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このバッシングはまったく異常なほどだ。常軌を逸していると言ってもいい。しかも、不思議なことに、皇室マニアのような人や、右翼系の保守主義者から、バッシングがあるのではない。ふつうの中年女性(おばさん)たちがバッシングをしているようだ。若い人はあまり関心がなく、男性もあまり関心がないようだ。なのに、ふつうの中年女性がバッシングをしている。……そういう証言がある。また、アエラ.dot に掲載の記事でもそうだ。
辛酸なめ子さんが他にどんな"批判"をしてきたか少し検索してみたら、週刊朝日・AERAがこの件で凄まじい報道量なのを今更ながら発見した。これ、大好きで書いてる人がいて、大好きで読んでる人がいるってことで。
— 斗比主閲子 (@topisyu) October 14, 2021
完全に逆ギレで、媒体自体が被害者意識のある加害者やってる。朝日新聞出版……。 pic.twitter.com/o8lyGDkakc
倉田真由美や、辛酸なめ子といった、中年女性がバッシングしている。また、女性読者比率が高い アエラ という媒体が、女性編集長の方針の下で、バッシングをしている。
右翼的な傾向のない女性たちが、やたらと皇室批判に加わっているのだ。これは、「小室圭の遺伝子をもつ女系天皇ができたら、天皇は小室圭の王朝になってしまう」というような、右翼的な批判ゆえのバッシングではない。
では、いったいどういうことか? まったく、謎である。
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そこで、まずは実地調査だ。とりあえず、ツイッターにある批判をたくさん調べてみた。すると、次のことがわかった。
「批判の多くは、小室圭が金めあてで結婚したと思って、批判している。金めあての結婚は許さん、と」
これを読んで、いくらか考えているうちに、ようやくわかった。
これまでは、「小室圭がチャラい男なので、チャラ男と結婚する眞子様が可哀想だと思ったから、反対した」と思っていたが、そうではないのだ。これは実は、女性たちの「やっかみ」なのである。
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そのことは、二人の顔写真を見ればわかる。

あきらかにイケメンと不美人である。これを見た中年女性は、こう思う。
「こんなイケメンが不美人を本当に愛するはずがない。なのに結婚するというのは、愛ではなくて、金がめあてだからだ。金がめあての結婚なんて、不純だ。とうてい許せない」
「金がめあてで不美人と結婚しようとするイケメンなんて、悪い男だ。こいつはジゴロだ。ジゴロみたいな野郎が皇室の女をたぶらかすなんて、許せない」
しかし、似たようなことを思ったとしても、たいていの男性は気にしない。「そうだとしても、眞子さまの勝手だろ。蓼食う虫も好き好きさ。ジゴロみたいな男がいいと思って結婚したいのなら、結婚すればいい。私たちの知ったことではない。二人のことは二人で決めればいい。それで痛い目にあったとしても、自業自得なんだから、私たちの知ったことではない。勝手にすれば」
こういうふうにほったらかすのが、たいていの男性だ。なのになぜ、中年女性はやたらといきり立つのか?
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実は、中年女性たちの心理には、裏の心理がある。それは、やっかみだ。「金めあてで不美人と結婚しようとするイケメンなんて、倫理的にけしからん」と思う裏では、こう思っている。
「不美人なのに、金があるからイケメンと結婚できるんだ。何て、羨ましい! 私も不美人だけど、金がないからイケメンと結婚できない。甲斐性なしの下らない男と結婚して、毎日、不幸な結婚生活を送っている。それというのも、私が不美人で、金がないからだ。同じように不美人でも、金があるおかげでイケメンと結婚した眞子さまが、羨ましい! ああ、悔しい、悔しい!」

これは「酸っぱい葡萄」の寓話に似ている。中年女性たちは、小室圭を嫌っているのではない。むしろ、逆だ。小室圭と結婚した眞子さんが羨ましくて仕方ない。そこで、「あの葡萄は酸っぱい」と思うように、「あの男はジゴロだ。悪い男だ。金めあてで女をたぶらかしただけだ。本当は女を愛していないんだ。あんなイケメンが不美人を愛するわけがないんだから」と思う。
……だが、それは勘違いというものだ。
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なるほど、小室圭は、金めあてで結婚したのかもしれない。あるいは、金とステータスがめあてだったのかもしれない。
だが、そもそも、金めあてで何が悪いのか。ひるがえって、たいていの女性は、金めあてで結婚することが多い。
