2021年08月25日

◆ Google ドライブと Dropbox

 Google ドライブがアップグレードされて、従来版は使えなくなるので、更新が必要だ。/「知的生産の技術」というような話も。

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 Google ドライブの更新


 このところしばしば「 Google ドライブがまもなくアップグレードされます」という通知が来ていたが、実はすでにアップグレードは実施済みであり、さっさと更新する必要がある。期限は9月末。それ以後は、従来板が使えなくなるので、さっさと更新する必要がある。

 この件は、下記記事でも解説されている。

  → 「Google ドライブ」最新アプリがリリース! 現行版から何が変わった? | ギズモード
  → 「Google ドライブ」アプリのアカウント移行を忘れずに! 9月末までに - 窓の杜
  → 9月末終までに「パソコン版Googleドライブ」に移行する必要あり - ITmedia
  → Google ドライブの覚えておくべき大きな変更点 | ギズモード・ジャパン
 
 細かい話は上にいろいろと書いてあるが、要するに、下記のサイトに接続すればいい。
  → ダウンロード - Google ドライブ
  ※ ダウンロードにはいくらか時間がかかる。248MB もある。

 ここで SetUp ファイルをダウンロードしたあとは、SetUp プログラムを起動して、Google ドライブを更新すればいい。

 更新したあとは、以前とはできることが少し変わるそうだ。比較表は下記にある。
  → 古い「バックアップと同期」アプリと新しいデスクトップ版「Google ドライブ」アプリの比較。

 Dropbox との比較


 Google ドライブと Dropbox を比較すると、どう違うか?
  ・ 機能的には Dropbox が圧倒的に上だ。
  ・ 無料の保存容量は、Google ドライブ が上だ。


 有料版を使うならば、機能も容量も Dropbox が上なので、Dropbox を選べばいい。
 無料版を使うならば、次のようにするのがベストだろう。
  ・ 最重要のファイル(2GB以下)は、Dropbox で。
  ・ 重要度が落ちるファイルは、Google ドライブで。

 このように使い分けるといい。

 具体的には、こうだ。
  ・ 仕事用の作成ファイルは、Dropbox で管理する。
  ・ 資料などの保存データは、Google ドライブにバックアップする。


 前者は、使い方に工夫がいるので、次章で詳述する。
 後者は、ただのバックアップだ。昔ならば、第2 HDD や USB ドライブなどにバックアップを保存していたが、今ではネット上のクラウドにバックアップを保存するのが安全だ。Google ドライブならば、15GB を無料でクラウドにバックアップできるので、ここにバックアップをしておけばいい。
 たとえば、家が土砂崩れですべて流されてしまって、パソコンがすべて土砂に埋もれてしまった……というような場合も、暗証番号さえ覚えておけば、クラウドのデータを引き出すことができる。最強のバックアップとなる。

 ※ バックアップは、手動でときどきやってもいいが、スケジューラ・ソフトで定期的に自動バックアップしてもいい。

 Dropbox の使い方 1


 いよいよ、ここからが話の本編だ。「知的生産の技術」みたいな話である。
 Dropbox を使うと、仕事(知的生産)の能率を上げることができる。そのための方法を示そう。

 これが特に便利なのは、2台のパソコンを同期するときだ。
 普通の人は1台のパソコンを使うだけだろうが、2台のパソコンを使うと、いろいろと便利なことができる。

 よくあるのは、次の例だ。
 「自宅または職場にデスクトップ型の本機(メイン)がある。そのほか、持ち運び用のノートパソコンの副機(サブ)がある。それらのデータを同期させることで、同一のデータをどちらのパソコンでも扱えるようにする」

 もう一つの例は、次のことだ。
 「自宅または職場にデスクトップ型の本機(メイン)がある。そのほか、別室にデスクトップ型の副機(サブ)がある。それらのデータを同期させることで、同一のデータをどちらのパソコンでも扱えるようにする」

 私の場合は、次のような使い方をしている。
 「書斎のデスクトップパソコンは、高機能で、4K モニターがある。寝室のデスクトップパソコンは、低機能で、2K モニター(ハイビジョン)がある。普段は書斎のパソコンを使っているが、とても暑い夜には、書斎でなく寝室のパソコンを使う。なぜなら、書斎でクーラーを付けるのは電気がもったいないからだ。書斎でなく寝室でクーラーを付けながら作業すると、そのまま寝室に冷気が残るので、電気が無駄にならない。冷気が書斎に残らず、寝室に残るからだ」

