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乳がん検診は、視触診で行われることが多いが、これだと見逃されることが多いので、やめた方がいい、という見解がある。
乳腺外科医「視触診は廃止を」日本人女性9人に1人が“乳がん”に…罹患数約5倍、早期発見の重要性#アベヒル #アベマニュース #ピンクリボン #ピンクリボン月間 #乳がん
— ABEMA TIMES (@ABEMATIMES) October 13, 2021
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ではどうすればいいかというと、こうある。
乳がんの早期発見には
— 乳がんタイムズ@名医監修StopPress (@BreastDoctorsEx) September 25, 2021
@視触診による診察と、Aマンモグラフィやエコー、時にはMRIによる画像診断力、そして小さい病変でも採取するB針生検の技術がそろうことが大切です????
自分のリスクに応じた定期検査と、しこりや痛み、分泌など気になった時に早めの乳腺外科受診を??#ブレストアウェアネス
一方、この件で、NHK のサイエンスZEROが新技術を話題にした。
→ 数学で命を救う…!? 数学の“超難問”を解いたら「痛くない乳がん検査装置」が実現した…!(サイエンスZERO)
→ サイエンスZEROの動画(YouTube )
※ 番組の再放送は 16日土曜午前11時( ETV )
さて。以上の話を聞くと、既視感に襲われる人が多いだろう。それもそのはず。いずれも以前、本サイトで扱った話題である。
(1) 2016年06月16日
→ 乳がん検診は信頼できぬ: Open ブログ
※ 「マンモグラフィー」と「乳腺エコー検査」の2種類があるが、一長一短なので、双方を使って探るのがいい。いずれにしても、見つかりにくいことがある。(小林麻央は丹念な検査を何度も受けたにもかかわらず、「癌ではない」と誤診され、あとで気づいたときには手遅れになっていた。結局、最初の診断(視触診?)だけが正しくて、あとの専門的な検査ではすべて見逃された。)
(2) 2019年09月23日
→ おっぱいを透視する: Open ブログ
※ 新技術の紹介。マイクロ波による透視技術。画期的な方法。
(3) 2021年02月08日
→ 散乱した反射波の方程式: Open ブログ
※ 上の (2) と同じ話題。数学的な原理を解説する。機器は実用化寸前だそうだ。(NHK の「サイエンスZERO」の紹介。)
(4) 本日(2021年10月15日)
サイエンスZERO の再放送があった。(3) と同じ番組。同時に、冒頭のツイートが少し話題になった。
[ 付記 ]
結局、本サイトの読者にとっては、何ら目新しい情報はない。世間で話題になったのを機に、過去記事の回顧をした。
( 世間で何かが騒がれたとき、それより何年も前に本サイトで言及済みである……ということが多い。)
駄目になったのかと思えたが、亀のごとき歩みで、遅くとも着実に進みつつあるようだ。
以下転載。
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2016〜2022年の約6年間、のべ740人の被験者が参加した臨床研究を経て、日本産業規格(JIS)の取得、そして仕様の確立を完了。現在はその医療機器の認可プロセスの最終段階といえる治験を進めている段階だ。
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/mag/ne/18/00007/00234/