たとえば、世間の男性の垂涎の的である女子アナは、スポーツ選手と結婚することが多い。これも金めあてだろう。たいていは、野球かサッカーの選手だからだ。いずれも高給取りばかりだ。アマチュアのスポーツ選手(金メダリスト)と結婚した女子アナなんて、聞いたことがない。いずれも高給取りのプロ・スポーツ選手ばかりだ。これらはつまり、頭は馬鹿でも金さえあればいいということであって、しょせんは金めあてなのである。
女だって金めあてで結婚するのだから、男だって金めあてで結婚してもいいはずだ。
さらに言おう。
目的が金だけなら悪だが、「金だけ」というわけではない。「金も」だ。つまり、金以外にも、本体としての「愛」はあるのだ。「金めあて」と言っても、金だけがめあてで愛がない、というわけではない。金があって、愛もあるのだ。金めあてだからといって、愛がないわけではない。
なるほど、ひょっとしたら、「金がなくなれば愛もなくなる」のかもしれない。だが、現実には、金があるのだ。だから、「金がなくなれば愛もなくなる」というような心配は必要ないのだ。
「金もあり、愛もある」というのは、金持ちにはよくあることだ。それを貧乏人がやっかむ必要はない。
さらに言おう。
金とステータスをめあてにした、という傾向は、たしかにありそうだ。貧乏家庭の男子にとっては、ハイソの頂点にいる眞子様は、とても魅力的に見えただろう。
しかしそれは、オタクが声優の美人に憧れるのと大同小異である。ただの趣味の問題だ。非難するには能わない。人の好みに口を出す必要はない。イケメンの貧乏男子が、ハイソの不美人に憧れたとしても、それはそれで、よくある話である。別に不自然ではないのだ。
( ※ 貧乏な美女が、ハイソの王子様に憧れるというのなら、「シンデレラ」にもある。美女が不細工な王子様と結婚するという話なら、「美女と野獣」という例もある。)
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しかも、である。
若い男女が付き合ううちに、愛着が湧いてきて、どんどん好きになるというのは、よくあることだ。付き合ううちに、相手の性格ばかりを好きになる、というのも、よくあることだ。
一方、外見については、「美人も三日暮らせば慣れてしまう」という話もある。顔の美醜は気にならなくなるとも言える。
さらに、世間や周囲の反発がひどいと、ロミオとジュリエットふうになって、同士としての結束が強まる。世間の反発が強ければ強いほど、二人の愛は燃え上がっただろう。
だから、小室圭さんが「愛しています」と語ったことには、嘘はないと思える。それを単に「金がめあて」だと見なすのは、おのれの不遇を嘆く不美人の やっかみにすぎないのである。
[ 余談 ]
私が想像するに、小室さんを批判する女性たちは、過去において、それなりの体験があったのだろう。「イケメンにだまされた」という体験が。……そのせいで、昔のトラウマを思い出して、恨み骨髄で、不美人を引っ掛けようとするイケメンをすごく憎むのだろう。
一方、男性や、処女や、モテモテの美人などは、イケメンにだまされたという経験がないから、イケメンをすごく憎むということはないのだろう。
こういうふうに理解すれば、一部の女性たちが異常なほどにも非難の声を上げるのが、よくわかる。倉田真由美や辛酸なめ子があれほどにもイケメンを憎むのは、彼女たちにそれなりの経験があったからなのだ。イケメンにもてあそばれたという経験が。

【 関連項目 】
→ 逆シンデレラ: Open ブログ
※ 2019年01月22日の記事。3年近く前のバッシングのときの記事。
「王子が貧しい美女に恋をすると、物語になる。では、王女が貧しい美男に恋をすると、どうなるか?」
→ 女に貢いだ金は取り戻せるか?: Open ブログ
※ 上記項目の続編。
この記事(外国人が書いてます)を読んで、なるほど確かにそうだなと思いました。
好きな人と結婚するだけなのに…日本人が「小室さんバッシング」に熱狂する根本原因
https://president.jp/articles/-/51285
> 「安定した収入」「素晴らしい経歴」「家柄」などの条件
……が満たされないのが、小室さんが批判された理由だというが、そんなことはない。「家柄」は最低だが、「安定した収入」「素晴らしい経歴」なら、黒田慶樹さんよりも上だ。
https://x.gd/l1Cms
なのに、小室さん以下の黒田慶樹さんは、全然批判されなかった。なぜか? 特にイケメンというわけではないせいで、女性たちはちっとも羨ましがらなかったからだ。人々は単に無関心だった。
小室さんがバッシングされた理由は、「チャラいイケメンだ」という外貌だけでしょう。内面だけなら、「決して屈しない強い愛情」という点で、理想的な男性だとも言える。ほとんど恋愛ドラマの主人公になるほど、傑出した内面だ。
だからこそ、女性たちは悔しくて羨ましくて仕方ないんだろうけど。
しかも、税金を払っている自分は貧乏な暮らしをしているから、その不満もある。
しかし、税金を払うことで苦しい生活をする水準の収入の人なら、
払う税金よりも、受け取る恩恵のほうが多いはずなので、「俺が育てた」っていうのは勘違いだと思います。
それに、税金について言うなら、たかが数億数十億の彼らではなく、もっと大きな金を無駄遣いしている政治家に厳しい目を向ければいい。
