はてな匿名ダイアリー)
posted by 管理人 at 22:53| Comment(2) | 一般(雑学)6 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
過半数の得票率がないから、国民が自民党を支持していないと言うことらしいが、それなら自民党以外の党は、自民党よりもなお支持されていないことになる。
つまり、日本には国民に支持されている政党がないと言ってるだけの、まるで無意味な議論のように思える。
Posted by いかれ者 at 2021年11月06日 21:12
 野党連合(維新を除く)ができれば、勝てるかもね。実際、小選挙区では野党連合が勝っているところも多いし、接戦となったところも多い。
 8月に選挙をしていたら、野党連合が圧勝していたことは間違いない。

 ――

 なお、国民が特定の1政党だけを支持することはない、というのは、どこの国でも成立します。米国でも、ドイツでも、イギリスでも、フランスでも。いずれでも、国民が支持するのは、複数の政党に分かれます。ただの当たり前のことです。
 日本だけで例外的に「国民は自民党を支持する」ということが成立すると思うとしたら、そう思う方がおかしい。
 私が言っているのは、ただの当たり前のことなのに、それを「無意味だ」と言うのは、真実を無意味だと見なすも同然だ。頭が虚偽しか受け付けられなくなっている。洗脳状態だね。
 とりあえずは、外国に目を向けましょう。
Posted by 管理人 at 2021年11月06日 21:27
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