 寝室のパソコンは低機能だが、エディタを使うぐらいにはまったく問題がないので、寝室のパソコンを使う。
 このとき、書斎のパソコンとデータを共用することで、2台のパソコンで同一データを扱える。

 こういう使い方ができるわけだ。

 ※ 昔は 有線LAN で家庭内の2機を接続していたが、今ではネット経由で2機をつなぐことができるわけだ。つまり、Dropbox が有線LAN のかわりになるわけだ。(無線 LAN みたいなものだが、設定の手間がないのが楽だ。)

 ※ 2機でなく3機以上でも、話は同様である。

 Dropbox の使い方 2


 上のようなことをするには、あらかじめ次のことをする必要がある。
  ・ 2機のパソコンに Dropbox をインストールする。
  ・ Dropbox のフォルダを C ドライブ内に設定する。(2機)
  ・ Dropbox のフォルダ内に、重要ファイルを保存する。(階層フォルダで)


 ここで注意点を述べよう。
 (i)2機のパソコンに Dropbox をインストールすることが必要だ。(当り前。)
 (ii)Dropbox のフォルダを C ドライブ内に設定する必要がある。昔ならば、文書ファイルは D ドライブに保存したが、今では C ドライブに保存する方がいい。なぜなら、D ドライブは HDD なので壊れやすいが、C ドライブは SDD なので壊れにくいからだ。ここに文書ファイルを入れておけば、壊れる確率は非常に低いので、ほとんどバックアップの必要がないぐらいだ。
 (iii)Dropbox のフォルダには、自作文書の全体を入れるフォルダを作っておく。私の場合は「``Mine」というフォルダを作って、そのなかにいくつかのサブフォルダを収めている。なお、Dropbox のフォルダの最上位は、一種の作業フォルダみたいにして、頻繁に更新するファイルを少数だけ置いてもいい。その横には、「``Mine」というフォルダがあるので、そちらが肝心のフォルダとなる。
 (iv)二つのパソコンで作業するときには、共通のフォルダから共通のファイルを呼び出して使えばいい。ただし、同一のファイルが2機のパソコンで共用されることを防ぐことが必要だ。そのために、片方で使いたいファイルは、事前に別パソコンでは使用終了にしておく(閉じておく)必要がある。
 ※ この作業をしないで、二台のパソコンで同一のファイルを使ってから保存すると、同一のファイル名で2種類のファイルができてしまう。すると Dropbox は、片方に「*** のコピー」というような名称を付けて、ファイルを二重化する。これで問題はないのだが、あとで二重化されたファイルを整理する必要があるので、面倒だ。初めからファイルが二重化しないように工夫しておく方が、手っ取り早い。

 Dropbox の使い方 3


 Dropbox が Google ドライブに比べて圧倒的に優れているのは、次のことだ。
 「ファイルが同期されているかどうかが、フォルダ内のアイコンで表示される」



dropbox-folder.jpg


 ファイルが同期されると、ファイルのアイコンに   緑のチェックマーク  が付くので、同期されたことが判明する。
 2機のパソコンがどちらもネットに接続された状況では、通常、片方のファイルが(上書きされて)更新されると、その 10〜20秒後には、他方のファイルも更新される。
 つまり、2台のパソコンは常に同期しており、同一の内容を保つ。(10〜20秒のズレはあるが。)
 ※ Dropbox が起動していないと、同期はなされないので、Dropbox を起動するアイコンをデスクトップに置く必要があるが。

 Google ドライブでは、こうは行かない。
  ・ ファイルが同期されているかどうかは、見た目ではわからない。
  ・ ファイルが同期されのには、10〜20秒よりもずっと長い時間がかかる。20分ぐらいかかることもある。(それだけの遅れがある。)


 この2点がひどいので、Google ドライブは、「2台のパソコンの同期」という目的のためには、ほとんど使い物にならない。ただし「パソコン内のファイルのバックアップ」という目的のためには、十分に使い物になる。( 同期が 20分ぐらい遅れても、何も問題はないからだ。)

 パソコン内のファイル同期


 同一のパソコン内で、複数のフォルダのファイルを同期したい(バックアップを取りたい・ミラーリングをしたい)ということがある。
 私の場合は、メインのフォルダが Dropboxのフォルダ内にあるが、このメインのフォルダの内容を、他のフォルダにコピーしたいのだ。次のように。
  ・ メインのフォルダ → D ドライブ内のフォルダ
  ・ メインのフォルダ → Google ドライブ のフォルダ
  ・ メインのフォルダ → OneDrive のフォルダ