だから、選挙に行こう。
坊主憎けりゃ袈裟まで憎い、というわけで、理屈にならない理屈を持ち出しているだけです。だから、すぐに破綻する。
1.5億円の給付を辞退しているだけでも、今の皇族のなかで最も慎み深いので、称賛されていいほどです。
バッシングで彼らが述べている理屈はすべて嘘です。本当は、イケメンなのが気に入らないだけ。イケメンの愛情を信じていないだけ。その理由は「自分が異性を選ぶときは顔で選ぶからだ」という信念。
⇒ 確かに! それを表現するならば、婚約内定会見(2017年9月)の時の写真ではなく、結婚会見(10月26日)の時の写真のほうがハッキリしていますよ。
下の記事(女性自身)に掲載された小室さんの顔立ちをみると、4年前とはガラリと変わっています(逆に眞子さんのほうはあまり変化なし)。小室さんについては、会見時の話ぶりとあわせて、皇室側の例えば天皇陛下や秋篠宮殿下からよりも、ノーブルさ(高貴さ)≠ェ感じられて仕方がありません。
https://news.yahoo.co.jp/articles/320ff3b118b44d07ea4a68f2d61010c53f5ca245?fbclid=IwAR198Qdl1-AHMqRN7udibCKxOMFfNLpKb-w46MCPhhfO-8BATyQ8cia7Nb4
<以下おまけの感想>
小室圭さんは、現代の織田信長かも。帰国前にはチョンマゲ姿で追いすがる報道陣を無視するような振る舞いをして、帰国後の姿とのギャップが際立つような演出をしています。信長も、舅の斎藤道三と初めて会うときに、行きの馬上ではいつものうつけ者≠フままで、一転して会見の場では見事な出で立ちで現れ、相手を心酔せしめたと伝わっています。(史実ではないかもしれませんが、信長を描いた映画やドラマでは必ず出てくるエピソード。)
黒田氏(清子さんの夫)の場合は、本人の資質に加え家柄が良いことが、皇室女性との結婚に相応しいと評価されたのではないかと思います。
紀子さまや雅子さまも同様で、宮家に嫁ぐのに相応しい家柄との見方がほとんどだったものと思います。
しかし小室家の場合は違っていて、たかが400万円で金銭トラブルを抱えています。皇室の女性と結婚する人が、はした金でゴタゴタ揉めるような家柄なのはマズいでしょ?という印象を受けた日本人が少なくないものと推察します。
最初の婚約(?)発表から3年後に結婚したわけですが、その3年間で400万円くらいの金銭トラブルを小室家は解決しようと思えばできたはずです。
それなのにできなかった。よってますます、『小室家(特に母親)はヤバい』『こんな家に眞子さまを嫁がせるなんてとんでもない!』という感じで叩かれてしまっているものと思います。
その謎は何か、というのが、本項の意味。
北川景子は、竹下の御曹司と結婚した。
これに比べると、星野源と結婚した新垣結衣がずっとまともに見えてくる。不思議だ。
http://openblog.seesaa.net/article/481614543.html
本来なら祝福される結婚がそうならなかったのは、疑惑と説明不足によってではないでしょうか。
●佳代さんと元婚約者の400万円の金銭トラブルの行方
●佳代さんの「遺族年金」不正受給疑惑
●佳代さんの「傷病手当」不正受給疑惑
●小室圭さんの小中高時代の同級生へのいじめ疑惑
●小室圭さんの留学費用の返済計画
●小室圭さんの経歴詐称疑惑
●小室圭氏の就職先や収入の不安
●身の回りの方の三件の自殺
●小室佳代氏の反社関係の付き合い
など、
おおよそ普通の日本人として生活しているのなら、ここまでトラブルや疑惑など関わることはないでしょう。
週刊誌等が書き立てたことであっても、これらの疑惑等は多すぎますし、説明する責任もあるでしょう。逃げ回っていては信用できませんよね。
また、結婚は両者の合意が基本ですが、家と家の結び付きであり、幸せな家庭で幸せな生活を送ってもらいたい、というのが多くの日本人の感覚だと思います。
嫉妬はバッシングの要素としては弱いと感じます。
いじめは大昔のことで、検証不能だし、子供時代の罪なんて、誰だって少しはある。
お金の問題は、結婚すれば解決するし、今後は自力でも解決する見込み。
経歴詐称は、あったとしても、ただの嘘であり、犯罪ではない。安倍首相の嘘の方が1億倍もひどいのに、辞任しなかった。よほど問題だ。
いずれにせよ、他人が口出しするようなことじゃない。いや、多少の口出しや感想ならば、あってもいい。反対を表明することがあってもいい。しかし、現状のようなバッシングは、あまりにも異常だ。多少の反発ではなくて、熱狂的とも言えるほどのバッシングがある。その意味を問う。
あなただって、せいぜい、「ちょっと気に食わない」という程度でしょ? 一日中、そのことばかりを騒ぎ立てるようなワイドショーを、ずっと見ていようとは思わないでしょ?
今に限らない、マスコミの闇で、イケメンの小室圭と不美人の真子さん(笑)は、サンドバッグのように叩かれ続けたけど、世間をギャふんと言わす、仕返し会見を最後に、アメリカで自由な暮らしを手に入れてもらいたいものです!
日本には戻りたくないでしょうね?