国民民主党は、衆院選で自爆作戦を取っている。自民党に勝てる選挙区でも、あえて負けようとしている。
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国民民主と立憲民主は、選挙協力をしていて、立憲が候補を立てない選挙区では、国民民主が両党の統一候補となっている。
それならば自民党に勝てるか……というと、勝てる見込みは少ない。特に、新顔候補では、勝てる見込みがほとんどない。なぜか? 野党の票を結集できないからだ。簡単に言えば、共産党と票を分けあっているからだ。これでは、「国民と共産の票を合わせれば自民に勝てる」という選挙区でも、軒並み、惜敗することになる。……つまりは、自殺するのも同然だ。
これを改める方法は、ただ一つ。国民と共産と立憲の三党で選挙協力をすることだ。そうすれば、三つの選挙区のうちで、二つを国民が取って、一つを共産が取る……というような形で、譲り合うことで、当選議席を大幅に増やせるだろう。
ところが国民は、そうしない。あくまで「共産党とは選挙協力をしない」という方針だ。つまり、「共産党に1議席を当選させるくらいならば、自分は2議席を失ってもいい。双方合わせて3議席を、すべて自民党に譲る方がいい」というわけだ。
自分の2議席を犠牲にして、野党の議席3議席をすべて失わせてしまえ……というわけ。自爆テロも同然である。
「共産党嫌い」という体質が身にしみこむと、こういうテロ作戦を採ることになる。狂気も同然だ。呆れるほかはない。
[ 付記 ]
国民民主党の立候補予定者は、下記。
→ 選挙 | 新・国民民主党 - つくろう、新しい答え。
各人の名前で朝日新聞記事を検索すると、各人の選挙区で対立候補を見つけることができる。通常、「自民・共産・国民」の三人が立候補している。とりあえず、上記ページの冒頭の三人で調べたら、そうだった。つまり、いずれの選挙区でも、共産党の対立候補がいる。
2021年09月25日
過去ログ
暴力、革命、プロ市民。
個人的にロクなイメージ無いんですが。
ただし、共産党の獲得する票はとても大きいので、共産党の票をもらわないと、立憲・国民は自民党に負けるんです。一方、共産党と組むと、「野党統一」という形で、ほぼ五分五分に持ち込める。都会では勝つことが多い。(横浜市長選もそうだ。)
だから、
・共産党と組んで、自民を負かして、野党統一で議席を得るか、
・共産党と組まないで、自民党に議席を与えるか、
という問題です。
なお、共産党がいくら議席を獲得しても、共産党単独で過半数を得ない限りは、共産党の政権はできません。
共産党の暴力を心配する人もいますが、共産党の暴力の力なんて、ゼロ同然ですから、心配する方がおかしい。そもそも日本共産党は暴力をふるわないと言っています。万が一、暴力をふるっても、自衛隊に勝てるわけがないでしょ。あっという間に制圧されて、その日のうちに壊滅するだけです。そんな馬鹿なことをする阿呆はいない。
幽霊の 正体見たり 枯れ尾花
あなたが見ているのは、これです。(あなた自身の怯えが、ただの影に怯えている。小心者の特徴。)