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ワクチンの3回目を実施する方向で決まりつつある。
→ コロナワクチン 3回目の接種行う方針固める 厚生労働省 | 新型コロナ ワクチン(日本国内) | NHKニュース
それはそれでいいのだが、私としては、「半量の接種」を推奨する。
なぜなら、半量でも効果は十分である上に、次のメリットがあるからだ。
・ 半量にすれば、接種人数を倍にできる。
・ 半量にすれば、副反応が大幅に減る。
・ 副反応が減ることで、ワクチン恐怖症の人も接種する。(接種率向上)
なお、半量でも効果があることについては、英国の事例がある。
英政府は14日、50歳以上の市民らを対象に3回目の新型コロナウイルスのワクチン接種「ブースター接種」を来週から始めると発表した。前回とは別の種類のワクチンを使う「交差接種」も認める。
3回目接種に使われるのは、原則として米ファイザー製1回分か、米モデルナ製の半分の量となる。いずれも治験で高い効果が示されたという。
( → 英国、3回目接種へ 流行ならワクチンパスも 新型コロナ:朝日新聞 )
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実を言うと、「3回目の接種はよろしくない」という WHO の見解がある。
→ 新型コロナ: WHO、3回目接種に「待った」 途上国の不足懸念: 日本経済新聞
先進国での3回目よりも、途上国での1回目を優先せよ、という主張だ。それはそれでごもっともだが、「他人の命を救うために自分が死んでもいい」と思うような人は(先進国には)いないだろう。
そこで、WHO にも配慮する形で、折衷案としての「半量の接種」という案が浮かぶわけだ。これなら「足して2で割る」という折衷案になる。

なお、半量の接種を、1回目の接種にも認めることにすれば、副反応を恐れて接種をしなかった人々も、「半分ならいいか」と思って、接種するようになるので、国全体の接種率は向上するだろう。
そのためにも、「半量の接種」を、1回目の未接種者にも認めるべきだ。
→ ワクチンの半量接種: Open ブログ