2021年09月03日

◆ 新札デザインの是非 2

 新紙幣が出るということで、賛否両論がある。

 ――

 次のように、賛否両論がある。「ダサい」という否定論と、「ユニバーサルデザインで見やすくなった」という肯定論。
  → 新紙幣のフォントがださい?←「ユニバーサルデザインを感じる」として、額面の見分けが付きやすくなったと報告するツイッターユーザも(漢数字・アラビア数字についてのツイートも収録) - Togetter
  → 【ダサいことで評判の新紙幣】 → 外国人、こども、弱視者など多くの人が「読みやすい」ことを目指した結果です。 - Togetter

 下記の見解もある。


 ――

 私はどちらかと言えば、後者寄りだ。「美的にはレベルダウンしたが、視認性がよくなったことが大事だ」という立場だ。

 ただ、それはそれとして、私は別の立場を取る。
 「この新札は、視認性がよくなったが、まだまだ足りない。もっと視認性をよくするべきだ」
 という立場だ。これについては、2年前に新札のデザインが発表されたときに論じたので、そちらを参照。(下記)
  → 新札デザインの是非: Open ブログ (2019年04月10日)

  ※ ここで詳細に論じている。



 [ 付記1 ]
 ノルウェー紙幣を推奨している人もいるが、私はまったく賛同できない。偽札をつくりやすいからだ。

 (1) 色がそれぞれ、単色で区別されているので、その単色を用いた偽札が、あっさり誤認されて、新札だと思い込まれやすい。つまり、偽札の発見しやすさが劣る。

 (2) 人の顔をデザインに用いるのは、「微妙な違いに気づきやすい」という利点があるからだ。一般のデザインにすると、偽札の発見しやすさが劣る。

 (3) 裏面のモザイク模様も、偽札をつくりやすい。ちょっと目新しそうに見えるが、別に、美しいデザインでもない。すぐに飽きる。

 (4) 色のグラデーションのあるレインボー印刷がないし、ホログラムもない。こんな低レベルの印刷物では、偽札をつくりやすい。

 [ 付記2 ]
 偽札対策が大事だということは、「偽札づくり」を主題とした小説を見るとわかる。ノルウェーの新札レベルの印刷物なら、現代の最高レベルの印刷業者にとっては、かなり容易に偽札が作れるのだ。



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 ※ この小説、面白いですよ。日本推理作家協会賞と山本周五郎賞をW受賞した。ただし、分量が多いので、読むのが大変だ。

posted by 管理人 at 23:59| Comment(0) | 一般(雑学)6 | 更新情報をチェックする
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