 1番目は、HDD へのバックアップである。
 2番目と3番目は、C ドライブ内のフォルダにコピーしたあとで、そこからクラウド上にバックアップが取れるわけだ。

 Dropbox の無料版は 2GB しかないが、Google ドライブと OneDrive は大きな容量があるので、そこにバックアップのデータをたくさん保存することができる。

 ──

 以上のことをするには、パソコン内でファイルをミラーリングするソフトがあればいい。それは、下記だ。
  → FreeFileSync (無料)

 ページは英語だが、ソフトは日本語なので、操作は難しくない。使い方は、ネットに解説がいろいろと記してあるので、それを見ればいい。(インストール時には、日本語化を選ぶ必要があったような気がするが、よく覚えていない。)

 これでフォルダ内のファイルを一挙にコピーできる。ミラーリングと言ってもいいし、同期と言ってもいい。ただし、初期設定では「双方の同期」になっているので、「片方だけのコピー(ミラーリング)をきちんと設定した方がいいだろう。

 ミラーリングの時期は、手動でときどきやってもいいが、定期的に自動処理してもいい。そのためには、Windows のスケジューラの機能を使う。……この点も、ネットで詳しく説明されているので、それを見習えばいい。

 ※ 一般に、ソフトの使い方は、ネットに詳しい解説があるので、探して読めばいい。

 Dropbox の高度機能


 Dropbox には高度な機能がいくつかある。そのうちの二つを紹介しよう。

 (1) 復元

 一定期間(無料版では 30日間)に限り、いったん削除したファイルを、復元することができる。
 これはどうしてかというと、パソコン内ではファイルが消えたとしても(ゴミ箱にも残っていないとしても)、Dropbox のクラウド内には古いデータがバックアップの形で残っているからだ。
 だから、「しまった! 大事なファイルを消去してしまった!」というようなときにも、クラウド上から呼び出すことができるのだ。(操作法は、ネット上の解説を見ればわかる。)

 ただし、注意。古いファイルを呼び出すと、新しいファイルの内容が消えてしまいかねない。それを避けるには、新しいファイルの内容を、別名で保存しておく必要がある。
( ※ 同一のファイル名で、二つの内容が競合するとまずいので。) 

 (2) スクショ

 Dropbox がインストールされた状態では、Windows でスクショを撮るたびに、その画像が自動的にファイルになって保存されている。いちいち保存する手間をかけなくても、勝手にファイルが出来上がっているのだ。
 Windows でスクショを撮るには、PrintScreen キーを単独で押すか、Alt + PrintScreen の同時打鍵をする。
 これでスクショの画像がクリップボードに入るので、あとは Ctrl + V で、ペイントなどに画像を貼りつけることができる。
 だが、いちいち貼りつける手間をかけなくても、その画像のファイルはすでに保存済みなのだ。保存されている場所は、Dropbox のフォルダ内の「スクリーンショット」というサブフォルダだ。
 嘘だと思うのなら、そのフォルダを見てごらんなさい。あなたの過去のスクショ画像が保存されている。
 今ちょっと、私のパソコンのそのフォルダを見てみたら、女性のポルノ画像が保存されていた。ぎゃーっ。こんなのを誰かに勝手に見られて、バレたら、困るでしょ! (ネタです。)

 ──

 このスクショ機能は、便利なように見えるが、実は、難点がある。
 「 2K モニターでは何も問題はないが、4K モニターでは画像のドットが粗くなっている。特に文字は かすれたような感じになって表示される」

 一般に、普通のスクショ機能を使うと、4K モニターの場合には、ドットが勝手に2倍に増えて、画像サイズは勝手に4倍になっている。だからあとで 50%に縮小する必要があるが、それでもかろうじて使い物になる。
 Dropbox のスクショだと、勝手に2倍になったものを、勝手に2分の1にしているという感じだ。画像のサイズは増えていないのだが、粒子が妙に粗くなっている。ちょっと使い物にならない感じだ。

どっちがいいかというと、どっちも使いにくいというしかない。4K モニターでは、スクショを使うのは、どっちにしても面倒だ。うまい解決案はない感じだ。

 ※ 前に示したのは、勝手に2倍になった画像をそのまま使うが、JPG の圧縮度を高めることで、画像のファイルサイズを小さくする……という方法だった。とりあえずはこれが一番楽かもね。(ファイルサイズは、やや大きめになるが。)
 ※ 本項の例では、フォルダのスクショを掲載しているが、2倍×2倍のサイズのスクショを撮ったあとで、圧縮率を上げて(画質を下げて)、ファイルサイズを半分にした。(60KB → 30KB)

posted by 管理人 at 23:20| Comment(0) | コンピュータ_04 | 更新情報をチェックする
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